創業80年！「黒い」京都ラーメンの老舗「新福菜館」秋葉原 コスパ最高

2019年9月26日

2023年5月11日

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「新福菜館(しんぷくさいかん)」とは？

「新福菜館」と聞くと中華料理店のように感じますが実はラーメン店。80年以上営業している京都一の老舗中華そば店です。

ウィキペディアの京都ラーメンによると「新福菜館」は以下のように紹介されています。

新福菜館
本店1軒のみで、本店は京都駅東方の下京区塩小路高倉（通称、たかばし）。創業は1938年、店舗形態での営業開始は1945年と古く、京都一の老舗、京都ラーメンの源流・ルーツなどと言われる。鶏ガラと豚骨をダシとし、濃いめの醤油で調味したラーメンで、色はかなり黒い。見た目はこってりであるが実際に食すとあっさり味であるという京都ラーメンの一風潮を作ったと評する文献もある。第一旭本店とは隣同士という立地である。過去にチェーン展開をしていたこともあるが、現在はしていない。ただし、暖簾分けは行っており、「新福菜館」を名乗る店は全国に十数店舗存在する。

東京で暖簾分けした店は麻布十番店が1号店。2号店が今回紹介する秋葉原店です。

ラーメンと炒飯。

昔から定番とも言える組み合わせですが、ほぼそれに特化していてどちらも美味しくしかもリーゾナブルな店を探していたところ「新福菜館」がアンテナに引っかかりました。

実際に食べてみてどちらもレベルが高く満足でした。

ただ、ラーメンも炒飯も「黒い」のでびっくり。京都ラーメンに慣れていない自分はその独特な個性も味わうことができ更に満足でした。

秋葉原「新福菜館」の外観、メニュー、店内の雰囲気

秋葉原駅からヨドバシカメラを越えて昭和通りを渡った先の路地に「新福菜館」はありました。

やはり知らないと完全に中華料理屋の名前ですね。赤い看板には「中華そば専門店 新福菜館」と書かれています。

この辺は隠れた名店が多く、カツカレーが最高に美味しい「福与志」もこの付近にあります。

カツカレーがマジ最高に美味しい！！路地裏の名店 秋葉原「福与志」

2019-06-14

秋葉原「新福菜館」のメニュー

メニューはこんな感じ。時刻は14時でランチタイムはもっとお得なことを30秒後に知ります。

外国人の多い秋葉原。英語や中国語のメニューもあります。

店内に入るとカラー液晶の自販機があります。

なんとランチメニューがあるじゃないですか。押してみます。

うおっ、表のメニューには「中華そば（並）＋焼きめし（小）1,050円」とありましたが、こちらは「中華そば（並）＋炒飯（小）950円」です。100円安いじゃん。

迷わずにこれを購入。

焼きめしと炒飯は同じで良いのかな？ただおそらく炒飯はランチタイム専用の呼び方？で内容は同じだと思います。

中は2人がけから6人がけくらいのテーブルになっていました。運良く人が帰るタイミングだったので相席にならずに済みましたが、混んでいる時はどうやら相席になるようです。

店員の女性はおそらく中国人だと思いますが、帰る客には「おおきに～」と言っています。いかにも京都風ですね。

調味料は特に京都だから違うということはなく基本的なものが置かれていました。

店内はオタク風の男性もいますし、近所のおじさんぽい人もいますが、驚いたことに女性の一人客もポツポツといます。京都出身だったりするのかな？

さて、10分ほど待って中華そばと炒飯が同時に運ばれてきました。

秋葉原「新福菜館」で頂いた 中華そば(並)+炒飯(小)

おおっ、噂通りの黒いスープ。そして大量のネギがのっています。

黒い炒飯 (小)＠新福菜館 秋葉原

そしてこちらの炒飯も噂通り黒い。どちらも同じ濃口醤油を使っているとのこと。

中華そば(並)＠新福菜館 秋葉原

さて、頂きます。

おおっ、こんな感じか。

色だけみるとしょっぱそうに見えますが、決してそんなことはありません。むしろ鶏ガラの甘みが効いていて円やか。後味はむしろ爽やかです。

鶏だけではないスープに感じましたが豚骨もブレンドされているよう。美味しいスープです。

麺は中太ストレート。柔らかくよくスープを吸い込む感じの麺です。力強いスープに合わせたんでしょうね。

そして驚愕の事実。

見た感じはチャーシューは少なめに見えましたが。

なんと麺の下にドサドサ隠れています。薄切りの煮込んだチャーシュー。形は不揃いですがスープに合わさってさらに良い感じに。

それにしてもネギを全面に出してチャーシューは下に隠れているって、これは京都の文化？なんでしょうか？

炒飯(小)＠新福菜館 秋葉原

そして見るからにパラパラな炒飯。米が小さめです。インディカ米ではありませんが、パラパラしやすいように特別な米を選んでいるのでしょうか？

こちらも思ったほどの塩分の強さはなく、スプーンで少しづつ中華そばのスープをたらしながら食べるのも良い感じです。

具材的にすごいという感じではないですが、バランスよくまとまっていて美味しい炒飯でした。

ランチでこれだけ食べればお腹いっぱい。この内容で秋葉原で950円はなかなかコスパが良いのではないでしょうか？

帰り際はやはり「おおきに～」と声をかけてもらいました。何気ないことですが悪い感じではありませんね。

秋葉原「新福菜館」の行き方と営業時間

東京都千代田区神田和泉町1−３ コータロービル 1F

秋葉原駅から5分くらいです。

秋葉原「新福菜館」の感想と食べログ採点

新福菜館 秋葉原店 （ラーメン / 秋葉原駅、岩本町駅、末広町駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.7