140分待ち!伝説の名店 荻窪「丸長」が休業する前に慌てて訪問 パンチのあるスープに驚き 廃業情報も
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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追記:23.11.01
なんと廃業のようです。本当に残念ですね。
追記:23.10 以下のツイートはその後削除されたようです。
お知らせ。 pic.twitter.com/HfWaN7luHc
— 荻窪 丸長中華そば店 廃業しました。(非公式) (@ogikubo_1670051) November 1, 2023
追記:23.07.10
再度、臨時休業中になりました。
追記:23.06.15
6月15日以降は未定とされていた営業ですが、営業継続になったようです。
今回の内容
丸長のれんの会とは?
2019年に創立60周年を迎えた丸長のれんの会。@pressに詳しい記事があったので一部引用させて頂きます。
【丸長のれん会とは】
1947年(昭和22年)、荻窪に5名の共同経営で中華そば「丸長」を創業。その後、それぞれが「丸信」「栄楽」「大勝軒」「栄龍軒」として独立。各店が「のれん分け」として出店を増やしていきます。
1959年(昭和34年)、「会員の相互扶助の精神に基づき、協同事業を行い、親睦及び経済的地位の向上を図ること」を目的として、丸長のれん会が創設されます。
現在、我々が普通に利用している多くのラーメン屋のルーツが荻窪の丸長だったりします。
【丸長系ラーメンの特徴】
創業当時(昭和20年代)のラーメン(中華そば)といえば、鶏ガラをベースとした中華系スープが主流でした。
丸長の創業者たちは元々長野県出身で、戦前は東京・日本橋で蕎麦職人として働いていたこともあり、豚骨のスープに日本蕎麦の技法であるカツオ節やサバ節で旨みを加えることを考案し、この味が支持されて戦後のラーメンブームが起こったといわれています。
現在では当たり前となっている「動物系」と「魚介系」でラーメンスープの出汁をとる技法は「丸長」がその礎を作り、現在のラーメンの原点となっているといえます。
豚骨魚介のWスープと言えばつけ麺の定番ですが、その基礎を作ったのが丸長なんですね。
【つけ麺の発祥・中野大勝軒】
創業メンバーの一人、坂口 正安は、「丸長」「栄楽」で修行の後、のちに“ラーメンの神様”と呼ばれる山岸 一雄とともに東京・中野に「大勝軒」を立ち上げます。
じつは「つけ麺」は「丸長」の創業者 青木 勝治が「ざるそば気分で」考案し、まかないとして食されていました。
1955年(昭和30年)に中野大勝軒の店長となった山岸 一雄が「特製もりそば」として初めて商品化。またそれぞれの店が工夫を凝らした独自のレシピを開発し「つけそば」として提供されるようになると瞬く間に人気商品となり、各店の看板メニューとなっていきました。
その後の1961年(昭和36年)、独立した山岸 一雄が池袋に大勝軒をオープンすると行列の絶えない人気店となり、つけ麺ブームを牽引することとなりました。
ラーメンの神様と呼ばれる故山岸一雄さんは中野大勝軒で「特製もりそば」を初めて商品化したのですね。その後独立して東池袋にオープンした大勝軒が数々の伝説を作ることになります。
荻窪 丸長中華そば店とは?
