和を極めたイノベーティブ 新宿「鮨 こう介」五感を目覚めさせる料理の数々に感動
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
新宿 鮨 こう介
新宿の鮨こう介は2022年4月6日オープン。
食べログ3.70、Google Map5.0。(2022.10.20現在)
開店半年あまり。最初はなかなか点の上がらない食べログの高得点も目に付きますが口コミが8件とはいえGoogle Mapの満点は初めて見ました。
食べログには以下のように紹介されています。
令和4年4月6日営業開始。 【鮨 こう介】が新宿西口に満を持して登場。
新宿の喧騒の中で静かに佇む本物の鮨を愉しめます。
江戸前ではなく新たなイノベーティブを鮨こう介が生み出します。銀座の星付きレストランで修行、数々のミシュラン店で腕を磨いた安部憲介が大将を務め、「旨味」を高濃度に凝縮させた逸品料理と高度な技術を盛り込んだ絶品の食をご提供します。
具体的な店名は書かれていませんが、大将の修行先の名店がプロデュースに関わっているそうです。江戸前ではなくイノベーティブなんですね。
ただ今回実際にコースを体験した感想では洋の要素は多少あるものの、和の基本をとても大切にされていると思いました。素材や調理を極めた上での「革新」とでも言えば良いでしょうか。
日本人が気持ち良く受け入れられるタイプのイノベーティブです。
なお、食べログではとても素敵な甚平を着たイケメンの大将安倍憲介さんの写真も確認できます。
新宿 鮨 こう介の外観、店内の雰囲気
自分の友人で1番のグルメかついつも的確なコメントをくれるQちゃんと店舗に向かいます。
西新宿のヨドバシカメラなども近くにある飲食街。以前新宿で仕事をしていた時によく通りかかった飲食店街ですが。
えっ?ここ。
一瞬間違えたかと思いましたが「第3セイコービル」という店名は頭に入っていました。案内板も地下に「鮨こう介」があることを示しています。
階段を下っていくと白い大きな暖簾。右下に「鮨 こう介」と書かれていました。
表札もあるし間違いありません。
扉を開けるのに少し緊張しましたが、女将が暖かく迎えてくれます。大将やスタッフの感じも良く一瞬で緊張がほどけます。
木のカウンター席がとても素敵です。
清潔で高級感と品があります。隠れ家感が半端ありません。
なお、こちらは隣の客が帰った瞬間に撮ったもので、自分たちがいた時間はだいたい多くの客がいました。
目の前には立派な書が飾られています。その下には2本の包丁。
「磨穿鉄硯」。「ませんてっけん」と読むそうです。
鉄でできている硯(すずり)をすり減らして、穴をあけるほど勉強するという意味だとか。
学問にたゆまず励むたとえだそうですが、料理にも一脈通ずる所がありそうです。
新宿 鮨 こう介で頂いたもの-食事
最初は前菜3点。それに2種類のガリ。
上に毛ガニがのったもずくはシャキシャキ食感で酸味がほどよく最高のバランス。これは美味しいなぁ。元々高かった期待値が更に上がります。
次は鮨こう介の看板メニュー大トロ握り。食べログには以下のように書かれています。
【看板握り】天然の本マグロを厳選しトロの筋と血栓をピンセットで全て取り除き50の包丁を入れることで口の中でトロけます。
この日のマグロは北海道 戸井産 166Kg。
50の包丁を入れることなど、調理の様子の想像もつきませんが 表面積が増えることで香りがより広がるのだとか。ふわっとして口の中で溶ける不思議な食感。
看板メニューに相応しい逸品でした。
次はのどぐろ。
この日は下関のもの。すごく厚みがあります。
口に含むとまるで実体がないみたいにふわっとしています。そこから噛んだ身の旨味が追いかけてくる。少しふられた塩が効果的に効いています。
寿司でふわっとした感じはあまり感じたことはなかったのです、こちらでは最初の2品をはじめ、随所にふわっと感を感じました。技を感じます。
次はなんとミルフィーユ。
美しい。食べてみないとどんな味だか分かりませんね。
1番下はなんとシュークリームの生地。漬けマグロ、甘海老、雲丹、いくら、そして上にはキャビア!が乗ってます。口に含むとシャリまでも。
大物?たちが作りだす濃厚な旨味をサクサクのシュー生地が上手くコントロールして一品としてのバランスが最高。
銚子産金目鯛の湯葉包み。
