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破産で話題 家系御三家「六角家」の歴史を解説 営業中の六角家戸塚店訪問記も

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2019年12月 月間301,779アクセス! 世界一のグルメ都市東京に住んでいるというこの上ない幸運を活かして、美味しい店、話題の店をどんどん紹介していきます。
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自分の初家系ラーメンは東白楽 六角家 (ろっかくや)

自分の初家系は東白楽の六角家。

正確な年月は思い出せませんが1990年代の中頃と思います。この頃は家系ラーメンが雑誌ですごく話題になっていました。

東白楽は高校時代によく行った馴染みのある町で、その頃の友人たちからも六角家が美味しいという噂は聞いていました。

初めての六角家はまずその行列に驚きます。軽く30分以上待ちました。

そして店員の仕切りがすごい。行列を管理しているという言葉がぴったりで、座る席まで事細かく指定します。

威圧感もすごく、席が空いたからといって勝手に座ろうとすると制止されます。その言い方もすごくキツくてまさに叱っているような感じ。

どうやら決まった人数ごとに一斉に着席させるシステムのようでした。

また、今では当たり前になった麺の固さ、味の濃さ、脂の量など客のお好みを指定できるシステムに遭遇したものもこちらが初めて。

その行列管理係の店員は1度聞いた客の注文を含むお好みを正確に覚えていたのにもびっくりしました。(当時は食券制でなかった)

 六角家の印象を一言でいうと怖い店で、これで美味しくなかったら2度と来ないところですが、味が抜群だった

濃厚な豚骨醤油スープはそれまでの馴染みがなく、こんな美味しいスープがあるのかと思ったくらい。またもちっとした酒井製麺の麺も最高。

ということで、怖いのは嫌でしたが数回通った気がします。その後家系の店舗は増えていき、家から比較的近いところにも近藤家(こちらも六角家と縁あり)がオープン。

さらに気がつくと家系ラーメン店は1駅に1店はあるような感じになっていて、わざわざ六角家に行く必要はなくなりました。

しばらく六角家の事は忘れていたのですが、店舗が増えているらしいこと、カップ麺が発売されたことくらいは知っていました。

ただ、数年前に久しぶりに思い出の店に行こうと思ったところすでに2017年に六角家の本店は閉店していることが分かりびっくり。

そして、2020年9月には六角家が破産したことがメディアを賑わし、更に驚くことになります。

 

 

六角家 破産の衝撃

六角家破産開始決定の記事は様々なメディアに流れたのでご覧になった方も多いと思います。まずは、東京商工リサーチの記事から一部を引用させて頂き事実を確認したいと思います。

(有)六角家は9月4日、横浜地裁より破産開始決定を受けた。負債は現在調査中。

 「家系御三家」と呼ばれた老舗ラーメン店。横浜家系ラーメンの元祖と言われるラーメン店「吉村家」で修業し、2号店として開業したラーメン店「本牧家」の店長として実績を積んだ神藤社長が独立し、横浜市神奈川区の東急東横線白楽駅近くで1988年にラーメン店「六角家」本店を創業した。
 六角橋商店街近くだったことが店名の由来となり、最盛期には新横浜のラーメン博物館へも出店し、羽田店、海老名店、船橋店、御徒町店など、6店舗を展開していたほか、当社から独立した店舗も多数存在し、2013年7月期に売上高約1億4400万円を計上した。
 しかし、2015年1月に、消費税などの滞納で代表者の自宅不動産が財務省から抵当権の設定を受けるなど、厳しい経営を強いられるなか、2017年春に代表者が体調を崩して「六角家」本店が休業し、同年10月末に同店を閉店していた。
 なお、「六角家」戸塚店は別法人が営業中で、その他「六角家」を屋号とする姉妹店なども営業中である。

時期は2015年にさかのぼり、消費税の滞納などで神藤代表の自宅が不動産が抵当権の設定を受けることから始まります。

これが今回の破産の原因の1つなのでしょうか?この書き方だと素人には良く分かりません。

ただ、2017年に横浜の「六角家」や神藤代表が体調を崩して結局閉店しています。

ネット上では六角家の破産は「コロナ」「売上が激減した」「接客がひどかった」などの理由を推測する声が多くありましたが、すでに3年前に閉店しているのでこれは間違いですね。

いずれ直接の破産の原因など正確なことが分かったら追記させて頂こうと思います。

 

 

