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【創業明治38年】「とんかつ」発祥の店上野「ぽん多本家」でカツレツ

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職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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上野・御徒町の「ぽん多本家」とは?

上野「ぽん多本家」は創業明治38年の老舗。

REKISHOKU.jp の「ぽん多本家」には以下のように書かれています。

「とんかつ」は、「ぽん多」創業者・島田信二郎が考案しました。
宮内庁大膳寮で西洋料理を担当していた島田が、ウインナーシュニッツェル(ウィーン風子牛のカツレツ)をヒントに、天ぷらの要領で揚げたポークカツレツを考案しましたことに始まります。

簡単に言うと「ぽん多本家」はポークカツレツ=とんかつ発祥の店なんですね。

とんかつ好きとしては「ぽん多本家」1度は訪問しなければいけない聖地的な店とずっと思っていました。

また、これを書いている今日(2019.09.25)、たまたま「Googleのお勧め」で以下の記事を見ました。

NEWSポストセブンの秋に食べたいトンカツ 行列が絶えない東京の名店7選

記事の中には最後に「ぽん多本家」が紹介されています。

宮内庁大膳寮で腕を振るっていた島田信二郎氏が1905(明治38)年に創業したこの店のカツレツが、とんかつの発祥といわれる。一般でいうロースカツだが、脂身を落として赤身の部分のみを揚げる創業時からの調理法は、他店と大きく違う。今でもカツレツの名にこだわる所以だ。

おおっ、この店に行くには事前に予習が必要でした。

店では見た目はヒレなのにロースのようなカツレツを頂いたのですが、これで謎が解けました。

しかし自分の大好きな脂身を落とすなんて。。健康には良いのでしょうか?

さて、今回「本家ぽん多」の記事を書くにあたり、上の記事を初め、いくつかのレビューを読みました。その中には歴史のある「本家ぽん多」に絶大な評価をする方も多く見られました。

ただ、自分はいつもように有名店、無名店を区別することなく、自分の舌で感じたことを素直に書いていこうと思います。

 

 

上野「ぽん多本家」の外観、メニュー、店内の雰囲気

この日はとんかつに詳しい友人のQちゃんも同行。

上野のとんかつ屋はほとんど行ったと言っていたので「ぽん多本家」について教えてもらおうと思っていたのですが、なんと初訪問とのこと。当てが外れます。

店の前で写真を撮ろうとしたら雨が激しく降ってきます。

外観は綺麗に撮れていませんでした。汗。

重厚な感じの木の扉が印象的。時刻は日曜の19時頃でもしかしたら1番混む時間かも。入れるかどうか心配でした。

店の前には人がいるようですが、整然と並んでいないので待っているかよく分かりません。

しばらく経ってから彼らは帰ったので、店の中に入ってみます。しかし店内の入り口付近で待っている人がいます。仕方がないのでまた外の扉の前に戻ってきます。

文字が右から左に書かれているのが歴史を感じます。やはり創業明治38年なんですね。

5分ほど待って中に呼ばれます。

上野「ぽん多本家」の全メニュー

上野「ぽん多本家」の全メニュー

 

中に入るとメニューを出されます。少ない気もしますがこれで全部のよう。

上野「ぽん多本家」のメニュー 食事のみ

上野「ぽん多本家」のメニュー 食事のみ

 

【 上野「ぽん多本家」のメニュー 】

アワビバタヤキ 時価
??フライ 3,780円
海老コロッケ 2,700円
蛤バタヤキ 3,240円
いかフライ 2,700円
カツレツ 2,700円
ビーフシチュー 4,320円
ポークソテー 3,780円
ヤサイサラダ 1,080円

いか 2,700円
むしアワビ 時価
ご飯・赤だし・おしんこ 540円

噂には聞いていましたが、ぽん多はとんかつ屋ではなく洋食屋なんですね。

アワビは時価!その他も安くないとは思っていましたが、やはり結構なお値段。とんかつは種類はなく、カツレツのみのようです。

隠しているメニューは冬だけのものなんでしょうか?シールは適当に貼られていて3,780円のものか何か分かりません。(きすでなく穴子?) まあこちらはカツレツ一択なので問題はありませんが。

