金子半之助の系列 赤坂の「天丼 金子屋」で鱚の天丼

名前から推測できるように赤坂の「天丼金子屋」は金子半之助の系列店。際立ってすごい特徴があるわけではないが、普通に美味しい天丼を並ばずに1,000円以内で食べられるのは素晴らしいと思った。
食べログ情報を頼りに溜池山王駅の10番出口を出る。東京のある程度大きい駅では違う出口を使うとえらく迷うことになる。
徒歩1分とあったので迷いようがないと思いきや、道かどうかわからない空間があって少し迷ったがなんとか辿り着く。
狭い路地の一角に「天丼 金子屋」はあった。金子半之助についてネットで調べていた時に偶然存在を知った店である。
時刻は平日の19:45頃。カウンター席に案内される。座るなりテキパキしているがすこしせっかちな若い日本人女性は注文はまだか?的なそぶり。
こちらは初めてなので少し説明的なものがあってもよいと思ったが、
なるほど、メニューを見るととてもシンプルだ。
天ばら丼というのが分からないので尋ねると、小さな天ぷらがたくさんのったものらしい。気になったが今回は初めてなので普通に天丼を注文。舞茸、鱚、穴子は選択らしいので鱚を選択。
更に味噌汁は別料金のようでこれも注文する。例えば舞茸の天丼と味噌汁を注文するとちょうど1,000円。なんとか千円以内で提供しようという店の意図が感じられる。
お茶は先週行った日本橋 の 「稲庭うどんとめし 金子半之助」 と同様に黒豆茶。
自分でつぐようになっている。
カウンターは8席くらいか。テーブル席は向き合いの席。ファミレスのような感じもするが、プライバシーは守られる?から悪くないか。
海老は二匹ですか。まずまず立派な天丼。
この刻んだ三つ葉がたっぷり、中に少し豆腐が入った味噌汁がなかなか美味。
天丼の中身はエビ2匹、イカなどのかき揚げ、温泉卵、ししとう、海苔と鱚。
最初の海老がさくっとした食感で良い感じ。美味い。
ただこの天丼見た目は小さいが底はまあまあ深い。タレは底に沈んでいた。これをからめるとややしつこい感じに。
温泉卵の天ぷらなど技術がないとできないんでしょうね。ご飯とからむと独特の食感。美味いね。
感動というのとは違うけどこの値段でこれだけの天丼が食べられて満足。
外では天丼弁当も売っていた。
天ぷらは「てんや」などのチェーン店を除いては少し敷居の高い食べ物なので、天丼金子屋のように庶民が気軽に食べられる店がもっと増えてくれたらなと思った。