一世風靡した「むつみ屋」がまだ営業していたので行ってみた 登戸店

2024年2月14日

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むつみ屋とは？

かつて一世風靡したむつみ屋。店主の竹麓輔さんはテレビ出演も多く、中でもテレビ東京系「愛の貧乏脱出大作戦」では「カリスマ店主」として登場していました。

その頃は東京中にむつみ屋があった感じ。自分も大崎、神田など数軒で食べたことがあります。破産したとは聞いたのですが現在はどうなっているのか、Wikipediaを調べました。

一部引用させて頂きます。

むつみ屋は、北海道樺戸郡月形町で創業し、2022年6月現在関東に3店舗を展開するラーメン店チェーンである。

創業者の竹麓輔が、大手学習塾管理職で就業中の副業で開業したラーメン屋が繁盛したものの、閉業を余儀なくされる。創業者の知人の援助の元、1996年12月24日に北海道の月形町に『らーめん むつみ屋』をオープンした。

直営店、FC合わせて100を超えるようになり、売上も2004年12月期には41億円以上に達した。しかし急速な事業拡大により借入金が膨らむ一方で、競争激化により店舗あたりの来店客数が低下、2012年12月期には売上が8億円まで縮小、2013年11月1日に東京地裁に自己破産を申請した。

破産によってほとんどの店舗が閉店してしまったようです。「2022年6月現在関東に3店舗を展開する」とありますが、2024年2月には登戸店、駒込店の2店舗だけ。

そんなことは知らずに、土地勘のない夜の登戸を歩いていたら偶然むつみ屋を発見。まだあったのか！すごく懐かしい気分になり思わず入店しました。

なお、現在中野に「竹麓輔らーめん創作工房 竹麓らーめん」があります。店の前を通りかかったことが数回。気になっていたので今度訪問したいと思っています。

らーめんむつみ屋 登戸店の行き方、外観、営業時間

〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸３４１６−１ アイリス1 2階

南武線と小田急線が交差する登戸駅。良い飲食店があるイメージはなく、ここで何かを食べた記憶がありません。

ただ、最近は実家に帰る用事が多く、登戸を必ず通ります。今回は武蔵小杉からの南武線が登戸行だったので、これも何かの縁と降りてみることにしました。

駅近くのむつみ屋があったエリアはラーメン店だらけでびっくり。

六厘舎系の「舎鈴」があったので、こちらも気になりました。最近山形の「ケンチャンラーメン」インスパイアになったらしいので。

らーめんむつみ屋 登戸店の外観

ただ、この日も超絶に寒かったので、味噌ラーメンで身体を温めたいという気持ちが勝ちます。店舗は2階のようですが、むつみ屋に入る事にしました。

らーめんむつみ屋 登戸店のメニュー、店内の雰囲気

1階の店頭に置き看板がありました。

「人気No.1復活 濃厚みそらーめん」とあります。事実ならなぜ止めた(期間があった)の？言いたくなりますが。

らーめんの種類は豊富で餃子もあるようです。

こちらは店内のメニュー。

らーめんむつみ屋 登戸店のらーめんメニュー

味噌を中心に醤油や塩もあります。北海道の味噌ラーメンはたいていは3つ揃っていますね。

らーめんむつみ屋 登戸店の餃子、おつまみメニュー

濃厚みそらーめん(880円)、半餃子(230円)、小ライス(160円)を注文しました。

卓上調味料はこんな感じ。

店内はツーオペ。奥の厨房に一人、接客担当の若いスタッフが一人。

店内は食べログによると23席 (カウンター5席、テーブル18席)。夜の20時くらいでテーブル席はガラガラでしたが、カウンター席は満席でした。

らーめんむつみ屋 登戸店で頂いた濃厚みそらーめん、半餃子、小ライス

最初にみそらーめんと半ライスが到着。

濃厚みそらーめんと小ライス＠らーめんむつみ屋 登戸店

いかにも北海道味噌ラーメンの外観、スープも麺も黄色い。

濃厚みそらーめん＠らーめんむつみ屋 登戸店

具はチャーシュー、海苔、メンマ、ねぎ、わかめ。

スープから頂きます。

濃厚で甘いスープ。しょっぱい「すみれ」系とはその点で違いますね。

動物系は豚骨がメイン。かなりどろっとしていて野菜も煮込みにたっぷり使っていそう。美味しいですが、かなり化学の力も借りていそう。

黄色い中細麺は柔らかい茹で加減で個人的にちょうどよい。この系統の味噌ラーメンの麺は固茹でも普通ですが、麺はやはり柔らかいのが良いなぁ。

豚肩ロースのチャーシューは普通。特徴がないかな？見たまんまというか。

そして半餃子が遅れて登場。

半餃子＠らーめんむつみ屋 登戸店

皮があっても中が緑なのが分かります。ニラにしては色がはっきり出ているなと思ったのですが、なんと行者にんにくを使っているらしく、そのせいなのか。

悪くない餃子ですが、行者にんにくの分だけ美味しいかどうかは分からず。

ただ、全体的に「こういうので良い」ラーメンでした。わざわざは行かないですが、近所にあったらたまに訪問してしまいそうです。