調理場で作業しているのが見えます。店内でも5分ほど待って2階に呼ばれます。

途中でカップが飾ってあります。取っ手がついているのでマグかな?もしかしたら明治時代の貴重な品なのかもしれません。

店内は歴史を感じる渋い感じの作り。

当方たちも十分なおっさんですが、店内には人生の先輩の姿が目立ちます。長年通っているような雰囲気を漂わせています。

日頃こういう店に行き慣れていないせいが勝手が分かりませんが、そう思うまもなく注文したビールが運ばれてきました。

 

 

上野の「ぽん多本家」で頂いたカツレツ

キリンのラガービールというのが歴史を感じます。ただ中瓶。こういう店では未だに大瓶だったりすることもありますが。

そしてお通しがきます。これは共通のお通しなのか、ビールを頼んだからきたのかは分かりませんでした。

しかし、このぬた。烏賊が入っているのですが、イカがコリコリですごく美味しい。カツレツへの期待が高まります。

ビールをもう一本追加した頃にカツレツが到着します。

カツレツ@本家ぽん多

 

なにかパン粉がふわふわした感じ。カツは12個くらいに小さく切られています。

まずはキャベツから頂きます。

キャベツはかなりの細切り。これは良い感じですが、ソースがかなりぴりっとします。

こういうソースあったな、とは思いましたが最近はあまり口にすることがないものです。カツには合っていることが後から分かりますが、キャベツとの相性はイマイチに感じます。

そして、この丸いものはポテト揚げ。食べるまで気づきませんでした。これは甘みもあって美味しいです。

そして、撮影用にカツの表面が見えるようにずらします。ピンクというより白に近い感じ。

まずは何も付けずに一口頂きます。

えっ、何これ?脂身が全然ありません。柔らかく軽い食感ですが、何か変。

Qちゃんは「ロースとひれを混ぜたような感じだな」と言っていますが、こちらはピンときません。

しかし、冒頭に書いたようにぽん多のカツレツは “ロースカツだが、脂身を落として赤身の部分のみを揚げる創業時からの調理法” なので彼の舌が正しかったわけです。

自分はヒレをほとんど食べないのし、ロースの脂身こそがとんかつで1番美味しいと思っているので、好みとは逆だったわけです。

上品で胃もたれしないのでご年配の方には良さそうですが。旨味がないよなぁ。

ところでご飯や味噌汁が来ません。

昔ながらの店では飲んでいるとご飯を出さない店があります。ということでこちらから声をかけたのですが、なんと答えは「すいません。忘れていました。」

これに限らず、サービスは感じが悪いとかはないですが、何か全体的にスローで気が利かない感じでした。

味噌汁は赤出汁のはなめ汁。生姜とか入っているのか?美味しけど少しクセのある味でした。

お新香は浅漬。胡瓜、白菜、それに瓜と言った感じでしたが、そこまで洗練された味とは思えず。

うーん、原因は自分が脂身好きなことにあると思いますが、正直なところすごく高い割に満足度は低かったです。

 

 

上野の「ぽん多本家」の行き方と営業時間

〒110-0005 東京都台東区上野3丁目23−3

一般的には「上野のぽん多」と言いますが、正確にはJRだと御徒町が最寄り。3分くらいです。銀座線の上野広小路駅や大江戸線の上野御徒町駅からも近いです。

【 上野「ぽん多本家」の営業時間 】

火~土
11:00~14:00(L.O.13:45) 16:30~20:00(L.O.19:45)
日・祝
11:00~14:00(L.O.13:45) 16:00~20:00(L.O.19:45)

定休日 月曜(祝日の場合は火曜休)

上野の「ぽん多本家」の感想と食べログ採点

【 上野「ぽん多本家」の感想 】

・「とんかつ」発祥の店で食べられたのは良い記念になった。歴史を感じる渋い店内も良い。しかし脂をそぎ落とすカツレツは自分の舌とは合わなかった。

・サービスはご飯や味噌汁を忘れられたり、全般的にゆるい感じだった。

・カツレツの2,700円をはじめお高い料理ばかり。ビールの中瓶も756円。自分のような貧乏人は近寄らない方が無難かも。(もともとハレの日にしか行けないような高級店だったそうなので当然か)

 

ぽん多本家とんかつ / 上野広小路駅上野御徒町駅御徒町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

 

 

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