六角家の歴史

まずはウィキペディアから六角家の歴史をふりかえってみたいと思います。

家系ラーメンの元祖とされる吉村家の創業者・吉村実の元で、本牧家(当初は吉村家の2号店だった)にて修行した神藤隆が1988年(昭和63年)に横浜市神奈川区六角橋商店街付近(東急東横線の東白楽駅と白楽駅のほぼ中間)に開店した。店名の「六角家」はこれに由来する。客席はカウンターのみ。

実はこのさらっと書かれている部分がすごく気になりました。

というのも六角家は「家系御三家」と呼ばれていたので(他は吉村家と本牧家)、事情に詳しくない自分は六角家は吉村家の2号店?くらいに考えていました。

しかし、最近家系ラーメン店を訪問する過程で吉村家直系を含む家系の系譜が少し分かってきました。それによると、六角家は吉村家の直系ではありません。なぜ?

ネット上で集めた情報を拾い集めるとこんな感じでした。どうやら吉村家の大将吉村実さんと六角家の神藤隆さんには確執があった(ある)ようです。

・1986年「吉村家」の吉村実さんは「吉村家」の2号店「本牧家」を開店した。

・「本牧家」の店長は「吉村家」で修行した神藤隆さん。

・数年後神藤さんはとある事情で「吉村家」を退社し、1988年「六角家」をオープン。「本牧家」の店員も神藤さんについていくものがいた多数いたため吉村さんの逆鱗に触れる。

とある事情など詳しいことは分かりませんでしたが、これがある程度事実なら「六角家」が「吉村家」とは良くない別れ方をしたため直系ではない理由は容易に想像できます。

さて、ウィキペディアに戻ります。

2012年時点では、六角橋本店、羽田店、戸塚店、海老名店、船橋店、御徒町店の6店舗が営業していた。かつては札幌・名古屋・大阪・高松にも直営店があったという

しかし、2015年1月に消費税の滞納などで、神藤の自宅が財務省から抵当権の設定を受けるなど経営が悪化。来店客数の減少と店主の体調不良により2017年10月31日に本店が閉店後、本店運営会社の有限会社六角家が2020年9月4日に横浜地方裁判所から破産手続開始の決定を受けた。その他の「六角家」を屋号とした姉妹店は別経営となっていた戸塚店(戸塚区下倉田町)を含め今回の破産手続きとは無関係に営業を行っている

2012年には6店舗もあったのですね。さらにその前は4店舗、計10店舗もあったのか。

またここには書かれていませんが、「六角家」系列の店もとんでもない数です。

直下の店だけでも「横濱家」「金八家」「ONOMICHI」など18店舗。その下もすごい数です。

興味がある方ははまれぽの家系ラーメン家系図をご覧ください。この家系図は恐ろしく精巧ですごい情熱で作られていると思います。

さて、来店客数の減少の理由は何も述べられていませんが、近くに吉村家直系の「末廣家」(2013年開業)、元吉村家直系王道家系列の「とらきち家」(2014年開業)ができたことが大きな要因と言われているようです。

最近両店舗に行ったのですが、どちらも普通の家系よりも1ランク上で最高に美味しかった。

「末廣家」

「とらきち家」

特に「とらきち家」は「六角家」の2軒隣だったそうです。

立地的に「六角家」潰しのために直系の刺客が送り込まれたなどという噂があるそうですが、まんざら嘘ではないのかもしれません。

さて、これまで六角家の歴史を中心に振り返ってきましたが、ここからは「六角家」の唯一の生き残りである戸塚店に行ってきた話です。

 

 

六角家 戸塚店の行き方、営業時間

 六角家の戸塚店は駅から遠いです。

〒244-0815 神奈川県横浜市戸塚区下倉田町682

食べログには以下のように記述がありました。

江ノ電バス「戸塚駅東口」から「飯島団地循環」、「大船駅」行き等に乗車、「南谷」で下車して徒歩1分。

戸塚駅から1,912m

2キロ近くあるなら往復徒歩は諦めます。行きはバス、帰りは徒歩にしました。

こちらは戸塚駅にあった路線バスの行き先案内図。

江ノ電バスの2番「飯島団地循環」に南谷の文字が見えます。

またそのバスは先に長沼というバス停があり、3番の3つの路線は南谷の文字は見えませんが、長沼の記述はあります。

よって、3番の「大船駅」行き、「平島」行きも南谷を通ると思います。

自分は「飯島団地循環」に乗りました。

南谷のバス停から六角家はすぐ先に見えます。

ちなみに南谷は「みなみやと」と読むそうで、バスの車内で「次はみなみやと」呼ばれた時に少し焦りました。「と」はどこから来たのよ?

