関内馬車道「勝烈庵」横浜で創業95年の老舗 洋風カツレツを和風かつれつに変えた名店
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
勝烈庵 (かつれつあん)とは?
横浜馬車道の勝烈庵は1927年(昭和2年)創業。
横浜市民のソウルフード的な存在の超有名店で、行ったことはなくても名前は知っている人が多いのではないでしょうか?
勝烈庵のホームページには以下のように紹介されています。
横浜と共に歩む
昭和2年、文明開化の地横浜に創業した当庵は外国人コックが居留地関内にもたらしたカツレツを初代庵主の工夫で独自のカツレツとして完成させました。以来、変わらぬ横浜の味として横浜市民をはじめとする多くの方々にご愛顧頂き今日に至っております。
横浜を愛し、食を通じて地域文化に貢献して参ります。
「外国人コックが居留地関内にもたらしたカツレツ」というくだりが当時の横浜の特殊性を表しています。
しかもそれをアレンジして日本人の舌に合わせたのはすごいことですね。
現在勝烈庵は3店舗。馬車道総本店と相鉄ジョイナス店、それに鎌倉店です。
横浜出身の自分は馬車道総本店にも1回訪問したことがありますが、相鉄ジョイナス店の方は3回ほど訪問したことがあります。
また神奈川を中心に「勝烈庵フーズ」というお持ち帰りメインのデリカッセンスタイルの店舗も10店舗ほど展開しています。
今回は前回の訪問がいつだったか思い出せないくらい久しぶりに勝烈庵の本店を訪問してきました。
勝烈庵 馬車道総本店は食べログ3.65。(2021.12.10現在) 2017から2019まで食べログとんかつ百名店に選ばれています。
勝烈庵 馬車道総本店の外観、行列の様子、メニュー、店内の雰囲気
久しぶりの馬車道。
もちろん今や馬の気配はなく、この標識がなければ馬車道とは気づかないくらい。
ここを少し入って左折したところに勝烈庵はあります。
3階まで店舗がある大きな建物。土曜の18時前で転倒にはパラパラ人が並んでいます。
店先には昔の消火栓。横浜のこのエリアはこのようなものがあちこちに残っています。
最初は消火栓や画家の棟方志功が書いたという勝烈庵という文字を眺めていて気づかなかったのですが、こちらは記帳するシステムのよう。
他の人が書いていて気づきました。自分も慌てて記帳します。
店頭で20分ほど待って、一階のカウンター席に案内されました。
目の前がオープンキッチンになっていて調理がよく見えます。
建物全体は古いですが、雰囲気良し。目の前の木のテーブルも白みがかっていて清潔で高級感があり良い感じです。
なお、勝烈庵の1階はカウンター・テーブル、2階がテーブル、3Fは座敷で全130席。かなり広めです。
さて、メニューを見ます。
勝烈定食は1,760円から。ただ後から分かるのですが、こちらは税別でした。
少し迷います。勝烈庵はロースでも全体的に脂の少ない部分をあえて使っているので、アブラスキーな自分にマッチしている店とは言い難いのですよね。
特殊ロース定食に目を移します。
ここで気になったのが「筑波山のもち豚の熟成肉」。もち豚ならかなり脂身があるはず。これにしよう。
こちらのロースを頼むと売り切れ。上ならあるというので結局「筑波山のもち豚の熟成肉 上ロースかつ定食」を注文しました。
他のメニューの中では、かきフライが気になりました。
日本語のメニューは同じ部分が英語でも用意されていました。
脂身に関しては慣れていない西洋人からすると勝烈庵くらいの感じがちょうど良いのかもしれません。
また、客層も長年通っていそうな中高年客が多くいましたが、彼らにとってもそちらの方が視覚的に健康的に見えるので良いのかな?
ちなみに、勝烈庵のすぐ近くには大好きな「とんかつ檍」の支店、大森「丸一」の姉妹店「丸和」があり、アブラスキーな客はそちらに行きそうです。
目の前では白髪の主人がとんかつを揚げていますが、助手の方もまあまあ高齢。若いスタッフがいないわけではありませんが、ホール担当のスタッフも含めて年齢層高め。
天井が高く、ファンが回っています。何かとまったりする空間。
注文してから体感10分弱で「筑波山のもち豚の熟成肉 上ロースかつ定食」がやってきました。
勝烈庵 馬車道総本店で頂いた 筑波山のもち豚の熟成肉 上ロースかつ定食
ご飯とキャベツはお代わりできるようです。
こちらは勝烈庵のポン酢をかけて頂きます。
味噌汁は赤だしのしじみ汁。
出汁がしっかりで安定の美味しさ。
さて、とんかつ。
一部をひっくり返すしてみると、
ありゃ、もち豚でも脂身の少ないところを使っているのか。徹底しているな。また大きさはありますが、厚みはあまりありません。
こちらのメニューは藻塩とレモンがついてました。
勝烈庵のかつですが、パン粉が特徴的。
気持ち良いくらい衣がサクサクです。これは唯一無二という感じでしょうか?
もち豚も美味しいのですが、やはり脂身が少なめ。
あまりロースかつを食べている感じはしないなぁ。これはこれで美味しいですが。
脂身が少ないので藻塩との相性はイマイチです。
その反面かなり濃厚な勝烈庵の特製ソースとの相性は良し。まずまず美味しく頂きました。
伝票を見て税金が外税であることに気づきます。
2,860円。歴史が十二分に感じられる雰囲気良しの名店ですが、お値段高めですね。
個人的にはそのことより脂身の少なさが気になりました。上野の「ぽん多本家」のようにわざわざ脂身を削ぎ落としているかもしれません。
なお、クレジットカードが使えたのでそちらで支払います。また交通系ICカードにも対応していました。
勝烈庵 馬車道総本店の行き方、営業時間、食べログ採点
〒231-0014 神奈川県横浜市中区常盤町5丁目58−2
JR根岸線 関内駅北口より徒歩5分
横浜市営地下鉄関内駅 馬車道口(9番出口)より徒歩1分
みなとみらい線馬車道駅 徒歩5分
【 関内 勝烈庵の営業時間 】
11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 無休
勝烈庵 馬車道総本店 (とんかつ / 関内駅、馬車道駅、桜木町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
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独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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