「ニコラス」新橋店 1954年日本に初めてピザを紹介した名店 ランチはリーゾナブルで美味い!
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
ニコラス (Nicolas)とは?
「ニコラス」は1954年六本木にオープン。日本に初めてピザを紹介したお店としてつと有名な店です。
六本木の店舗は前を通りかかったことがあり、まだ健在だと思っていましたが2018年3月31日で閉店してしまったとのこと。
なので現存している「ニコラス」は1972年オープンの新橋店のみ。ただ「ニコラス」の歴史を調べていたら興味深い事実を発見しました。「ニコラ」という「ニコラス」と縁の深い店はまだ横田と浦和にあるようです。
「ニコラ」にはホームページがあったので一部引用させて頂きます。
「ニコラス」の創業と「ニコラス・ザペッティ」
日本にピザが普及した歴史を振り返る時、イタリア系アメリカ人「ニコラス・ザペッティ(通称ニック)」の名を抜きに語ることはできないでしょう。ニックは1930年代に世界を覆った恐慌時代、イタリア系アメリカ人としてニューヨークで生まれました。1946年、海兵隊を除隊後、日本でGHQ(連合国軍総司令部の略)の仕事に関わったのち、様々なビジネスに携わり、そのひとつがアメリカンスタイルのピザレストランの経営。店の名前は「ニコラス」でした。1956年(昭和31年)に「ニコラス」がオープンしたその場所は、当時まだその後の繁栄を想像すらできない、閑散とした住宅街の街「六本木」でした。
これを読んでなるほどと思います。「ニコラス」のピザはイタリアンなピザではなくアメリカンなピザだと思っていたのですが、ニコラスさんはイタリア系のアメリカ人だったのですね。
そのニコラスさんが当時は何もない住宅街六本木に「ニコラス」をオープンしたのか。今では日本人なら誰でも何の苦労もなく食べられるピザですが当時はすごい人気だったようです。
東京の話題を集めるピザ店「ニコラス」
ニックの始めた「ニコラス」には数多くの顧客が訪れ、あっという間に店を拡張する勢いでした。
エリザベス・テーラーなどの有名な外国人や、天皇陛下となられた皇太子とフィアンセの美智子様をはじめ、多くの著名人がピザを食べるために訪れ、その店名は復興を遂げる東京の話題の中心のひとつとなったほどです。
1959年(昭和34年)、ニコラス横田店(現在の「ニコラ横田本店」)がオープン。横田基地の兵隊が家族、恋人などを連れて連日のように訪れる名所となりました。
当時の皇太子と美智子様まで「ニコラス」を訪問しているのですね。
そして、1959年には横田に「ニコラス」がオープン。現在も「ニコラ」と名前を変えて営業しているようです。名前が違うということはオーナーが違うのでしょうか。
ちなみに更に気になることが。
ニックとその時代を描いた「東京アンダーワールド」
ニコラス・ザペッティの生涯を中心に、戦後日本の闇社会やそこに関わる様々な人士が描かれた、秀逸なノンフィクション。(発行:角川文庫、著者:ロバート・ホワイティング)
えっ?ニコラスってマフィアのボスだったの??これは読んでみないとな。
さて、これを書くにあたり興味深い事実を発見しましたがこれはすべて店に行った後の分かったこと。
実は現在東京のグラタンが食べられる店を開拓しようとしているので軽い気持ちで「ニコラス」へ行きました。
しかし、この「ニコラス」新橋店は店の雰囲気が激渋!。食事やサービスも良くランチはすごくリーゾナブル。そこまで期待していなかったのですが、嬉しい大誤算でした。
ニコラス 新橋店の外観、メニュー、店内の雰囲気
新橋烏森口より徒歩数分。ニコラスの入口は小さめで決して目立ちません。
道路の向かい側はニュー新橋ビルです。
ランチメニューはお手頃。税抜ですがサーモンのムニエルは819円、ポークカツレツは864円。これにスープ・サラダ・コーヒー付き。
パスタは728円からです。
名物のピザがSサイズでも1,046円から。こちらは少し高いですね。
ただ今回のお目当てはグラタン。
今週のグラタンセットは「茄子とミートソースのドリア」と「チキンとコーンのペンネグラタン」。スープ・サラダ・コーヒー・プチデザート付きで910円。税込で1,000円です。これは良さげ。
