曙橋「麺庵ちとせ」感動！スープも麺も激ウマ！食べログ4超え店移転情報あり

2021年2月3日

2023年2月28日

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B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK！
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今回の内容

1 麺庵ちとせとは？
2 曙橋麺庵ちとせの外観、メニュー、店内の雰囲気
3 曙橋麺庵ちとせで頂いた塩煮玉子
4 曙橋麺庵ちとせの移転新店舗情報
5 曙橋麺庵ちとせの感想と食べログ採点
6 追記：麺庵ちとせ小田原市新店の記事

麺庵ちとせとは？

麺庵ちとせは2015年5月にオープン。

食べログは3.96でラーメンDBは98.139 (2021.01.25現在)。特筆すべきは食べログはしばらくの間4を超えていたことで、「ラーメンTOKYO百名店2020」に選ばれた時は4.06でした。

その数値が刻印されているカップ麺も日清食品から発売されています。

リンク

4.06という数字は「ラーメンTOKYO百名店2020」の第2位。

あまりに食べログの点数が高いので麺庵ちとせの名前は以前から知っていましたが営業は昼間のみ。

しかも家から地味に行きにくい曙橋にあるということでずっと宿題店のままでしたが、今回意を決して訪問。

実はしばらくの間「ミシュランガイド東京2021」に載ったラーメン店をコンプリートすることが目標だったですが、これはほぼ完了。

次は百名店のコンプリートを目指そうと思い上位の未訪問店から行くことにしたのですが、今回は偶然にも絶好のタイミングでした。

というのも「麺庵ちとせ」を訪問したのは1月28日ですが、なんと曙橋の店舗は1月31日で閉店ということを訪問してから知ります。

小田原市風祭にオープンする新店舗については最後に記しておきますが、ギリギリのタイミングで行くことができた幸運に感謝。

しかも頂いた塩ラーメンが激ウマ。非の打ち所がない。特にスープに関してはおそらく自分史上最高の塩ラーメンでした。

曙橋麺庵ちとせの外観、メニュー、店内の雰囲気

都営新宿線のA2出口を出てなだらかな坂を上っていきます。雨が少し降っている生憎の雨模様。飲食店はあまりなくほとんど住宅街の様相ですが、大通りを外れて路地を進むと一層その感が強くなります。

そんな住宅街の一角に行列を発見。あそこが麺庵ちとせのはず。

やはりそうでした。13時少し前で3名ほど店頭に並んでいます。

ちなみに帰り際に撮った店頭の写真はこちら。

シンプルで簡素ですが、色合いやレンガの感じなど実に品よくまとまっています。

混んでいる時は整理券システムのようです。

雨模様のせいか空いている方なんでしょうか？この日は整理券なしでした。しかし貼り紙をよく見るとびっくりする情報が。

麺庵ちとせ閉店のお知らせ

なんと閉店情報です。麺庵ちとせのTwitterは事前に確認していたのですが、自分が訪問した日現在でそんな情報は書かれていませんでした。理由は後で分かるのですが。

ちなみにTwitterの紹介欄には簡潔に

当面11:30~15:00営業・水曜定休です。色々なお店･先輩方にお世話になり出店できました。独学ではありません。

と書かれていました。店主さんはメディアでは独学の天才と紹介されたこともあったようで、それを控えめに否定されているのが印象的ですね。

店頭にはメニューが貼られていました。先頭が塩。

麺庵ちとせ店頭に貼られてメニュー

来るまでは普通に醤油にしようか、あるいは担々麺も評判なのでそちらにしようかと迷っていたのですが、この配置を見て塩を選ぶことを決意します。

8分ほど待って店内で食券を購入するように言われます。

塩煮玉子940円の食券を購入。

曙橋麺庵ちとせの券売機

更に中盛が+50円だったのでこちらも選択。結果的に良い選択でした。

【曙橋麺庵ちとせの主なメニュー】

塩 860円
醤油 860円
担担麺 890円
麺中盛 50円
麺大盛 110円
煮玉子 80円
チャーシュー 260円
エビス中瓶 600円
紙エプロン 10円

券売機の上には麺カタメは指定できないとの注意書きが。

自家製麺だし基本的に麺は柔らかいのでしょう。現在は一流のラーメン店は「麺は柔らかい方が美味しい」と考えいてる店主が多数派。自分は「美味しければ良し」でそこまでこだわりはありません。