その丸長のれん会を生み出す源になった荻窪 丸長中華そば店は1947年12月にオープン。2022年には創業75周年を迎えた老舗です。
食べログ3.73、ラーメンDB90.220ポイント、Google Map4.1。(2023.06.05現在) 現在の指標でも高く評価されているのが分かります。
初代店主は青木 勝治さんで、現在は三代目店主となる青木明史さんが店主。
先日のSUSURU TV.ではSUSURUさんがなんと「丸長のれん会」に参加されていた動画がUPされていました。
青木店主もこの動画に出演されています。
SUSURUさん「SUSURU TV. ってご存知でしたか?」
青木店主「ちょっと分からないです」(会場笑)
などというくだりもありました。
この動画でSUSURUさんはとても気になることを言っていました。荻窪 丸長はしばらく休業に入るとか。
青木店主は77歳とご高齢。動画の中ではお元気に見えましたが、発言から体調に不安を抱えている様子も窺えました。
今回、休業する前に伝説を一杯を頂くために翌日予定を変更して丸長へ訪問することにしました。
荻窪 丸長中華そば店 の行き方、外観、行列の様子、営業時間、今後の営業予定
〒167-0051 東京都杉並区荻窪4丁目31−12 丸長中華そば
JR中央線荻窪駅南口徒歩2分
オレンジの店舗用テントは電車の中からでもよく見えます。
店の手前から取り囲むように並んでいます。実はこれは帰り際に撮った写真で自分が到着した11時40分はもっと並んでいました。
2列になっているのがお分かりでしょうか? 軽く30名以上はいました。
なお、丸長中華そばはいつも行列がありますが、今回はいつもの倍以上の感じ。SUSURU TV.の影響は大きそうで、並んでいる人の会話の中には「ススルさん」というワードも聞こえてきます。
常連半分、自分のようなミーハー?が半分という感じ。
ちなみに回転はすごく遅いです。途中離脱した人も何人か。結局入店できたのはちょうど14時になった頃。2時間20分待ちでした。
【 丸長中華そば店の営業時間 】
11:00~15:00
定休日 水曜日。 日曜日、土曜日は不定休
こちらは店内に貼られていてた今後のスケジュール。
6月12日月曜日までの営業は確定していて6月15日以降は未定のようです。
荻窪 丸長中華そば店のメニュー、店内の雰囲気
待っている間に十二分に予習しましたが、つけそばは780円。普通のラーメンもあります。
また、こちらは店内の待ち時間が長くビールを飲みながら待つのが乙なんだとか。ビールを年365日飲むビール好きながら昼間は飲まないことにしているのですが、今日は例外ですね。
また、餃子や焼売があってこちらの方が麺類より先に来るのだとか。
ということでつけそば780円、餃子550円、ビール小瓶500円を注文しました。
自分が案内された時間、カウンター席は埋まっておりテーブル席を相席で利用しました。
卓上調味料はおろしにんにく、お酢、醤油、ラー油?、白胡椒、一味唐辛子です。
荻窪 丸長中華そば店で頂いたもの
少し待ってビールが到着。
メンマのおつまみ付き。
ビールはキンキンに冷えていてちょうどコップ二杯分。
メンマはこちらでは竹の子だそうですが、超柔らかい。コリッとした感じはありません。少し酸味が強い独特の味。
そしてビールを一杯飲み終えたくらいのタイミングで餃子が到着。
いかにも手作りな感じで堂々たる餃子に思えたのですが。
不思議な食感。表面はカリッとしているものの中がトロトロで固形な感じでありません。ニンニクがっつり。まずいとかではないですが、餃子な感じはしません。
そして、餃子を食べてビールを飲み終わったくらいのタイミングでつけそばが登場。注文してから20分弱でしょうか?なるほど、ビールと餃子を食べていたらちょうど良いのですね。
あまり中華そばぽくない皿に盛られた麺。
オンリー麺すすりするととても柔らかく軽い食感。東池袋大勝軒で食べたもりそばを思い出させます。
ただスープは全然違うものでした。
たっぷりの黒胡椒が見えますが、これがとんでもないパンチ力。口の中がヒリヒリするほど。
甘味や酸味を感じる昔ながらのスープのはずですが、胡椒のバランスの取り方が素晴らしい。正直味は期待していなかったのですが美味しいです。
具は竹の子とチャーシューを刻んだのが少しだけ。
追いスープがもらえると聞いていたのですが、やり方が分からず混んでいるし諦めようかなと思っていたら前の男性がつけ汁に皿を載せて厨房の方へ入っていきます。へー、そうやるんだ。
真似をして厨房に少し入ると店主の奥様が出汁を注いでくれました。
これが美味しい。さきほどまでは豚骨も魚介もそれほど感じませんでしたが、これははっきりと豚骨魚介。甘味に酸味に少し緩和された胡椒が合わさって美味しいです。
2時間20分も並んだのでおじさんには辛かったですが、訪問して良かったと思いました。
丸長中華そば店 (つけ麺 / 荻窪駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
追記:吉祥寺「でき心」は荻窪 丸長インスパイア
詳しくはこちらをどうぞ。
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