立会川「吉田家」1856年創業 坂本龍馬も通った老舗 中庭のあるお座敷席で十割蕎麦に舌鼓
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
吉田家とは?
吉田家は江戸時代の安政3年(1856年)創業の蕎麦屋。なんと160年以上の歴史のある老舗です。
吉田家のホームページに「ごあいさつ」がありましたので引用させ頂きます。
ごあいさつ
当店は、安政三年の創業より一六〇有余年、坂本龍馬や山岡鉄舟など、明治維新に活躍された人々からもご贔屓に預かっておりました。
これらの著名人たちも、当店の代名詞でもある手打ち蕎麦に舌鼓を打ったと言われています。
これからも伝統の味と趣きを大切に守り、日々精進してまいります。
なんと、坂本龍馬や山岡鉄舟も吉田家の顧客だったのですね。
品川区の立会川は土佐高知藩山内家下屋敷があった場所で、現在京浜急行立会川駅前には坂本龍馬の銅像があります。
1853年のペリー来航を機に土佐藩が建てた浜川砲台は当時、江戸で剣術の修行中だった坂本龍馬も警護にあたったのだとか。
坂本龍馬像と新浜川公園にある浜川砲台は吉田家にも近いので写真を撮っておきました。この記事の最後に載せておきます。
さて、現在の立会川吉田家は食べログ3.67、Google Map4.2。(2022.02.05現在)
大井町の「大井三ッ又 吉田家」と横浜市都筑区の「そば・炭火焼ダイニング 吉田家」が姉妹店。
また食べログの備考によると、蕎麦は手打ち十割蕎麦。
安政三年(1856年)の創業以来、伝統の味を大切に守りつつ、現代のお客様のニーズにもお応えできるよう日々精進しております。
蕎麦は 無農薬、有機栽培した群馬県のそばの実を自家製粉して 手打ち十割蕎麦を打っております。そば会席は 旬の食材を吟味して、熟練の職人が月替わりの献立を立てて調理しております。出汁や旬の食材にこだわった本格的な会席料理と手打ち十割蕎麦をお楽しみいただけます。四季折々の表情を見せる日本庭園を眺めながら、大切な方との心温まるひと時をお過ごしください。
格式高い店なのでもちろん蕎麦は安くはありません。
普通にA級グルメな店ですが、平日のランチはお手頃ということを聞き、とある平日の昼に食べログで事前に予約してから店舗に向かいますがこれが思わぬ幸運を呼びます。
そば会席 立会川 吉田家の外観、メニュー、店内の雰囲気
旧東海道。
1昨年から昨年にかけて度重なる非常事態宣言で通っているスポーツクラブが休業になった時期がありました。
運動不足を補うためにその時期は旧東海道や勝島運河沿いを毎日のように散歩する習慣がついたのですが、吉田家もそんな中偶然に発見。最初は有名な蕎麦屋などという事は何も知りませんでした。
ただ、この由緒正しき店構えは只者ではない。その場でスマホで調べた記憶があります。
なんと東海道の石碑もあります。昔からあるものにしては綺麗な気もしますが、実際に使われていたものなのかな?
