秋葉原に移転！「麺処ほん田」の新店舗の詳細レポート

2020年6月20日

2023年2月22日

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2020年4月15日に移転新規オープン。秋葉原「麺処ほん田」とは？

 東十条にあった「麺処ほん田」は東京を代表するラーメン店。

2008年にオープンした際、店主の本田裕樹さんは若干21歳！若き天才もいるラーメン業界ですがここまで若くして店を始めたのは聞いたことがありません。

そしてすごいのは同年に「TOKYO一週間」ラーメンオブザイヤーの最優秀新人賞に選ばれたこと。

以来10年以上に渡ってその名声が鳴り止むことはなく、あらゆるメディアで「麺処ほん田」の名前や噂を耳にします。

自分は昨年の夏に当時の本店、東十条の「麺処ほん田」に行ってきました。

東十条「麺処ほん田」若き天才店主が創る東京を代表するラーメン店

2019-08-12

もちろん美味しかったですが、具材の素晴らしさに比べてスープはやや凝り過ぎな感じも。

噂によるとずっと看板メニューだった「香味鶏だし」は完全に止めてしまったそうで、新しいものを作り出そうと試行錯誤している最中なのかもしれません。

ちなみに昨年は「麺処ほん田」出身者の店に2軒ほど行きましたがどちらも最高でした。

雑色(蒲田)の「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀」と要町「麺処 篠はら」です。

雑色「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀」しじみスープが濃厚でに激ウマ！最高のラーメン店

2019-05-05

要町「麺処 篠はら」ミシュラン掲載！複雑な濃厚スープが激ウマ！

2019-06-20

さて、今年の3月その「麺処ほん田」が秋葉原に移転するという噂を耳にします。

新規出店というより移転のようで、「麺処ほん田」の名前のつく店はいくつかあったようですが、閉店した店も多く最近は店を絞っているようです。

店を増やせば当然売上は増えますが、各店で味をキープをするのはより大変になりますし、職人の仕事よりもマネージャー的な仕事が増えます。

詳しい事情は分かりませんが店舗を絞っているのは少数精鋭でより質の高い店を作ろうという気持ちの現れだと想像します。

秋葉原「麺処ほん田」の外観、メニュー、店内の雰囲気

 「麺処ほん田」秋葉原店は2020年4月15日にオープン。

よりによってというタイミングですが、かなり前から準備していたのは間違いない。そうそう簡単に予定を変えられる訳もありません。

自粛期間も東京都の要請に応じつつ営業を続けていました。個人的にはこれが正解だと思います。

ただ場所はヨドバシカメラのすぐ近くのガード下という超駅近の好立地。自分も何度か店の前を通りかかりましたがいつもすごい行列がありました。

営業していない飲食店も多い中かなり目立っていたと思います。

さて、東京都の自粛要請も解けた今、混雑はどんな感じでしょうか？金曜日の13時半。行列がすごかったら諦めて他の店に行くつもりでしたが。

おおっ、良かった。行列はそれほどでもない。

先客は3名ほど。店の中でも少し待ち席があるようですが、これくらいなら並ぶ一手です。

それにしても以前は和を感じる外観でしたが、秋葉原に溶け込んだ感じのオシャレな外観に変身。

そして高額な賃料もあってか東十条の頃から大幅に値上げしています。

麺処ほん田秋葉原本店のメニュー

醤油そばは850円から1,100円！に。

「Japanese Soba Noodles 蔦」も巣鴨から代々木上原に移転して大幅に値上げしましたが、これも1つのトレンドかもしれません。

移転しなくてもこの1年くらいで大幅な値上げをした有名ラーメン店は多い。残念ではありますが、元々食材を厳選してお金をかけるラーメン店の原価率はかなり高い方です。

1ラーメンファンとしてある程度は理解を示さなければならないかもしれません。

英語のメニューもありました。

English Menu of Honda, Akihabara

外国人観光客が帰ってきたら間違いなく「ほん田」も名所になるはずです。

さて、しばらくして女性店員から先に食券を買うように言われます。何か個性的な感じの方ですが秋葉原しいとは言えそうです。

券売機を見てやはり特製で1,500円以上のプレートが並ぶと迫力があります。

秋葉原 麺処 ほん田の券売機

冷静に特製は諦め普通のメニューにします。暑いので醤油つけ1,200円の食券を購入。スイカに対応していたのでそれで払います。

券売機の上にはオープン祝いらしきものが飾られていました。

さてしばらくして、「相席ならすぐに座れますが」と聞かれたので相席でお願いします。

ただ相席といっても4人がけのテーブルを2人で使うので圧迫感はありません。

またこの季節には不要ですが、壁にはハンガーもありました。

調味料はオリジナルスパイスのみ。

先につけ麺用のすだちと藻塩がやってきます。

残念ながら厨房は自分の背中の方にあり見えませんが、製麺所は見えました。

立派な自家製麺機が見えます。秋葉原でこのスペースを確保するのは大変だったろうな。ラーメンが高くなるわけです。

さて、しばらく待って醤油つけがやってまいりました。

秋葉原「麺処ほん田」で頂いた醤油つけ

いやぁ、皿が立派です。

醤油つけ＠麺処ほん田 秋葉原

皿と中身とのサイズ感は高級フレンチを思わせます。

見た目も美しい。

そしてつけ麺のスープ。

チャーシューとネギくらいしか見えませんが下にたくさん隠れていました。

最初に麺だけ少し食べてみます。しなやかな食感でしっかりコシがあります。何か微妙に伸びがあるような気も。

そしてスープにつけて頂きます。

うん、節系の強い美味しいスープです。店頭には鹿児島枕崎の鰹節の箱がありました。

また動物系の旨味もあります。とろっとした食感も良い。前回東十条で食べたような複雑で難解な感じはなく、シンプルに美味しく思えます。

そしてチャーシュー。

肩ロースのスモークした？チャーシューが美味しい。

スモークしたチャーシュー自体はたまに見かけますが、味が洗練されています。

そして下にまたまたチャーシュー。こちらは鶏です。

鶏ももチャーシューが分厚くて美味しい。更に小さめの豚チャーシューがありますが、これはバラ肉？なんとデフォルトでも3種類のチャーシューが入っています。これは驚き。

さらにコリッとしたメンマも。

 デフォルトで1,200円というのにビビりましたこれだけトッピングがあるなら納得です。

そして良い頃合いに割りスープを持ってきてくれます。

うん。これも美味しいな。

すごく感動するほどではありませんでしたが、完成度の高い美味しいつけ麺でした。

温かいラーメンも東十条時代とは大幅にリニューアルしたそうなので機会があったら食べてみたいです。

秋葉原「麺処ほん田」の行き方と営業時間

〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町１−９

秋葉原「麺処ほん田」の感想と食べログ採点

麺処 ほん田 秋葉原本店 （ラーメン / 秋葉原駅、岩本町駅、末広町駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.7