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「東池袋大勝軒」山岸一雄さんが立ち上げた伝説のラーメン店を初訪問

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特製もりそば@東池袋大勝軒本店
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2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)

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独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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大勝軒の4系列を簡単にまとめると

大勝軒(たいしょうけん)と言えば、つけ麺の元祖こと故山岸一雄さんが創業された店を思い出せる方が多いと思います。

自分も大勝軒と言えば=つけ麺=山岸一雄さんだったのですが、実は大勝軒には4つの系列があります。

ニコニコ大百科に大勝軒としてまとめてあったので一部引用させて頂きます。

「大勝軒」は、ラーメン屋の店名の一つ。東京を中心に多数存在する。大きく4つの系統に分類でき、東池袋系と代々木上原系を除き互いに関係はない

・東池袋系(丸長系)

豊島区南池袋2-42-8にある1961年(昭和36年)創業の「大勝軒」をはじめとする系統。創業者は山岸一雄。本店は豊島区東池袋4-28-3にあったが2007年(平成19年)3月に閉店し、2008年(平成20年)1月に現在の場所に移転して再開した。地名から「東池袋大勝軒」、あるいは初代店主の名前を取って「山岸大勝軒」とも自称する。

・代々木上原・中野系(丸長系)

渋谷区上原1-17-11にある1951年(昭和26年)創業の「大勝軒」をはじめとする系統。創業者は坂口正安。地名から「代々木上原大勝軒」とも自称する。最初の本店「中野大勝軒」は中野区中野3-33-13にあるが、代々木上原に新本店を作った経緯があるため、「代々木上原系」や「中野系」とも呼ばれる。

・永福町系

杉並区和泉3-5-3にある1955年(昭和30年)3月創業の「大勝軒」をはじめとする系統。創業者は草村賢治。地名から「永福町大勝軒」とも自称する。

・人形町系

中央区日本橋人形町2-22-4にかつて存在した、1912年(明治45年・大正元年)創業の「中華料理 大勝軒」をはじめとする系統。「人形町大勝軒」と呼ばれることもある。

全然関係ないのに名前だけかぶっている店も多いというのが複雑。

自分は大勝軒は数カ所で食べたことがあるのですが、全て東池袋系です。一説によると東池袋系で大勝軒を名乗る店は全国に軽く100軒以上あるとか。

今回はその東池袋系の総本山東池袋大勝軒を初めて訪問した話です。

東池袋 大勝軒 本店とは?

最近たまたまYou Tubeで「伝説のラーメン店「後継者は誰だ⁉」東池袋大勝軒」という番組を見ました。

これはかなり前にテレビで放送されたもののようです。いつの番組かは分かりませんが、「東池袋 大勝軒」の旧店舗は再開発計画による立ち退き料要請のため2007年3月20日に一旦閉店。

これに伴い山岸一雄さんも引退されているのでこの直後に放送されたものと思わます。

閉店の直前は連日すごい行列で客からは閉店を惜しむ声があふれていました。さて、番組内で「味とのれんは全て後継者に託す」ことを決めた山岸さんですが候補者は3人。

何れも大勝軒に縁が深く山岸さんの右腕とも言える経験豊富な方たちばかりですが、その時に正式に二代目に選ばれたのが飯野敏彦さん。

2008年1月5日に旧店舗の約100メートル先の場所にオープンした「東池袋大勝軒本店」の店長になります。

調べてみると飯野さんは現在も店長を努めているようなので、これはぜひ食べてみたいと今回東池袋に遠征していきました。

新しい店舗ということですが、店内は山岸さんの写真、旧店舗の写真、そしておそらく旧店舗から受け継いだと思われるカウンターなどがあり、ノスタルジックな感じに浸れるような感じがありました。

山岸さんがご存命中に大勝軒に行っておかなかったのが本当に悔やまれます。

東池袋 大勝軒 本店の外観、メニュー、店内の雰囲気

池袋駅東口を出て正面の大通りをひたすらまっすぐ歩きます。Google Mapではほぼ直線。10分くらい歩いて有楽町線の東池袋駅を発見。さらにもう少し歩いて「大勝軒」を発見。

首都高の高架下といったロケーションでこの店構えはテレビで見た記憶があります。確か2階が製麺所だったかな?

