目黒「支那そば かづ屋」多くの系列店を生んだワンタン麺の名店
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
「たんたん亭」系列で一番多くの店を生み出した目黒「かづ屋」
池尻大橋の「八雲」の記事でも書きましたが、「八雲」の店主が修行されたという「たんたん亭」の味は数多くの名店に受け継がれています。
その「たんたん亭」系列の中でも一番多くの店を輩出しているのが目黒の「かづ屋」。「かづ屋」のホームページから引用させて頂きます。
かづ屋(目黒:1989年)
※支店だった六本木、五反田、武蔵小山は閉店
支那そば 英屋(多摩川:1997年→閉店)
はやしまる(高円寺:2004年)
なかじま(高崎:2008年)
松波ラーメン店(松陰神社:2009年)
しなてつ(荏原町:2010年)
穀雨(渋谷:2012年)※未確認
すずき(大和:2013年)
かづ屋(昭島:2013年)※支店ではなく、出身者が勝手に店名を使用
小むろ(行徳:2014年)
薫風(梶が谷:2014年)
かでかる(与那原:2015年)
燈灯亭(上町:2016年)
麺屋悠(大久保:2016年)
玉龍(昭島:2016年:昭島かづ屋の跡地)
くろ松(高崎:2016年)※かづ屋のあと他でも修業し、違う味で独立
こちらは「かづ屋」出身の店のみ引用させて頂きましたが、「八雲」をはじめとするたんたん亭系列の店も細かく記載されていますので興味のある方はホームページを御覧ください。
というわけで「八雲」とのつながりだけでなく、「かづ屋」を語ることなくして東京のラーメンを語るでなかれ的な店であるので、今更ながら初めて「かづ屋」に行くことにしました。
追記:後日大井町線の荏原町駅付近にある「しなてつ」に行きましたがすごく美味しかった。ワンタン麺は950円で「かづ屋」よりはだいぶ安いです。
追記:高円寺「はやしまる」の記事はこちら。
追記:TRY2022-23 新人大賞 しょうゆ部門で1位に選ばれた超話題店、支那ソバおさだの記事はこちら。
目黒「かづ屋」の外観とメニュー
JR目黒駅から権之助坂沿いに目黒通りを下っていくと、とにかくたくさんラーメン屋があります。
懐かしき「らーめん田丸」や「支那そば勝丸」そして長らく宿題店になっている「づゅる麺池田」など10軒はくだらないでしょう。
目黒通りから山の手通りを少し五反田方面に進んだ所に「かづ屋」はありました。
つい先日行った「味一」も道路を挟んで近いところにあります。
正直なところ古くて雰囲気があるというより、ただ古臭い感じ。あまり改装をしていないでしょうか?
外観だけ見ただけではここが数多くの名店を生んだ店とは気が付かないでしょう。
手作り皮の美味しさを知っていますか?モチモチ皮の餃子をどうぞ
とありますが、今どき近所の中華料理店でも皮は手作りが普通になってきていますが。一昔前ならアピールになったと思いますが。まあ良いか。
中に入り長いカウンターの奥の方に座ります。平日の夜で客は半分ほど。店の中も雑然とした雰囲気が漂います。
そしてメニューを見ます。聞いていましたが高いです。ワンタンメンは1,090円!
【 かづ屋の主なメニュー 】
支那ソバ 799円
ワンタンメン 1,090円
チャーシューメン 1,198円
チャーシューワンタンメン 1,490円
ワンタン 799円
つけソバ 896円
ワンタンつけソバ 1,047円
チャーシューつけソバ 940円
チャーシューワンタンつけソバ 1,188円
担担麺 1,047円
ワンタン担担麺 1,339円
チャーシュー担担麺 1,447円
チャーシューワンタン担担麺 1,630円
汁なし坦坦麺 950円
(ミニワンタンスープ付き 1058円)
焼き餃子 648円
茹で餃子 540円
皿ワンタン 540円
チャーシュー皿盛 702円
メンマ皿盛 475円
セロリ漬け 475円
キャベツ漬け 216円
味付けタマゴ 108円
豚の角煮 421円
麦ご飯 並194円 小140円
あぶりチャーシュー丼 378円
醤肉飯(ジャンロウハン)291円
角煮丼 421円
餃子定食(餃子・麦ごはん・キャベツ漬・スープ) 864円
餃子も美味しそうですが、648円ではさすがに頼めません。
ワンタンメンを頼んで待ちます。席の近くには年配の方がいますがこの方が創業者?麺を作っているのは若い方。そのうち独立していく方なんでしょうか?10分弱待ってワンタンメンが着丼します。
目黒「かづ屋」で頂いたワンタンメン
たっぷりのスープとくっついたような麺のカタマリ?が独特です。ワンタンもたっぷり。
早速スープをすすります。
ほう、鶏が強いスープです。後から煮干しの旨味が追いかけてくる感じ。自分は「八雲」を意識しているのでなんとなく和風なスープかと思いましたが全然違います。まあ支那そばですものね。
かなりの複雑系のスープで醤油のかえりもしっかり。塩分は強めというほどではないですが。バランス良く美味しいスープです。
麺はやや加水率が高そうなモッチリ麺。見た目と違いよくほぐれています。
わんたんは餡の詰まったてるてる坊主型。6つも入っていました。美味しいけど皮は普通?
チャーシューは支那そばっぽい作り?ですが、これもまずまず美味しいです。
でも、どれも美味しいのに何か物足りないんですよね。
1,090円も出しているのに味玉もつかないし、八雲みたいにワンタンの半分は海老ワンタンというわけでもないし。途中からすごく食感が単調になります。
これで値段も昔ながらならあまり不満もなかったのですが、値段が値段だけにもう少しバラエティにとんだ具材にして欲しい気がしました。
目黒「かづ屋」の行き方と営業時間
〒153-0064 東京都目黒区下目黒3丁目2−4
食べログによると目黒駅西口から徒歩12分。目黒線の不動前駅徒歩から11分とのことで、こちらが最寄り駅になるようです。
【 目黒 かづ屋の営業時間 2023.02食べログより転載 】
11:00~21:00
※売り切れ早仕舞いあり
定休日 無休
目黒「かづ屋」の感想と食べログ採点
【 かづ屋の感想 】
・鶏の旨味+魚介の旨味のよく出たスープがうまい。中太のストレート麺ももちもちして美味しい。
・ワンタンが6つはボリュームあるが、違う材料を使うなど変化があった方が嬉しい。
・昔ながらのラーメンで文句なく美味しかったけど、値段は今風というか高め。店の簡素な作りを考えても少し高く感じた。
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
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