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家系最高?大井町の「濱虎家」は資本系家系ラーメンの人気店

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2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)

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B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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「資本系」家系ラーメンとは?

そこまで家系フリークではなかった自分ですが、今年2月に横浜の「家系総本山 吉村家」を訪問した事をきっかけに家系にハマりかけています。

8月に訪問した吉村家直系、白楽「末廣家」、9月に訪問した元吉村家直系、王道家系列の「とらきち家」は格段に美味しかった。

家系の店はどこで食べてもだいたい同じ」という考えが全然間違いである事がよく分かりました。

また東白楽「六角家」の破産報道を受け、現存する唯一の「六角家」戸塚店に行きましたが、ここで「吉村家」と「六角家」のラーメンが全然別物である事が分かります。

また、この数ヶ月の間にYou Tubeでかつて放送された「吉村家」の動画をたくさん見て、大将吉村実さんのインタビュー記事などを多く読み、にわかながら吉村家についても格段に詳しくなってきました。

今名前を上げた本流の店はスープに並々ならぬこだわりを持ち、チャーシューも凝っていて野菜1つにしても国産のものを使うなど手作りと丁寧な作業が基本になっています。

しかし、それとは全く違うアプローチながら家系の一大勢力になっているラーメングループが存在します。

それが一般的に「資本系 家系ラーメン」と呼ばれているもの。

「資本系 家系ラーメン」最大手のルーツは「壱六家」にあるようで、よく見かける「町田商店」「魂心家」「壱角家」などもこの系列。「壱系」とも呼ばれています。

「壱六家」は「吉村家」に憧れた人が始めたラーメン店で吉村家とはまったく関係のない独立系。それで「家系」を名乗るものどうなのかと思うのですが、吉村さんは特に気にしていない?ようですね。

さて「資本系 家系ラーメン」の1番の特徴はセントラルキッチン方式であること。スープはもちろん、具もすべてセントラルキッチンで作るのが基本になります。(麺は製麺所に発注?)

この方が圧倒的にコストは抑えられますし、店舗間の味のばらつきも抑えられます。また1店舗で多くのメニューを用意することも可能。

そして「資本系」の名の通り豊富な資金力で駅の一等地にどんどん店舗を増やしています。一説によると日本全国に2,000店あるとも言われている家系ラーメンの7割くらいが資本系とか。

ちなみに店名に関しては無頓着に見える吉村さんですが、「資本系 家系ラーメン」のスープは「缶詰スープ」と呼んでいて忌み嫌っているようです。

どこかで「うち(吉村家)のスープは1日で腐るけど、缶詰のスープは全然腐らない。一体何が入っているんだ?」と嘆いていたのを覚えています。

ちなみに吉村家は40年以上も行列店を続けているのでスープが翌日に持ち越されることはないとか。

さて、自分はごくたまに「資本系 家系ラーメン」に行きますが、最初は「結構よくできてるな」と思うけど食べ進めると「何か違う」という感想を持ちます。

今回行った大井町の「濱虎家」でも同じような感想を持ちました。

大井町「濱虎家」の外観、メニュー、店内の雰囲気

大井町にある家系ラーメン店は3軒。「武蔵家」と「武術家」は中野「武蔵家」がルーツのいわゆる「本流」家系ラーメンですが、今回の「濱虎家」は資本系。

ただ、「濱虎家」は資本系といっても大井町に一軒しかないようで、ルーツなど詳しい事は分かりませんでした。

「濱虎家」は食べログ3.52、ラーメンDBは84.505。(2020.11.01現在) 資本系で食べログ3.5超えの店は少ないのでかなり高く評価されているのが分かります。

店舗は駅前の東小路を抜けた当たり。有名な洋食店「ブルドッグ」の手前といった方が分かりやすい人もいるかも。

さて、資本系家系ラーメンは識別は容易です。とにかく外観が派手。目立つ看板などの惜しまずお金をかけるのが特徴と言って良いかも。ぶっとい毛筆体で書かれた文字もお約束です。

