大行列で有名な「金子半之助」本店で食べた正直な感想 天丼が熱々でなく残念

2020年4月1日

2023年3月9日

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金子半之助とは？

すごい勢いで店舗を増やしている天丼・天ぷらの「金子半之助」。ファストフードでない天丼屋としては今東京で1番店舗が多いのでは？と感じます。

中でも「金子半之助」日本橋本店は大行列で有名。一時期は2時間待ちは当たり前と言われたものですが、現在はどうなのでしょうか？

「金子半之助」の運営会社は「おいしいプロモーション」。

こちらの記事によると「おいしいプロモーション」は金子半之助の創業者金子真也さんとつじ田の創業者、辻田雄大さんとプライベート・エクイティ・ファンド(アドバンテッジパートナーズ)が出資しています。

 「つじ田」と「金子半之助」はつけ麺と天丼で違う業態なのに店舗の雰囲気(外観・内観)がとても似ているのはそのためです。

【つけ麺の代名詞】「つじ田」鶏豚魚介のスープ ツルモチ麺が絶品！日本橋八重洲

2020-02-13

さて、金子半之助の国内店舗は食べログによると現在13店舗。軒並み高評価です。

追記：2022年11月時点で本店で3.56、日本橋店3.52と点数は大幅に落ちています。

さらにホームページを調べるとアメリカに5店舗、台湾に6店舗、香港に2店舗、北京に1店舗あるようです。

自分はこの中で「金子半之助」の神田小川町店と川崎ラゾーナ店に数回ずつ行ったことがあります。

東京人気ナンバーワン！天丼「金子半之助」神田小川町店で穴子天丼

2019-05-16

「金子半之助」の天丼を食べた感想は当たりと思うこともハズレと思うことも。

 自分は料理全体に言えることなのでですが熱々なものが大好き。熱々なものを高く評価する傾向があります。特に天丼はそうであって欲しい。

「金子半之助」ではその辺は運任せ？どうやら熱さに対するこだわりははないようです。

ただ「金子半之助」川崎ラゾーナ店などはフードコートにあるのでムラがあっても仕方ないという気もします。ただ本店ならその辺は完璧なのでは？

と思っていたこともあり、今回ずっと行きたいと思っていた日本橋の本店に足を運びました。

しかし結果は他店以上にムラあり。半分くらいは熱々ではありませんでした。

店内は1番空いている夕方の時間帯でスタッフにも余裕があったはずですが。

先日、行った秋葉原の「店ぷらひさご」の天ぷらの揚げ加減は完璧でした。

【メガ盛り大名天丼】大迫力！美味い！秋葉原UDX「天ぷら ひさご」

2020-03-23

「天ぷらひさご」は「金子半之助」とは比べられないくらい無名店だと思うのですがレベルは格段に上。

今回の訪問は正直がっかりでした。

追記：後日、川崎ラゾーナの金子半之助に行って別の意味でびっくり。

海鮮天丼＠金子半之助 ラゾーナ川崎

海老が「てんや」並に小さくなっています。(大きく見えるのは白身魚のしっぽ)

金子半之助に行くのはしばらく控えます。

「金子半之助」の天丼の海老が「てんや」並みに小さくなっていてショック！ラゾーナ川崎

2022-05-09

日本橋 天丼 金子半之助 本店の外観、メニュー、店内の雰囲気

夕方5時ころに「金子半之助」に到着。大通りから少し離れた路地の一角にあります。

正面では職人さんが天ぷらを揚げているのが見えます。かなり狭い店舗で1階のカウンター席は6席しかありませんが、2階にテーブル席が14席ほどあります。

店の前には並ぶ人用の丸椅子が並べられていてお茶のサービスもあります。

これは金子半之助だけでなく、「つじ田」「つじ田味噌の章」「つじ半」といった系列店でも普通に見かける嬉しいサービスです。

前には2名ほど男性が立っています。

中は見た所は空いているようなので待っているのか分かりません。店は商い中なのは間違いありませんが。

まあ、いいか。しばらくここで待とう。

メニューを見ながら待ちます。

日本橋 天丼 金子半之助 本店のメニュー

(追記：2022.11現在江戸前天丼は1,100円です。)

この価格は税込み。良心的な価格であることには間違いありません。

そのうち中から店員さんが出てきて前の男性2名組が上の階に案内されます。自分は待つように言われました。

1階は空席あるのにな、と思いますが何かルールがあるのでしょう。それから2分ほど待ってようやく中に案内されます。先客は2名ほどで空席4つ。ふむ。

出入りはなかったのに店頭で10分近く待ちました。

ただ、スタッフの接客は過剰なくらい感じが良い。何か客を通す厳格なルールがあってそれを守っているがために待たされたのかな？空いている時間はそこまで厳格でなくて良いと思いますが。

お茶は黒豆茶。油の吸収を抑えてくれそうな美味しいお茶です。

卓上の調味料は天丼のタレに金子半之助の「醍醐味」。

「醍醐味」は唐辛子や山椒、麻の実などを焙煎して作った秘伝の黒七味。

ガリゴボウ＠金子半之助 日本橋本店

いぶり沢庵＠金子半之助 日本橋本店

そして名物のガリゴボウと甘酸っぱいいぶり沢庵。

どちらも取り放題です。

漬物愛はあまりない自分ですがガリごぼうは美味しいです。ごぼうに良い感じに味が染み込んでいてシャキシャキの食感。

天丼弁当だけでなくこれらの付けの能登海老天押し寿司がお持ち帰りできます。

さて、厨房では2名が真剣に揚げている姿が見えます。10分ほど待って江戸前天丼が到着。

結構待ったし、空いているしで全部熱々の天丼が食べれることを信じて疑わなかったのですが。

日本橋 天丼 金子半之助 本店 で頂いた江戸前天丼と味噌椀

見た目も豪快な江戸前天丼が登場。

江戸前天丼＠金子半之助 日本橋本店

やはり穴子が入ると迫力があります。

他は海老2本、イカのかき揚げ、のり、玉子、ししとう。玉子や海苔の天ぷらが入るなど独特のスタイルです。

味噌椀は蓋付き。

細かく刻んだネギに豆腐が少々。具は乏しいですが出汁はよく効いていて安定の美味しさです。

さて天丼。まずは海老から。

うん？熱々でない。

この店内が空いているタイミングなら熱々なはずと思っていたのですが出鼻をくじかれます。大きさは小ぶりで衣も厚め。

穴子も熱々ではなく結構固いです。揚げすぎだな。

秘伝のあっさりしたタレのせいでそこまでまずいわけではありませんが。

玉子とイカのかき揚げは熱々でした。玉子のとろっとした感じは悪くありません。そこは良かったのですが、ご飯がすぐになくなります。

前に食べた天丼もこうだったっけ？結構な上げ底です。

(追記：金子半之助の丼がすごい上げ底なのは有名と知人から聞きました。)

雰囲気やサービスは良く、ガリごぼうが美味しかったりと加点できる要素はたくさんありますが、肝心の天丼に関してはがっかりの一言。

本店なだけに期待したのですが、いつもこうなんでしょうか？

日本橋 天丼 金子半之助 本店 の行き方と営業時間

〒103-0022 東京都中央区日本橋室町１丁目１１−１５

日本橋 天丼 金子半之助 本店 の感想と食べログ採点

日本橋 天丼 金子半之助 本店 （天丼・天重 / 三越前駅、日本橋駅、新日本橋駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.2