銀座「稲葉」元アマネム総料理長による稲葉ワールドが堪能できる百名店
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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銀座 稲葉とは?
銀座 稲葉は2021年7月銀座八丁目にオープン。ミシュランで5つ星を獲得する伊勢志摩の最高級ホテル「アマネム」で総料理長を務めた稲葉正信さんの店です。
食べログ3.74、Google Map4.8。(2023.03.25現在)
先日発表された「食べログ日本料理 TOKYO 百名店 2023」にも選出されました。
食べログのトップページには以下のように紹介されています。
銀座稲葉の何事にもとらわれない『融通無碍』の世界観を堪能。 季節の移ろいを料理と共に体感!
銀座 稲葉の考える料理道とは、「温故知新」の精神の基、伝統とは革新の連続であると見極め、試行錯誤を繰り返し、独自に発展させ、世界に発信して行く料理です。
食材から器、そして香り・料理中の響きまで至る所に拘った、まるで劇場に来たような空間を堪能して下さい!
自分ではたまにしか行くことのできない高級店ですが、高級店を日常的に利用していて銀座にも詳しい学生時代の友人Oくんと銀座 稲葉を訪問してきました。
銀座 稲葉の外観、店内の雰囲気
外国人観光客が戻ってきて賑やかな銀座の週末。
銀座七丁目交差点を東銀座方面にしばらく進み右折。銀座八丁目の静かな通りに銀座稲葉はありました。
おおっ、渋い。色合いといい、淡い照明といい実に良い感じ。
予約を告げると和服姿の女将が案内してくれます。
通された席は目の前で大将の調理の様子を見ることができる特等席。
白木の一枚板のカウンターは高級感があります。
一部オープンキッチンになっていて、ご飯を炊く土鍋もあります。座りながら包丁捌きや、炭火焼で魚を炙る様子など様々な調理の様子を見ることができました。
稲葉大将はすごい経歴の持ち主と聞いていましたが、とても気さくな方。気軽に客に話しかけるし、こちらかも声がかけやすい。
助手の方も全員が同様で大将が作り出す場の雰囲気を共有しているように見えました。
銀座 稲葉で頂いたもの
食事
最初はホタルイカとサクラマスのこぶじめ。桜の木と一緒に提供されました。見た目も春をイメージした一品。
ホタルイカも春が旬で繊細な旨味が楽しめます。
徐々に分かって来るのですが、「稲葉」の料理は表面には見えなくても下に色々隠れているものがあります。ホタルイカの下にはサクラマスの他に貝やジュレが隠れていて驚きました。
また一部の料理は調理前のものも見せてくれます。
こちらは蛤も鯛も外観だけで高級そうですが、どんな料理になるのでしょうか?蛤は三重産、鯛は淡路島産。
こちらはからすみ。えらく立派で色もきれいですが、店の外で干したものを味噌漬けにしたものだとか。
蛤と鯛はスープとして登場。蛤の出汁がすごく効いていて絶品。鯛はとても柔らかく、脂ものっていて美味しい。
からすみは、白魚の唐揚げにふりかけられています。
このからすみは味が濃い。少しだけでも濃厚な味わい。酒のつまみにも最高です。
赤貝の手巻き
赤貝はまな板の上で叩きつけてから手巻きの中に加わります。
赤貝のコリッとした食感も良いですが、きゅうりや胡麻とかいろんな食感が同時に味わえるのが面白い。
次も典型的な稲葉流の作品。中に何が隠れているの?
提供直前に熱々のサラダ油をかけるという演出があったため香りが漂います。
中にはマグロを胡麻和えしたものが。
油のためマグロは炙ったようになっています。このマグロが美味しい。筍や細かい野菜や薬味もマグロに美味しさを加えています。
驚きは続きます。
ふかひれなんですけど、これ。へー。
桜えびがのっています。スープは鶏白湯。中華のふかひれの面影はありません。桜えびの旨味もすごい。
そもそれも気仙沼のふかひれは世界最高品質と言われているもの。なので和のふかひれ料理があるのは当然というような事をシェフはおっしゃっていました。
こちらのトリュフの下に隠れている肉は?
松坂牛!
くりという部位だそうです。うで肉の一部らしい。
これがすごく美味しい。美味しいのは想定内ですが、赤身肉なのにとてもジューシー。トリュフも合わさり最高に贅沢です。
途中で一口サイズのご飯が提供されましたが、土鍋で炊いたもので南魚沼産のコシヒカリ。これだけで食べたいくらいでした。
〆はうどん。
五島うどんだそう。出汁は塩分控えめでじんわり味わえます。今日の料理ではちょくちょく登場した筍。柔らかくシャキッとした食感で美味でした。筍も旬ですね。
デザートはふきのとうのアイスとフルーツ。いちごがすごく甘くてびっくり。
これで終わりと思いきやガトーショコラ。
ただのガトーショコラではありません。なんと山椒入り。チョコレートの強い甘みを緩和して大人のデザートに仕上がっています。最後まで美味しかった。Oくんも大満足だったようです。
ドリンク
食事とのペアリングができるとのことでお願いしました。金色のソムリエバッジをつけたソムリエが良いワイン、日本酒を用意してくれました。
とても感じが良くお話好きのようで、ワイン好きのOくんとも会話が弾んでいました。アメリカのワインが特に詳しいようですが、円安もあってアメリカワインは高騰しているそうです。
二人共「あのワインがこんなに高くなった」ことを嘆いていました。こんなところにも円安の影響。
また、ワイン初心者の自分にも丁寧に説明してくれて楽しみながら美味しく飲めました。
「ファンキーシャトー」というワイナリーをご存知でしょうか?
自分は初めて聞くワイナリーですが、なんんと長野県のワイナリー。
知る人ぞ知るワインだそうで、白ワインは高級感があります。フルーティーで複層的な味わい。
次は珍しいオレンジワイン。
「マサイアソン」というナパバレーのワイナリーのもの。無農薬のワイン造りに定評があるそう。旨味が濃密です。
日本酒はMINAKIの「極幻(ごくげん)」。純米大吟醸をワイングラスで頂きます。
いやぁ、これはすごい。極上のまろやかさ。上品な甘みがなんとも言えません。
先程の長野「ファンキーシャトー」のワインは赤でも提供してもらいました。松阪牛にこの赤ワインとは本当に贅沢。
最後になんと焼酎のお湯割りを提案されます。少し驚きましたが。
なんだ、このクセがないのに複雑な円やかさは。
こちらは農口尚彦研究所のもの。「酒造りの神様」農口尚彦さんの作品なんですね。
こんな感じでペアリングもバラエティに富んだ、一流のものを用意して頂きました。
店を出て銀座を歩いても嫌な酔いを感じません。Oくんも同様だったようで実に心地よく酔うことができました。
銀座 稲葉の行き方、営業時間、食べログ評価
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目12−15 全国燃料会館 1F
JR新橋駅から徒歩6分
日比谷線東銀座駅から徒歩6分
銀座駅から徒歩6分
【 銀座 稲葉の営業時間 】
朝食 平日:10:30〜の部 / 土:9:00〜の部、10:30〜の部
ディナー: 17:00~
定休日 不定休
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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