吉野家と松屋のうなぎを食べ比べ 徹底的に比較してみた

2020年7月20日

2023年7月4日

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松屋のうな丼の実力は分かったが吉野家は？

最近松屋の商品を取り上げる事の多い弊ブログ。これも「ごろごろチキンカレー」とという目玉商品があって、更にどんどん魅力的な新商品を投入している事が大きな要因です。

しかしそのきっかけを作ったのは2019年7月に発売された松屋のうな丼。

2019年 松屋のうな丼W

「松屋」のうな丼の実力は？1周間鰻を食べ続けたブロガーが徹底検証！

2019-07-27

うなぎの名店、東高円寺「小満津」監修のこの松屋のうな丼が美味しかった！これで「松屋、結構やるじゃん」となりこの後松屋の新商品を定期的にチェックするようになったのです。

しかし牛丼屋と言えば吉野家。自分は長らく吉野家の株主だったこともあり元々は吉野家のファン。今でも牛丼だけなら吉野家の方が好みです。

ただ、あまり魅力的な新商品が発売されているような感じがせず、今まで弊ブログで扱ったことはありませんでした。

今年も土用の丑の日を控え本格的な鰻のシーズンに突入。吉野家も松屋もうなぎを猛プッシュしています。

ということで、今回は吉野家と松屋の鰻を食べ比較してみることにしました。

なお、ファーストフードのうな丼と言えば丸ごと一本うなぎ！という「なか卯」の「うな丼 豪快盛」を食べてきました。

丸ごと一本うなぎ！鰻好きブロガーが「なか卯」の「うな丼 豪快盛」を食べた正直な感想

2020-07-11

こちらの記事もよろしくお願いします。

吉野家の鰻重と松屋のうな丼の概要を比較してみた

値段に関しては全体的に吉野家の方が高いですね。

普通の値段でも吉野家の方が高いのに松屋はデフォルトでみそ汁・お新香付き。

ただし、吉野家は土用の丑の日限定ですが、事前予約+テイクアウトで10%オフになります。

吉野家の鰻重は土用の丑の日限定 事前予約で10%オフ

ところで吉野家も松屋もだいたいの値段は同じであるもののそこまでお互いを意識していないのかも。

うなぎ自体はどこのスーパーでも売っていますし、最近はコンビニが土用の丑の日に大攻勢をかけています。比較する対象が多すぎて特定の相手に構っていられないのかもしれません。

吉野家の鰻重を実食

吉野家の大井町駅西口店は東京大井町線のガード下にあります。

〒140-0014 東京都品川区大井１丁目１−１６

全国にどの程度あるのかは知りませんが吉野家らしくない？オシャレな吉野家です。

店頭の看板には鰻重の表記が見えます。

吉野家 大井町西口店 店頭に飾られた鰻重の看板

写真は当たり前ですがよく撮れています。それにしても税抜表示かぁ。吉野家は全てそうみたいですね。テイクアウトと値段が違うから？

理由は知りませんが、客単価1,000円以下でこれをやる店は例外なくセコく感じます。

鰻重しじみ汁セットは956円(税抜)もあります。みそ汁はデフォルで付かないしこれにするかな。

中に入り「鰻重しじみ汁セット下さい」というと店員が新人だったようで通じません。

「みそ汁追加ですか？」と聞かれたので「いや、表の看板にあったしじみ汁で」と言うとベテラン店員が飛んできてサポート。しじみ汁セットはそこまでメジャーではなさそうです。

先程も少し触れましたが、こちらの吉野家は長居したくなるくらいオシャレです。

さて、座って1分経ったか経たないかくらいで鰻重ができたようです。(こちらはセフルサービス)

鰻重しじみ汁セット＠吉野家 大井町西口店

実はここで吉野家のうなぎがうな丼ではなくうな重である事に初めて気づきます。確かに中の方が容器は立派ですが。

ただなんか鰻が小さくない？

鰻重＠吉野家 大井町西口店

うーん。

そして、表面がさっぱりしすぎというか何か加工食品のような趣があります。

その割には香りをかぐと土臭さい。なか卯のうな丼も少し土臭かったけどそれ以上。

食べてみるとのっぺりしているというか、力強さがありません。ふっくら感もそんなにないなぁ。タレは少し甘め。

電子のチンのせいか、一部しっかり温まっていない部分がありました。

うなぎは見た目よりは厚みがありました。ただご飯も少なめであっという間に完食。

あさり汁はあさりがたっぷりで味は悪くないのですが、

あさりの身を食べられないほど小さい。冷凍モノなのかな？

さて、今回うなぎの美味しさを評価するのに当たり、昨年食べた鰻の中で1番美味しかった目黒不動前「八ツ目や にしむら」のうなぎを10とする「にしむら指数」を勝手に使わせて頂くことにしました。

鰻重定食（上）＠八ツ目やにしむら 目黒店

1960年創業 長嶋一茂が絶賛する鰻の名店「八ツ目や にしむら」目黒不動前

2019-07-23

2020年吉野家の鰻重の美味しさは「にしむら指数」3くらいですね。

松屋のうな丼を実食

さて、数日後に松屋東大井町店へ。

〒140-0011 東京都品川区東大井５丁目２１−５

こちらは自分のホームグランドで良く利用しています。

外から見ると左の方にポスターが見えます。

今年は松屋が展開する回転寿司屋の「すし松」が監修。去年のように鰻の名店ではなく気合が入っていない？とはいえ監修元があるだけでもすごいこと。

また、去年はなかった「うなぎコンボ牛めし」も登場。「うなとろ牛皿御膳」なる1,000円超えの高級メニューも登場しています。

店内でもうな丼をアピール。

注文時に無料ということでご飯を大盛りにしてもらいます。

奥の店員さん同士の「もううなぎが少ししかないよ」という嬉しそうな会話が聞こえます。どうやら売れ行きは好調のようですね。

しかしうな丼は吉野家同様に1分くらいで到着。

うな丼+みそ汁+お新香＠松屋 東大井町店

昨年はもったいぶるように3分くらい待たされたのですが。

大きさは去年よりも小さく感じます。去年はWだったこともありますが。

うな丼＠松屋 東大井町店

まあこんなものかな。

さて、恒例の香りチェック。土臭さは皆無。流石です。

そして表面は加工食品感はなく、うなぎの野生感が出ています。

食べてみるとかなりふっくら感があって美味しい！厚みもかなりあります。脂身の旨味が上品よく出ています。タレの甘さも程よい。

ただ、吉野家同様、一部冷たい部分があります。

去年はそんなことはなかったし、全体的にも去年よりは劣るように感じました。

2020年松屋のうな丼の美味しさは「にしむら指数」6です。

結果：吉野家の鰻重と松屋のうな丼の美味しさを数値で評価してみた

【 にしむら指数で判定 (目黒の名店「にしむら」を10とした指標) 】

ということで今回の勝負は松屋の圧勝でした。

まあ吉野家、松屋のどこの店舗でも全く同じものが出てくるわけではありません。

また個人の感じ方は百人百様ですから、あくまで「こいつはこう感じたのか」くらいに受け取ってくれると嬉しいです。