お皿が料理と調和して実に美しい。湯葉が香ばしく衣がパリッとしていて食感良いなぁ。
濃厚ソースは自家製のオイスターソースを使用。手作りだと市販の品のない?旨味とは正反対の奥深さ。
食べ終わるとシャリがやってきて、リゾット感覚で頂きます。
いやぁ、美味しい。この料理は洋風も感じますが、根本には和の繊細な調理を感じます。
大分県産 車海老の握り
なんと海老味噌付きとの説明があります。旨さを引き立てる火入れが素晴らしいな思っていると途中で海老味噌もしっかり感じられます。
山口県産 くえのステーキ
帆立風の金の皿が可愛い。
ソースははまぐりソース。濃厚出汁がしっかり効いていてミディアムレアに火入れしたクエに濃厚な旨味を加えます。
北海道バフン雲丹。
たっぷりのった雲丹は甘い。口の中でとろけます。香ばしくパリッとして海苔も美味い。
そしてまたまた器が美しい料理がやってきました。
鮮やかな赤。
すっぽんのお椀との事でしたが、蓋を開けると
なんと松茸入り。ひゃー。
出汁はすっぽんとカツオとのこと。淡白でいて深い。実に深い。外人だとこの深さが分かるかな?
松茸は香りは言うまでもなく、シャッキとした歯ごたえが最高です。
小肌が美しい。
この熊本県産の小肌。見とれてしまう美しさ。目でも楽しめます。
とろたくキャビアの軍艦巻き。
とろに細かく刻まれたタクアン。キャビアたっぷり。説明不要の分かりやすい美味しさ。
瓢箪のような器。これも良いなぁ。何が入っているかと言えば
きんきのトリュフ餡でした。
トリュフの香りだけでも酒のつまみになりそう。キンキはとろけるような味わい。餡も美味しく言う事なし。
銀の器に入った帆立の茶碗蒸し。
餡が表面に浮いたような感じになっています。これは帆立に 鶏、のどぐろ、しじみなどがから取った出汁でできているそう。
高級食材を高濃度に取ってブレンドするのが鮨こう介の特長との説明もありました。本当に贅沢です。
終わりが近づいてきました。
長崎県産 穴子の握り。ふんわりして、甘み控えめで穴子の旨味を味わえます。こういう物を食べると日頃食べている穴子はタレを食べているのかな?という気になります。
これにて鮨は終了。
海老の味噌汁と緑茶が出てきます。
こちらも高濃度に海老出汁を抽出した感じで最後に頂くものとして最高でした。
さらに、デザートが。なんと気配り最高でこの場の雰囲気を更に気持ち良いものにしてくれた女将が作ったもの。女将はなんとパティシエでもあったのですね。
美しい。
地中海を思わせる美しい青が特徴的な器にシャーベットやシャインマスカットが見事に調和しています。
赤い色は赤紫蘇から抽出したもの。ノンアルコールのシャンパンで味付け。実に上品な甘さが程よい。単独でもコースの一品としても完璧だと思いました。
新宿 鮨 こう介で頂いたもの-ドリンク
生ビールはアサヒ熟選。
きめ細かい泡がすごく美味しい。
シャンパンは「アンリ・ジロー ブラン・ド・クレ」なるもの。
フルティーな加減が実に優雅。高級感があります。シャルドネのようで分かりやすく旨味も兼ね備えています。
日本酒は店の方のお勧めで頂きました。
奈良の「みむろ杉 特別純米」。酒の神様が鎮座する三輪の酒とのこと。
Qちゃんは奈良で数年勤務したことがありますが、このお酒は知らなかった模様。
江戸切子のぐい呑みとお猪口が実に良い感じ。
自分も一口頂きましたが、コクがあるのに爽やかな風味。Qちゃんもレベルが高いと感激しています。
ドリンクもとても素晴らしい品揃えでした。
新宿 鮨 こう介の行き方、営業時間、食べログ採点
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目15−8 B1F
新宿駅西口徒歩1分
【 新宿 鮨こう介の営業時間 】
17:00~23:00
定休日 月曜日・第1日曜日
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
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B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
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