大井町 老舗の大人気店「永楽」はワンタンメンも炒飯も美味しい!
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
大井町の老舗の大人気店 永楽(えいらく) とは?
渋谷の「喜楽」と大井町の「永楽」
「永楽」は創業1956年の老舗。この店のことは大井町に来る前から知っていました。
というのも高校生時代からずっと通い続け、長い間日本一美味しいラーメンと思っていた渋谷「喜楽」と姉妹店?のような関係と聞いていたので。
この辺の事情はあまり詳しくないのですが、今まで聞いてきた断片的な情報をまとめると、かつて「喜楽大飯店」という店があり、1950年頃に台湾から日本に来た料理人の面倒を見ていたそうです。
渋谷「喜楽」、大森「喜楽」、大井町「永楽」の店主の何れもこの店で修行していたとか。だから店の名前や味が似ているのですね。
ただそれぞれの店が姻戚関係があるとか、仲が良いとか悪いとかについてはよく分かりません。ドキュメンターにしてまとめたら面白い話がたくさんありそうなので誰かまとめてくれないかな。
ただ高校生の時に行った渋谷「喜楽」の先代はとてもおっかない人だったし、「永楽」の先代も同様。
両店とはおそらく関係ありませんが、王貞治さんの両親も台湾出身で日本に中華料理店を開いていたという話は子供の頃に漫画の伝記で読んだことがあります。
当時は台湾出身者が戦後混乱期の日本でやっていくのは大変で、苦労も並大抵のことではなかったと。先代がおっかなかったとのは当時の社会情勢とは無関係ではなかったでしょう。
「永楽」は「喜楽」の劣化版?
渋谷「喜楽」は先代が亡くなってからひょうきんな雰囲気の二代目が跡を継ぎ、店員もしっかりと客に挨拶するようになるなど以前の怖い雰囲気は全くなくなりました。
店舗も綺麗にリニューアル。先代がいた頃はテーブルにゴキ○○がいたこともあるのですが、そういう事もなくなり「喜楽」は中華そばが最高に美味しくて雰囲気も良い黄金時代を迎えます。
一方の「永楽」。20代前半に行ったのが最初だと思いますが、まず雰囲気の悪さに嫌な思いがします。怖い先代がいた頃で、客がいるのにお構いなしに店員を大声で叱りつけているのです。
そんな方が厨房にいるので店内には異様に張り詰めた雰囲気が充満していました。
その上確か当時は大盛がメニューになく、しかも麺のキレは悪い。あの平打麺が麺同士でくっついていたりしました。
ラーメンの鬼こと故佐野実さんではありませんが、怖い=料理が完璧というイメージがあります。しかし「永楽」は怖いのに料理がイマイチ。
それから大井町に引っ越してからも度々通いましたが、あまり印象は変わりません。先代が亡くなった?後にお家?騒動が起こった頃は特に料理は安定しておらずひどい状態にありました。
ここ最近まで自分の中の評価はずっと変わらず「永楽」は「喜楽」の劣化版というものでした。
ただ最近この評価が劇的に変化しました。最近の永楽は美味しいです。「永楽」に行くことになっているから
ところで20年前ならいざしらず、現在の大井町は「和渦」「アジトイズム」「丸中華そば」など多くの人が美味い!と感じるラーメン屋はたくさんあります。(和渦は2019年4月北品川に移転。)
それでも「永楽」の客はそんな新?店には目もくれずに「永楽」に通い続けます。
私の友人の知人に大井町に立ち寄ると必ず「永楽」に行くという人がいます。
お家騒動で味が劣化した時期だったので友人が「なぜ永楽にしか行かないんですか?他にも良い店はたくさんありますよ」と言った所、彼は「永楽に行くことになっているから」と答えたそうです。
「永楽」はまさにそういう”loyal customer” によって支えられています。ロイヤルカスタマーとは忠誠心の強い顧客のことで、こういう顧客が多い店は強い。商売が長く繁盛します。
自分が店の前を通りがかって見た感じでは騒動の際も「永楽」は変わらずに混雑していました。「永楽に行くことになっているから」多少の味の変化は関係ないんですね。
最近の「永楽」は変わった!文句なく美味しい!