ちなみにこの付近にたくさん吉田家の駐車場があります。食べログによるとなんと13台。品川区ではかなり珍しいのではないでしょうか。
店頭にもお品書きがありました。
さて、入店。12時半の少し前。予約していたのでそれを告げると「お座敷にしますか?、それともテーブル席にしますか」と言われます。
えっ、1人でもお座敷使えるの?一瞬躊躇しましたが、訪問する前に吉田家の立派な中庭の写真を見ていて興味がありました。ぜひ見たいと思ってお座敷でお願いすることに。
現在一部工事中でしたが、目の前に池が見える部屋に案内されます。
めっちゃ雰囲気が良い。
ちなみに中庭の池はこんな感じでした。
品川区にこんな所があるのですね。今回、家からは徒歩で来ているのですが何か旅気分。
食べログで予約したのは単にTポイントが欲しかった(汗)からなのですが、そのおかげでこんな部屋を用意してもらえたと思うのでラッキーでした。
自分の背中の方も和の雰囲気が良い感じ。
さて、メニュー。
これに決めていました。平日限定ランチ。
天丼セットが税込2,300円。これを注文しました。これでも高いと感じられるかもですが、吉田家の中ではかなり破格。
白魚のそばは2,200円。会席料理は8,000円から、18,000円。
そばも天せいろが4,900円。もりでも1,000円。天丼セットが破格なのが分かります。
「家族でいつも吉田家を利用しています」なんて人はかなりのお金持ちかと。
それでもランチ利用のB級専門グルメ客でもA級の接客を受けられるのはお得感があります。
昔、田中康夫の本で「高級旅館の1番安い部屋とB級ホテルの1番高い部屋が同じ値段だったら高級旅館の1番安い部屋の方が遥かにお得」という話が書かれていました。
高級旅館の方が安い部屋でもサービスは一流だからというのがその理由でしたが、食事を待っている間にふとその話を思い出しました。
そば会席 立会川 吉田家で頂いた天丼セット
天丼セットはそば、天丼に小鉢2つとお漬物付き。
そばも天丼も上品なサイズですが、色々食べらるのは嬉しいですね。
かぶ、小松菜、にんじん、お揚げのお浸し。しっかり冷えていて出汁が染み込んでいて美味しい。ほんのり柚子も効いています。
豆腐の上には菜の花としらすがのっています。しらすではなくメニューにもあった白魚かな?豆腐は甘いと思いきや少し酸味を感じられる不思議な味わい。
そしてもりそば。
少し顔を近づけるとしっかり蕎麦の香り。そして蕎麦だけ少しすすると少しザラッとした十割蕎麦独特の食感を感じます。
つゆはほんのり甘め。十割そばは特にしっかりと噛みたくなりますが、旨味をしっかり感じます。
そして天丼。
なすがシャッキとしていています。良い感じですがもっと驚いたのは海老。小さめですがかなり太いです。プリッと感がすごい。これは美味しいな。
また沢庵など漬物がすごく美味しい。さすがA級蕎麦屋です。
蕎麦湯も真っ白で、つゆと混ぜて美味しく頂きました。
食事も良く、接客も素晴らしい。そして何より雰囲気が最高。とても充実したランチになりました。
立会川駅前にある坂本龍馬像と新浜川公園にある浜川砲台の写真
帰りがけに立会川駅の方へ。今まで何度も見ていますが、坂本龍馬像を見に行きます。
竜馬もマスク。最近こういうのは時に見かけますが、実際にしていたはずはないので止めてほしいなぁ。
そして数分歩いて新浜川公園へ。
土佐藩が設置した浜川砲台の大砲を復元したものです。この奥が勝島運河。
堂々たる大砲ですね。
当時このような砲台が作れる土佐藩の技術は凄かったそうで、警備のために設置された砲台の中には「はりぼて」なものをあったとか。
そして勝島運河。
釣り漁船などがここから出港します。 また運河沿いは「しながわ花海道」。この季節は寂しいですが、春は菜の花、秋はコスモスという防潮堤のフラワーロード。
勝島運河を散歩するととても気持ちが良い。吉田家を訪問する際には坂本龍馬像、浜川砲台、勝島運河辺りを散策されることをお勧めします。
そば会席 立会川 吉田家の行き方、営業時間、食べログ採点
〒140-0011 東京都品川区東大井2丁目15−13
京急線 立会川駅から徒歩約5分
【 そば会席 立会川 吉田家の営業時間 】
平日 11:00~14:30(L.O14:00) / 17:00〜20:30 (L.O20:00)
土・日・祝 11:00~20:30 (L.O20:00)
*土日祝は通し営業
定休日 火曜日(祝日営業) 月に一度連休あり
こちらも参考にどうぞ。
そば会席 立会川 吉田家 (そば(蕎麦) / 立会川駅、鮫洲駅、大井競馬場前駅)
昼総合点★★★★☆ 4.2
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