ところで自分はバスで来ましたが、車だと停める場所がたくさんありそうな雰囲気の場所でした。

帰りは徒歩でしたが、戸塚駅の改札まで23分ほど。思ったほど遠くない。道はほぼ線路沿いでほぼ真っ直ぐなので分かりやすいです。

六花家戸塚店は月曜日が休業日です。

【 六角家 戸塚店の営業時間 】

火~日 11:00~22:00

定休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

こちらも参考にどうぞ。

 

 

六角家 戸塚店の外観、メニュー、店内の雰囲気

さて、2020年9月現在現存する唯一の六角家である戸塚店。

1997年創業だそうでかなり年季が入っています。

時刻は平日の16時頃。なぜこんな中途半端な時間というと、せっかく戸塚に行くので「支那そば屋 本店」も訪問したため。

連食はとてもできないので昼に「支那そば屋」に行き、スタバで休憩してから「六角家」に向かいました。

そういう腹具合なので注文は1番シンプルな「ラーメン」に。

六角家 戸塚店の券売機

六角家 戸塚店の券売機

 

【 六角家 戸塚店の主なメニュー 】

ラーメン 700円
中盛ラーメン 800円
大盛ラーメン 900円
チャーシューメン 900円
中盛チャーシューメン 1,000円
大盛チャーシューメン 1,050円
つけ麺 800円

キャベチャー 100円
味付たまご 100円
のり 100円
メンマ 100円
ほうれん草 100円
ギョウザ 300円
ねぎ 200円
チャーシュー(3枚入り) 200円

まかない丼 250円
ライス 100円(中 150円 大 200円)

値段は標準的でしょうか?六角家名物のキャベチャーは当然ありますが、つけ麺やギョウザがあるのにはびっくり。

水はセルフです。

店内はかなり広く食べログによると28席。

こんな時間なのに先客は2名。自分が食べている時も来客がありました。

お好みを表す黄色い看板もありました。

味濃いめではなく、「あじこめ」というのが六角家独特の表記とか。自分はすべて普通でお願いしました。

それにしても店内すごく豚骨くさい。家系は豚骨スープが濃厚で店内で作っている店でもそれほど豚骨の匂いはキツくない店がほとんどなので少し驚きです。

卓上の調味料はゴマのミルがあるのが家系では少し珍しいかも。

自分はゴマ好きなのでありがたい。後は黒胡椒と白胡椒。

酢、辣油、醤油、生姜、にんにく、唐辛子という感じです。

厨房は男性1名、女性1名。かなりベテラン風で気負わずにもくもくと調理しています。

今もまるで怖さはないですが、若い頃でも怖くなさそうな感じで自分の知っている六角家の店員とは似ても似つかない感じです。

さて、実は六角家戸塚店は食べログは3.58ですが、辛口意見も多数ありました。そんなわけでそこまで期待したのではなかったのですが。

 

 

六角家 戸塚店で頂いたラーメン

おおっ、スープの色がかなり茶色い。

最近食べた家系は黄土色に近い感じでもっと黄色が強く全然違います。

また鶏油が膜のようになっています。

ラーメン@六角家 戸塚

ラーメン@六角家 戸塚

 

具は、チャーシュー、海苔、ほうれん草、ネギ。

さて、スープから頂きます。

うまっ。美味しいです。

そこまで濃厚感はなく、軽い感じなのですがコクや旨味はしっかり。過度な塩分もなく飲みやすい。

これって美味しい博多豚骨ラーメンのスープに似ているような。

そして麺を食べてびっくり。すごく短い。そう、六角家はそうだったはず。六角家本店で食べたのは相当前なので記憶は定かではないのですが、食べた瞬間にすごく懐かしく感じました。

酒井製麺の麺でもちもちして普通でもやや固めのコシがあり美味しい。

最近食べた家系直系の味とはだいぶ違いますが美味しいです。

チャーシューは豚肩ロース。

柔らかく少し味がついています。脂身もしっかり。

ということで、六角家戸塚店は普通に美味しかったというか、かなり美味しかった。

わざわざ遠征した甲斐がありました。

 

 

六角家 戸塚店の感想と食べログ採点

【 六角家 戸塚店の感想 】

・一瞬ライトな感じがしたが旨味とコクがしっかりあってすごく美味しいスープ。博多豚骨ラーメンのスープにも少し似ていると思った。そして麺がすごく短い麺。若い頃六角家で食べたのがおそらくこの麺ですごく懐かしく感じた。

・予想通り怖い雰囲気は皆無。接客は普通に感じ良かった。

六角家 戸塚店ラーメン / 戸塚駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7

 

 

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