4年連続ミシュラン一つ星 中目黒「天婦羅 みやしろ」シャトーブリアン、雲丹、鮑!豪華食材を用いた極上な和食
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
天婦羅 みやしろ とは?
中目黒の天婦羅 みやしろは2018年5月にオープン。
食べログは3.61、Google Map4.4。(2022.04.15現在)
そして「ミシュランガイド東京」では2020から最新の2022まで3年連続で一つ星を獲得しています。
追記: 2023も一つ星に選ばれたので4年連続になりました。
食べログには「中目黒の隠れ古民家」と書かれていますが、本当にかなりの隠れ家でした。その外観と内観のギャップは今まで行った飲食店の中で1番だったかも。
驚いたのはそのギャップだけではありません。料理がとても繊細で美味。
天婦羅もですが、和食メニューも多く口に含んでその味付けに驚くことが多々ありました。事前の仕込みがとても丁寧で職人技を堪能させて頂きました。
天婦羅みやしろは以下の食べログのリンクから予約できます。
天婦羅 みやしろの外観、メニュー、店内の雰囲気
中目黒駅から目黒銀座商店街を少し進みます。町中華の名店「幸楽」の手前を左折。
この写真のどこかに「みやしろ」があるのですが、
これかな?いわゆる古民家というよりもただの古い長屋の一角という感じですが、
郵便ポストに「みやしろ」。更に東京都の「飲食店等感染防止対策 徹底検査済」の中に「天婦羅みやしろ」の文字が見えます。間違いない。
口コミを読んでいたら以前はこのどちらもなかったようで、それだと焦りますね。
今日は12時に予約。10分くらい前に着いて連れのQちゃんを待ちます。合流してから扉を開けると少し進める通路があり、もう1つの扉を開けると別世界が待っていました。
こちらは柱などはあるものをそのまま使いつつ見事にモダンな和の雰囲気と融合させています。
店はL字のカウンター席8席のみ。基本的に店主の宮代直亮さんがすべて眼の前で調理してくれるスタイルです。
目の前には皮を剥いた車海老、奥には野菜たちの姿が見えますが、アスパラガスがすごく大きいのが気になります。赤いミシュランの盾もさりげなく置かれていますね。
天婦羅 みやしろで頂いたもの-食事
先付け
先付けは富山のホタルイカ。九条ネギには酢味噌が付いています。
最初の料理ですがかなり衝撃的でした。もしかしたら見た目は普通に見えるかもですが。
ホタルイカがすごく美味しい。今までやや大雑把な味と思っていたホタルイカが実に繊細で違う食べ物。まるで非常に上品な塩辛のよう。
身をボイルしてみりんで漬け込んだものとの説明がありましたが、今までホタルイカでは感じなかった旨味を感じます。なんだこの旨さ。
日頃使っていない自分の眠っていた味覚を呼び起こしてくれるような不思議な感覚がありました。
次は鹿児島の初鰹。
かなり大きい鰹を切っていました。こちらも実に繊細な料理。
ほんのりニンニクのが効いたねぎ醤油、カイワレ、ミョウガを混ぜて頂きますが、こんなに薬味が効果的な料理はあまり記憶にありません。微妙味を変え、食感も素晴らしい。
初鰹は、フレッシュでほんんり感じる酸味が最高。先付は2品ともインパクトありこれからの食事への期待が高まります。
天ぷら
車海老は最初に天婦羅、次に手巻き。
車海老は剥いてから少し間を置いました。この方が甘味が出るとの説明でしたが、本当に甘いです。海老好きの自分ですが、この旨味はあまり記憶になく新しい海老の良さを見つけた感じ。
手巻きは気持ち良いくらいのりがパリッとして最高。
天ぷらにつける塩は、昆布と出汁とわずかな三温糖で味付けされた自家製。これが美味しい。なのでしばらくずっと塩で食べていたのですが、途中でQちゃんが「天つゆも美味しいよ」と言います。
天つゆも程よい甘みにうま味が強くて驚きました。
次に新潟のふきのとうと姫路の小玉ねぎ。
ふきのとうはしっかり苦味があるのでつゆが合う感じです。
また、兵庫と言えば淡路島の玉ネギが有名ですが、こちらは姫路の小玉ねぎ。店主がこれに惚れ込んだのだとか。甘みと辛みのバランス、しっとりとシャキシャキのバランスが計算された一品。
単なる玉ねぎなおに完成度がすごいです。熱々でも美味しいけど少し冷めても美味い。
次のアスパラガス。
七年物の大型アスパラ。これくらいの太さが1番美味しいのだとか。シャキシャキな食感がとても上品。上部の柔らかい部分は高級なタラの芽のような上品さ。
個人的に天婦羅のベストはしいたけ。
栃木産の肉厚のしいたけは汁が滴ります。揚げた後に醤油がスプレーされておりそのまま頂くのが最高。最高の素材をシンプルに味わう。この上ない贅沢でした。
スペシャル料理
店主がまぐろの手巻きを作っていると「雲丹入れます?」と聞かれます。も、もちろんお願いしました。雲丹を断る人いないでしょ?
