【伝説の店】日本人に本場ナポリピザを教えてくれた「聖林館」中目黒
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
聖林館 (せいりんかん) とは?
日本にナポリピザを広めた伝説の店「中目黒サヴォイ」
1995年、中目黒駅にオープンしたピッツェリア「サヴォイ」は当時すごい話題になりました。あらゆるメディアで目にしたものです。
オーナーシェフの柿沼進さんはイタリアを旅行中にナポリピザに出会って衝撃を受け、独学でピッツァの製法を習得し、本場ナポリの味とスタイルにこだわった店をオープン。
そのピザは、「ピザ」と言えばアメリカンだった日本人に、初めて本当のナポリのピザ、いや「ピッツァ」の美味しさを教えてくれたと言われています。
自分も「聖林館」に行こうとしたことはありますが、予約を取るのが大変。しかもメニューは2つしかないらしく、何か敷居が高い感じだったので行かずじまい。
その後、柿沼さんは「中目黒サヴォイ」を手放しましたが2007年に「聖林館」という名前でにリニューアル。そして現在に至るという感じです。
食べログのトップページには今でも聖林館 (旧サヴォイ) という表記を見つけることができます。
「聖林館」がプロデュースした大井町の「ピッツァマン オオイマチ」
2010年にオープンした「ピッツァマンオオイマチ」。
今では考えられませんが、オープン当時は見たこともないような行列がありました。狭い路地一体を埋め尽くすほど。
初めて見た時は一体何が起こったのか?という感じでした。
聞くところによると「ピッツァマン」は「聖林館」がプロデュース。それだけであそこまで集客力があったのですね。
自分は行列が落ち着いてから「ピッツァマン」へ行きましたが、普通よりややマシな程度のピザでがっかりした記憶があります。
当時、両店を知っている人からは「聖林館」と「ピッツァマン」はまるで別物と教えてもらいました。
その後は徐々に変わっていった印象で、現在ではまずまず優良店という評価でたまに通わせてもらっていますが。
ということで、「聖林館」はずっと気になる店でしたがプロデュースに関しては「名前を貸しただけ?」という疑問があります。
ただ、「聖林館」は今でもかなり美味しいという噂があるので、今回自分の舌で直接確かめに行くことにしました。
最近は東京で本格的なナポリピザを出す店は少なくなく、自分も10店舗以上は行ったことがあります。それらと比べて「聖林館」がどんな感じかも気になるところです。
聖林館の外観、メニュー、店内の雰囲気
「聖林館」は中目黒駅前のGTの裏という感じ場所。近くて迷うはずはないと思いきや狭い路地の中を行ったり来たり。
もしかしてこれ?
“THE BEATLES”の明かりは目に付きましたが。OPENの当たりをよく見ると
“SEIRINKAN OPEN” と書かれています。ここだよね?
よく目を凝らすとピッツァマンの黄色いキャラクターが目に入ります。ここに間違いありません。
“WAR IS OVER” ともあります。これは確かジョンレノンの曲。
中に入ると「一名様ですか?」と声がかかります。その隣にジョンレノン!風の方。
長髪にジョンレノン眼鏡。確かこの方がどこかで目にした柿沼シェフだったような気がします。確信はありませんが。
意表を疲れつつも「お二階へどうぞ」と言うので上に上がります。1階にはピザ窯は見えましたが席はないようです。
そして2階へはなんと螺旋階段で行くようです。
小さい螺旋階段。
アンティーク感はあるおしゃれなものですが、機能性は無視した感じで登りにくい。どうやら聖林館は建物もシェフのこだわりがつまったもののようです。
2階の奥のカウンターに案内されます。赤いスツールもアンティーク?のおしゃれなもの。
目の前では若い店員がバジルの準備をしながら接客している様子。メニューを出されます。
ピッツァマルゲリータとマリナーラが税込み1,500円。この値段でサヴォイもそうでなかったかな?当時はえらく高く感じましたが、今では少し高いくらい?
ただ当時と違ってメニューがこれだけという訳ではなく、前菜やパスタもたくさんあります。アルコールを飲んでいる客も目に入ります。
マルゲリータを注文。単品でこの値段はB級グルメ的にはかなり無理した値段。それでも店員は当たり前のように「お飲み物は何にしますか?」と聞いてきます。
その誘いには負けず水を注文しました。
それにしてもビートルズだらけです。スピーカーといい昔ながらのものが目立ちます。
流れている曲で認識できたのは”Day Tripper” と “Twist & Shout”。
客は西洋人が目立ちます。外人向けのガイドブックにも紹介されているのでしょうね。
10分ちょっと待ってマルゲリータがやってきました。
聖林館で頂いたマルゲリータ
形は綺麗な円形ではありません。昔は円形のものしか見かけなかった気がしますが、最近の名店は駆らずしもそうではありません。こちらは昔からそうだったのかな?
切れ目は入っておらず完全に自分で切って食べるスタイルのようです。もちろんフォークとナイフは用意されていました。
さて頂きます。
うん、美味しい!
まず生地が美味しいと感じます。塩分が濃すぎない程度にしっかりと聞いていて厚さが薄すぎず厚すぎずちょうど良い。
モッツァレラチーズのとろけ具合、トマトの酸味、バジルの風味など教科書通りですが、オリーブオイルは多めの感じ。この方が食感ががなめらかで食べやすいので好みです。
ケチのつけようのない美味しいピッツァでした。
ただ、最近の東京のピザの名店と比べてそこまですごいとは思いませんでした。それはこちらのレベルが低い訳では決してなく、一部の店は全体的なレベルがとても高いからでしょう。
良い素材を使って手製の窯で焼けば、例えばマルゲリータなどこれだけシンプルな具材ゆえそこまで差がつくはずがありません。
サヴォイができた1995年にこれを食べたら猛烈に感動したと思います。
聖林館の行き方と営業時間
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目6−4
中目黒駅から徒歩数分ですが、分かりづらい!建物の写真を参考にして下さい。
【 中目黒 聖林館の営業時間 】
平日 11:30~13:30(L.O.) / 18:00〜20:30(L.O.)
土・日・祝 11:30〜14:30(L.O.) / 17:00~20:30(L.O.)
売り切れ次第終了
定休日 無休
聖林館の感想と食べログ採点
【 中目黒 聖林館の感想 】
・ケチのつけようのない美味しいマルゲリータだった。ただ今や東京には同様のクオリティのピザ屋は多い。20年前だったら猛烈に感動したと思う。
・おしゃれな雰囲気で常連には居心地が良さそうだが、店のつくりからして何か客を選ぶような感じで個人的にはそこまで居心地は良くなかった。
・鮫洲の「バッカムニカ」や武蔵小山の「ラ・トリプレッタ」など1,000円程度でピザ+サラダあるいはピザ+ドリンクの店と比べると割高に感じる。(ピザのレベルは大差ない) ただ客層的に割高と感じ人は少なそうとは思ったが。
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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