「特製もりそば 元祖つけ麺 発祥の店」とあります。

メニューは豊富。

東池袋 大勝軒 本店のメニュー

東池袋 大勝軒 本店のメニュー

 

しかし券売機を見て少し迷います。

東池袋 大勝軒 本店の券売機

東池袋 大勝軒 本店の券売機

つけ麺が上段にあって、元祖つけ麺は3列目。「つけ麺 冷たい麺」とあり「元祖つけ麺 昔ながらの中華そば」とあります。

【 東池袋 大勝軒 本店の主なメニュー 】

・つけ麺

もりチャーシュー 1,250円
もりメンマ 1,150円
もり野菜 1,100円
もりチャーシュー野菜 1,500円
もりワンタン 1,000円

・ラーメン

チャーシューメン 1,250円
メンマラーメン 1,150円
野菜ラーメン 1,100円
ワンタンスープ 800円
ワンタンメン 1,000円

・元祖つけ麺

特製もりそば 850円
特製もりそば(小) 800円

中華そば 850円
中華そば(小) 800円
餃子5個 700円

おそらく1番有名なメニューは「元祖」だろうと特製もりそば850円の券をポチりました。

そして旧店舗の絵を発見。

いい味だしてます。ほのぼのしますね。更に写真もありました。

何かちょっとした博物館のようです。

壁には腕を組んだ山岸一雄さんのポスター。

「ラーメンより大切なもの 東池袋大勝軒 50年の秘密」という映画のポスターのようです。ドキュメンタリー映画のようですが、映画にまでなっていたとは知りませんでした。

更に山岸一雄さんの写真と表彰状が。

そしてこちらは二代目の飯野敏彦さん。

この時間も厨房で腕をふるっておられました。

店員さんは全員「麺絆 心の味 池袋大勝軒 山岸一雄」と書かれた黒いTシャツを着ていました。

さて、卓上の調味料はGABANの白胡椒に黒胡椒。

さらに、ニンニク、豆板醤、辣油、酢、一味唐辛子。

おろしニンニクと豆板醤の組み合わせは家系を思わせますが、こちらが先なんでしょうね。

東池袋 大勝軒 本店で頂いた特製もりそば

さて「東池袋 大勝軒」の特製もりそばと初対面。

特製もりそば@東池袋大勝軒本店

特製もりそば@東池袋大勝軒本店

麺は少しテカっていてボリュームあり。スープは少しドロっとしています。

最初に麺だけ食べるとかなり柔らか。コシはあまりありません。

具はネギと海苔1枚、ゆで卵1/2、ナルトくらいと思いきやチャーシューは下に隠れていました。

スープは結構甘いです。砂糖ではなく甘酢を使っているからだとか。

大勝軒のラーメンが美味しいのは「豚ガラ」「鶏ガラ」そして「人柄」の3つの要素が加わっているから、と言われるそうですが、確かに動物系の旨味を感じます。

普通に美味しいつけ麺ですが、現代の洗練されたものではなく昔ながらの味わいでそこまで奥深さはありません。あえて、以前のものをそのまま残しているのかもしれません。

スープに隠れていたチャーシューはこの通り。

もも肉だそうですが、かなり柔らかくしっかり味がついています。この辺は秘伝という感じでしょうか?

店の雰囲気もありますが、初めて来たのに何か懐かしいような気がしてゆったりとした気分で食べる事ができました。店員さんの対応もとても丁寧でした。

大勝軒については、山岸さんのお弟子さんたちの店は多数あるので、気になる店については今後も訪問していきたいと思います。

東池袋 大勝軒 本店の行き方と営業時間

〒171-0022 東京都豊島区南池袋2丁目42−8

【 東池袋 大勝軒 本店の営業時間 2023.05食べログより転載 】

11:00~21:50 (L.O.)
※スープ切れ早仕舞い

定休日 水曜

こちらもご参考に。

東池袋 大勝軒 本店の感想と食べログ採点

【 東池袋 大勝軒 本店の感想 】

・店自体が博物館のような感じもあり、初めて東池袋大勝軒に来たのに懐かしさを感じることができた。この雰囲気は素晴らしいが、山岸さんがご存命中に来れなかったのが悔やまれる。

・元祖つけ麺は、麺がかなり柔らかめ。スープ甘めで今風の洗練されたものではないが、つけ麺の歴史を遡ることができたような気がして、これが食べられたのは良かった。

・特製つけ麺は850円。他メニュー比べても安く、ボリューム満点。美味しいものを安く、たくさん提供するという山岸イズムを感じた。

 

東池袋 大勝軒 本店つけ麺 / 東池袋駅東池袋四丁目駅都電雑司ケ谷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7

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