最近「永楽」に行くようになったきっかけは「丸八そば店」です。お家騒動後に「永楽」そっくりのメニューを出す「丸八そば店」が登場。
ここも当初はイマイチの感じがしたのですが、ある時から安定して料理が良くなります。
しかし「丸八そば店」美味しいよ!という記事を書こうとしたタイミングで「丸八そば店」が閉店してしまったのは返す返すも残念。
そう、「丸八そば店」が美味しくなったのなら「永楽」の現状もどうなのか知りたくなったのが「永楽」再訪のきっかけです。
しかし驚いたのは看板メニューのワンタンメンが完璧に美味しかったこと。昔の美味しかった頃の渋谷「喜楽」を思い出しました。
また別の日に食べた炒飯も絶品。
大井町の炒飯は「華林」か昼の「萬来園」と思っていたのでがレベルの高いこの両店より美味しいのでは?という出来で、今人生で初めて「永楽」は自信を持って美味しいと言えます。
追記:後日渋谷「喜楽」に行きましたが往年の味とはかなり違っていてがっかりしました。今では「永楽」のほうが美味しく感じます。
大井町「永楽」の外観とメニュー
「永楽」は大井町名物の東小路商店街にあります。店舗は昔ながらで長らく変わっていないはず。
一見すると1階にしか店舗がないようですが、2階にも店舗があります。
メニューは多くありません。ラーメンが基本でそれに餃子、炒飯という感じです。
(追記 2023.01現在 ラーメン650円、チャーハン1,050円)
永楽のチャーハンが1,000円を超えた衝撃はこちらにまとめています。
大井町「永楽」で頂いたもの
「永楽」のスタッフは大きく変わりました。以前は怖い親父を中心に台湾出身と思しき家族?経営な感じですが、現在の厨房に立つ2人は少なくとも言語に関する限りは日本語ネイティブです。
店員も東南アジア系と思しき女性が何人かいたりして多国籍な感じです。もちろん特に怖い人はいません。
ワンタンメン
この独特な色のスープにもやしが「永楽」や「喜楽」の特徴です。
大量の焦がしネギが入っているのが特徴です。揚げネギという言い方もするようですね。動物系および野菜の出汁がしっかり効いています。醤油の返しも強めですが本当に美味しいです。
なお、「喜楽」に通っていた当時は分かりませんでしたが、今の舌だとはっきり化学調味料は感じます。そこまで強くもないですが。
そして麺がもっちり感のある平打ち麺。これがくっついていたりしたのが「永楽」低評価の理由でしたが、今ではそんな事はありません。完璧にほぐれています。
柔らかいけど形は崩れないチャーシュー。今はいくらでも美味しいチャーシューはありますが、かつてはこんなに美味しいものはないと思ったものです。今となっては少しノスタルジーを感じますが。
スープの味が強いのでチャーシューの味は控えめです。
肉ワンタンは肉もしっかり、皮も柔らかめで美味しいです。
渋谷の「喜楽」の往年の味に近いと思いました。
もやしそば
もやしそばも人気なようで、よく注文している人を見かけます。野菜のとろみ炒めがスープの上にのったもので好きな人はハマる味です。
ベースは醤油のスープですが、この組み合わせは合います。野菜炒めは少し塩分が控えめにしてあります。表面には肉は見えませんが豚肉も多少入っています。
チャーハン
器からはみ出たチャーハン。
パラパラ系ではしっとしていますが、ふわっとした卵が大量に入っていてすごく美味しいです。卵は2つ使用でしょうか?
化調・塩分はやや強めですが、病みつきになるような美味しさ。
町の中華の自慢料理なんてテレビがあったら出ても良いレベルだと思います。
この何気ない玉子スープも出汁が効いて美味しいです。
大井町「永楽」の行き方と営業時間
〒140-0011 東京都品川区東大井5丁目3−2
JR京浜東北線 大井町駅東口を出てすぐ左に名物の「東小路商店街」が見えます。そこを30秒くらい進むと永楽が見えてきます。
【 大井町 永楽の営業時間 】
平日 11:30~22:00 (L.O.21:20)
土・日・祝日 11:30~21:00 (L.O.20:20)
定休日 月曜・第3火曜
昼時はいつも行列ができていますが、ピークを外せば並ばずに食べられる事が多いと思います。
ちなみに「丸八そば店」が出来た際に「永楽そば店」という名前にしていたと思いますがいま食べログを見ると単に「永楽」になっています。
大井町「永楽」の感想と食べログ採点
【 大井町 永楽の感想 】
・ワンタンメンもチャーハンもすごく美味しい。色々あったけど現在は落ち着いて良い店になった印象。
・久しぶりに渋谷の「喜楽」にいって比較してみたい。そう言えば大森の「喜楽」もご無沙汰。こちらも近いうちに行きたい。
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
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B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
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