写真が雄弁に語っています。この雲丹はバフンウニでかなりの上物。並の物だと味わえない甘味を堪能。
鮑の肝ソースシャブシャブ。
一瞬何が来たか分かりませんでした。緑のスープは鮑の肝で作ったソース。
鮑はそのままでも食べられますが、30秒ほどソースに入れると柔らかくなる。何とも言えないコリコリ食感がたまりません。
しかしそれでは終わりません。ご飯を少し入れてくれたと思ったら更に雲丹まで追加。
少し頭がおかしく?なりそうなんですが。。まだ終わりません。
こちらは何か分かりますか?
シャトーブリアンです。
噂には聞いたことがあるけど食べるのは初めて。
まずは生胡椒を口に含み、胡椒の香りと辛みが口に広がったところで、シャトーブリアンを岩塩でいただくスタイル。
ややレア気味であるがサッパリとしているのに深みがある。なんじゃこの旨さ。いつも肉は脂身好きで赤身肉はそれほどとないと思っている自分ですが、これはしっとりしているのに脂身まで感じます。
いやぁ、美味しすぎでしょ。旨味も食感も極上。
食事の最後はこちらも名物というトマト飯。
赤、黄、緑のトマトが色鮮やかですが、なんとこの上にかき揚げが載ります。
かき揚げを砕いてかき混ぜたご飯もヤバい旨さでした。
最後に水羊羹と抹茶。
抹茶の締めは素晴らしすぎる。口の中がさっぱり。心が落ち着きます。
どの食事も日本人で良かったと心から思わせるものでした。もちろん外国人も美味しいと思うでしょうが日本人ほどは繊細に分からないと思う。
最高の食材に恐ろしく繊細な調理、熟練の職人技が合わさって本当に美味しいコースでした。
日頃自分よりも頻繁にA級店で食べているQちゃんも今まで食べた料理で1番美味しかったと言っていました。
天婦羅 みやしろで頂いたもの-ビール、ワイン、日本酒
ドリンクは最初に生ビール(マスターズドリーム)を頂いた後で、ワインと日本酒のペアリングコースを頂きました。
ペアリングは最初にシャンパンが出てきます。
「マリー・ドゥメ」(Marie Demets)なるシャンパン。初めて聞く名前ですが美味しかったですね。
シャンパンは少し辛すぎるように感じる時があるのですが、こちらはフルーティーで適度な甘味もあり飲みやすい。
この後もワインは辛口よりもどちらかというと甘口が多く飲みやすかった。
次は「アーラー」(GLADSTONE URLAR Sauvignon Blanc)なるワイン。
ニュージーランドのワイン。フルーティーで芳醇な味わい。飲みやすく美味しい。
後で調べたらURLARワイナリーは日本人醸造家「小山浩平」さんの手掛けるワイナリーなんだとか。
次は日本酒。
「月の井」は茨城の日本酒。無濾過生原酒。ひたち錦というお米を使っているとか。こちらは少し辛口な感じ。
赤は「プティ・セラー ジンファンデル オールド・ヴァインズ」(Petite Cellar Zinfandel Old Vines)というカリフォルニアワイン。
こちらもフルーティーで果実の感じが強く、タンニンの苦味は控えめで飲みやすい。
全体的にすっきりと飲みやすいお酒が多い印象でした。
天婦羅 みやしろの行き方、営業時間、食べログ採点、予約方法
中目黒駅 徒歩5分くらい。
【 天婦羅 みやしろの営業時間 】
火〜日 昼11:30〜14:00 / 夜18:00〜23:00
定休日 月曜日
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
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独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
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