またなぜか「家系最高」と書かれていることが多い。こちらもそうでした。

「家系が最高」なのか、「家系の中で最高」なのか違いがイマイチ分かりませんが。

さて、「濱虎家」はご時世を反映してテイクアウトができるようです。

これ自体は驚きではありませんが、びっくりしたのはデリバリー対応であること。

なんと「出前館」のステッカーがあります。他に「Uber Eats」にも対応しているよう。

ただ元々工場出荷のものが店舗に届くわけで、資本系はデリバリーとは相性が悪くなさそうです。

さて、券売機。

濱虎家の券売機 その1

濱虎家の券売機 その1

ラーメンと塩ラーメンがメインでそれぞれ並が700円。ライスが無料なのは11時~18時まで。

濱虎家の券売機 その2

濱虎家の券売機 その2

資本系家系と言えばうずらの卵という印象があるので、ラーメン並にうずら増し5個100円の食券を購入。

お好みを聞かれましたが、どんな感じか分からないので普通でお願いしました。

濱虎家に入るのは2度目ですが、前回は油そばなどラーメン以外のものを食べたはず。

ただしこのカウンター席に座るのは20回目くらい?

ここはかつて「味香美(みかみ)」という個性的なラーメン屋でそこには良く通っていました。

卓上の調味料は醤油、酢、辣油、一味唐辛子、胡椒。それにグラスに入っていたのが

ゴマのミルでした。これはポイント高い。

壁では「濱虎家」の特注麺を大々的にアピールしています。

濃厚なスープに合わせるため、加水率28パーセントの低加水麺にたどり着いたそう。職人の自信が詰まったこだわりの麺とのことです。

厨房は寸胴がありますが、本流の家系の店のように大きいものではなく豚骨臭はもちろんありません。個人的には家系の店で豚骨臭はあまり感じないのですが、気になる人もいるとか。

資本系はそういう人向けの受け皿になっているようです。この日はカップルが数組いましたが、そういう事も関係しているのでしょうか?

チャーシューはバーナーで炙ったりと手間を掛けた準備をしています。5分少々待って着丼です。

大井町「濱虎家」で頂いたラーメン(並) うずらの卵トッピング

資本系の特徴とも言える黄色いスープ。

本流の店は茶色目のスープです。

トッピングは海苔3枚、チャーシュー、ほうれん草、ネギ、そしてトッピングのうずら。

ラーメン(並) うずらの卵トッピング@濱虎家 大井町

ラーメン(並) うずらの卵トッピング@濱虎家 大井町

後で気づいたのでがうずらはデフォルトでも1つ付いているようです。

さて、まずはスープから。

すごくクリーミーです。資本系のスープをクリーミーポタージュスープと呼ぶ人がいるしょうですが、そこまでポタージュ感はないものの、すごくクリーミーなスープです。

ただ濃厚なのにあっさりというかあまり豚や鶏などの動物の感じがしません。本流の店だと豚骨ガツンですが。

最初はなかなか美味しいスープと思ったのですが、そのうち単調に感じてきます。やや化学調味料に頼り過ぎかも。

そして、自信があるという中太麺。少しもちっとしますが、低加水というだけあってもちもちではありません。麺自体悪くないですが、スープとの絡みは今ひとつ。

炙ったばかりの豚バラチャーシューは大きさ厚み控えめながら柔らかく美味しく仕上がっています。

うずらは多少味が付いていました。

途中で胡麻を大量投入。

まずまず美味しく食べられましたが、スープは最初が美味しくて、途中からやや飽きてくるというか旨味が不自然に感じました。

これも自分が家系オタクになりつつあるからで、以前ならこれは分からなかったかもしれません。

 

追記:11/7 「濱虎家」より以下のツイートを頂きました。どうもありがとうございます (^^)

味玉、チャーシュー、鶏油は手作りなんですね。資本系といってひとくくりして良いものではなさそうです。

大井町「濱虎家」の行き方と営業時間

〒140-0011 東京都品川区東大井5丁目4−13

【 濱虎家の営業時間 2023.03食べログより転載 】

11:00~翌1:00

定休日 無休 (年末年始、及び不定期のスタッフ研修による臨時休業を除く)

大井町「濱虎家」の感想と食べログ採点

【 濱虎家の感想 】

・外観、システムなどは典型的な資本系家系。ラーメンはよくまとまっているが、本流の店と比べると旨味が物足りなく化調感が強い。ただこちらの方が好みという人も結構いそう。

・雰囲気はいかにも典型的なラーメン屋で悪くない。接客丁寧。値段は家系では平均的か。

 

濱虎家ラーメン / 大井町駅鮫洲駅青物横丁駅
夜総合点★★★☆☆ 3.3

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