店は地下。壁に描かれたピザやワインの絵も良い感じ。
入口はこんな感じでした。
中の様子が分かりにくいので少し緊張したのですが、入口を開けると感じの良い「いらっしゃいませ」の声。少し安心します。
この時間は空いていたので4人がけのテーブルに座ります。
渋くてすごく良い感じです。
地下なので秘密の隠れ家といった趣も。
スプーンやフォークも渋い。
ランチは先程は気づきませんでしたがレディースプレートランチなるものもあります。男性もOK。
前菜2種とパスタ2種、前菜2種とドリアとパスタの盛り合わせなどこちらも魅力的ですね。
グラスビール、グラススパークリングが300円、グラスワインは250円とお手頃な価格。
気になるメニューはありましたが予定通りチキンとコーンのペンネグラタンを頼みました。
壁にはおすすめ品が書かれています。
「オニオングラタンスープ」も良いな。今度頼もう。しばらく口にしていません。
卓上調味料はタバスコ、岩塩、胡椒といった感じ。
この日はかなり寒かったのですが暖房は暑いくらい。
客層は年配の人が中心。しばらく経つとさらに何人か入店してきましたが皆1人客でそんな感じでした。
今まであまり考えたことがありませんが、新橋は意外と年配者が1人でふらっと入れる店は少ないのかも。「ニコラス」はそういう客の受け皿になっているようです。
注文してから少し待ってサラダとカップスープが先に到着しました。
ニコラス 新橋店で頂いたチキンとコーンのペンネグラタン
サラダは典型的な醤油ドレッシングにレタスとキャベツ。これはよくあるものですね。
コンソメ風のスープは熱々。少し甘みがあると思ったら底にはキャベツがたっぷり。悪くありません。
食べ終わってしばらく待ってからペンネグラタンが登場。
角が丸まっているものの正方形に近い四角の器。グツグツと煮立っています。
チーズもたっぷり。チキンは少なめですが、典型的なグラタンです。
食べてみると思ったよりも濃厚。チーズだけでなくバターも効いています。激ウマというのは違いますが十分に美味しい。
ペンネも安定の美味しさ。
そしてコーンのしゃきっとした食感が何か気持ち良いです。最初はグラタンにコーン?と思ったのですが良い組み合わせです。
チキンも小さいけどもも肉がうまくチーズと絡まって良い味になっています。
いや、全然良いですね。これは満足。しかも食後にはデザートとコーヒー付き。
手作りと思われるティラミス。そこまで旨味が濃厚ではありませんが、サラッと美味しくて頂けます。
コーヒーもしっかり美味しくこれで税込ジャスト1,000円は素晴らしすぎ。
雰囲気や接客も良く最後まで気持ちよく過ごせました。
近いうちに再訪してピザも食べないという気分になります。
あと、横田基地にあるという「ニコラ」も気になります。遠いですが1度遠征しようかな。
ニコラス 新橋店の行き方、営業時間、テイクアウトのお弁当メニュー
〒105-0004 東京都港区新橋3丁目16−2
JR新橋駅(烏森口)から徒歩1分、ニュー新橋ビル向かい。
【 ニコラス 新橋店の営業時間 2023.03食べログより転載 】
ランチ 11:30~14:30(L.O 14:00)/ ディナータイム 17:00~22:00(L.O 21:00)
定休日 日・祝及び年末年始
「ニコラス新橋店」では11時から14時までお弁当を発売中でした。
【 ニコラス新橋店のお弁当メニュー (税込) 】
A お魚弁当(週替わり)800円
B お肉弁当(週替わり)850円
C アランチー二 (ライスコロッケ)の彩り弁当 1,000円
M イタリアン幕の内弁当 1,400円
ニコラス 新橋店の感想と食べログ採点
【 ニコラス 新橋店の感想 】
・グラタンが美味しかった。シンプルで具だくさんではないがグラタンとして十分に楽しめた。
・店の渋い雰囲気が良い。接客も感じよし。
・ランチのグラタンにスープ、サラダ、デザート、コーヒー付きで1,000円は素晴らしいコスパ。
・歴史のあるピザもぜひ食べてみたい。
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
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