食券を買った後も少し外で待っていましたが、数分で中へ案内されます。

案内してくれた助手の人が丁寧な対応で驚きましたが、厨房にいる店主もすごく柔らかい対応。最近は怖いラーメン屋はめっきり減り優しい店主さんも多いですが、それにしても優しい口調です。

店主さんは挨拶する以外はもくもくと調理に取り組んでいます。調理の様子はよく見えました。

水はセルフ。

グラスはたっぷり用意してあります。水はエレン整水システムを利用。

卓上の調味料は胡椒のみ。箸は使い捨てタイプと再利用可能なものが両方用意されています。

麺箱には「麺庵ちとせ」の文字。

以前見たブログでは、麺庵ちとせのこだわり書きがすごかった印象があるのですが、それらしきものはありませんでした。

なので、塩にせよ、スープにせよ現在どのようなものを使っているかは分かりませんが、恐ろしく手の混んだラーメンとご対面することになります。

曙橋麺庵ちとせで頂いた塩煮玉子

白いお皿に載った白い丼で登場。

具材はチャーシューが2種類、穂先メンマ、刻みネギ、煮玉子。

塩煮玉子＠麺庵ちとせ曙橋

ネギは九条ネギでしょうか？色合いからして只者でない感じです。

さて、まずはスープから。

おおっ、なんだこの美味しいスープは！

かなり複雑なスープですが、旨味の輪郭がしっかり。貝も使っていそう。

さらに動物系の円味がすごいです。塩は尖った感じがなくスープの中に程よく溶け込んでいます。難解な美味しさでなく分かりやすくすごく美味しい。

麺も素晴らしい。ほんのり平打の中細麺。柔らかいですが、柔らかすぎない絶妙な塩梅。製麺してからある程度時間が経っているはずですが作りたてのようなフレッシュ感もあります。

しかもこの美味しい麺が美味しいスープと最高に絡みます。ベストマッチですね。何度も改良を重ねてきたそうですが、すごいなこれは。

チャーシューはどちらも肩ロース？低温調理したローストポークといった感じですがすごく凝っています。

味はそこまでついていませんが、完成したものに更にひと手間加えた感じですごく美味しく仕上がっています。

煮卵は良い出汁が染み込んでいて、穂先メンマは当然のようにシャキシャキ。

完璧やん。全部バカ旨。

醤油は完璧と思えるものを何度か食べていますが、塩でこれだけの完成度は記憶にない。感動しました。

食後にごちそうさまと告げると、店主さんがまた優しく対応してくれます。

小田原の新店舗は絶対に行こうと思いました。

曙橋麺庵ちとせの移転新店舗情報

自分が訪問した翌日に麺庵ちとせのホームページに新店舗の情報が載っていまいした。一部抜粋させて頂きます。

2021年01月29日(金)

店舗移転のお知らせ

この度、1/31日曜を以って店舗を移転する為、現店舗を閉店することになりました。移転する理由は美味しいラーメンをつくれるようになりたい。からです。
その思いから現店舗のインフラ設備や広さでは難しい事を可能にする為の物件を長い間探していました。その間、現店舗でも可能な限り工事等を繰り返し行いましたが、、広さや空間には限界がありました。

移転先は神奈川県小田原市風祭です。都内や自分の地元、妻の地元色々探して検討しました。
その中で母の故郷である箱根町付近で探していたところ風祭の店舗にご縁を頂き移転する事に決めました。

当初は緊急事態宣言中ということもあり告知なしでの移転を考えておりました。が毎日のように御来店下さる常連さんに挨拶なしで閉店するのは失礼だと思い店頭のみ告知しようと貼り紙をしました。

告知をためらったのは緊急事態宣言中であることを配慮されたとのこと。それもあったのでしょうが、近隣住民に迷惑をかけないためというのもあったと思われます。

あの住宅街の中ですから、近隣とのトラブルもあったはず。

新しい店舗は大行列にも耐えうるような店舗になるはず。

小田原の風祭は自分も1年間小田原に住んだことがあるのである程度分かりますが、箱根に近く風光明媚なところ。そちらで安心してラーメン作りに励んで頂きたいと思っています。

また、風祭は長年の宿題店「うなぎ亭友栄」もあるので「麺庵ちとせ」と両方楽しんでついでに箱根の温泉にも行こうかと今から想像が膨らみます。

なお、オープンは2021年の3月か4月くらいのこと。また詳しいことが分かったら追記します。