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「らーめん香月」が五反田に復活!バブル期に一世風靡した超有名店 閉店情報も

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2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)

世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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2019年2月 五反田に「一世風靡 一晩1500杯超え伝説の行列店 香月」がオープン

まずは「一世風靡 一晩1500杯超え伝説の行列店 香月」という店名がアピール全開。これは食べログに登録されている正式な店名です。

( 追記:現在は「らーめん香月 五反田店」とうい名称に変更されています。)

そのマーケティング戦略?については後で語るとして先ずは「らーめん香月」を振り返ってみたいと思います。

らーめん香月(かづき)とは?

もともとは青山で屋台から始まったそうですが、なんと言っても有名なのは恵比寿の「らーめん香月」でしょう。

日比谷線の恵比寿駅からすぐ、JRからも数分の駒沢通り沿いの一等地にあり行列の絶えない人気店でした。

恵比寿店は1987年のバブルのピークに差し掛かろうとしていた時期に出店。タクシー券など普通にもらえる会社が多かった時代なので、深夜にもたいそう賑わっていました。

最近、舌癌の手術を受けられたタレントの堀ちえみさんも「らーめん香月」を強く推していたと記憶しています。

自分はあまりバブルの恩恵を受けなかったのですが、それでも「らーめん香月」には10回以上行っているはずです。

味は普通に美味しいくらいでしたが、今とは比べ物にならないくらい美味しいラーメン店が少なかった時代なので貴重な存在でした。

らーめん香月の変遷

「らーめん香月」自体はなくなっていたわけではありません。駒沢通り沿いの恵比寿店は2012年に閉鎖しましたが、場所を変えて恵比寿でもやっていたはずです。

その新たな恵比寿店も結局は閉店。

2016年に高田馬場店を出しましたが短命に終わっています。

そして2019年現在は六本木店と池尻大橋店が営業中です。(2019年8月 追記 六本木店も閉店したようです。池尻大橋店はまだやっている模様)

また、恵比寿などで「らーめん香月」系列の店を見かけたことがありますが、系列店や香月で修行した人が出した店は結構あるのではないかと思います。

バブル期を懐かしむ中年層を狙った戦略

大井町の商店街を歩いていると毎日「ユーキュー」という音楽を耳にします。もちろん場所はUQモバイルの店頭。

テレビCMでもよく見かけるこの曲の原曲はもちろんピンクレディーの「UFO」。中年なら誰も知っているメロディーは無意識に中年の「懐かしい」という感情に訴えかけます。

広告代理店の戦略としてなかなか優秀なのかもしれません。ピンクレディーの全盛期は高度成長期で日本が年々良くなっていく実感があった時期。

今回の五反田「らーめん香月」も広告代理店に高い金を払って戦略を考えているのではないか?と思います。もちろん狙いは中年顧客の取り込みです。

バブル期を経験した人は多かれ少なかれ「あの頃は良かった」という感覚を持っていますからね。香月のラーメンを食べながら、古き良き時代を思い出すという仕組みです。

追記:2021年12月にらーめん香月 新橋店 がオープン

2021年12月1日にらーめん香月新橋店がオープンしました。

〒105-0004 東京都港区新橋1丁目13−5 水谷ビル 1F

新橋駅から銀座方面に向かい徒歩1分くらいの場所です。

らーめん香月 新橋店の外観

らーめん香月 新橋店の外観

近いうちに訪問して記事にする予定です。

( 追記:こちらがその記事です)

(追記:新橋店も閉店しました)

「らーめん香月」五反田店の店頭は広告代理店の戦略?

大崎広小路駅から2分くらいの山手通り沿いに「らーめん香月」五反田店はありました。五反田駅から5分くらいだと思います。

開店から一月以上たっているので未だに開店を祝う花束が。

なんと言っても目立つのは「恵比寿 伝説の一杯」。杯の字がしっぽみたいになっています。

「背脂チャッチャ、門外不出の黄金スープ。」

当時は背脂チャッチャなんて言葉あったかな?

背脂チャッチャ系

スープにコクを出す為、煮込んだ豚の背脂をスープに入れること。網で背脂をチャッチャッと振りかける動作から、この用語を使われるようになった。

ところで「らーめん香月」の二軒隣は同じくラーメン店の「いし井」ですが、背脂チャッチャで人気の「平太周」も大崎広小路駅付近にあります。

普通はこの激戦区で結果を出すのは大変だと思うのですが。

伝説では一日1,500杯だそうですが、昨日は278杯だそう。

杯で言われてもイマイチピンとこないのですが、店内は日曜日の19時くらいでほぼ満席。空席はわずか一席だけしかありませんでした。五反田でこの時間にこれだけ人が入るラーメン店はありません。

この広告代理店の大金を払った?らーめん香月の戦略は今の所大成功していると感じます。

「らーめん香月」五反田店のメニューと店内の雰囲気

らーめん香月には味噌らーめんやえび塩らーめんもあるはずですが、まだ開店したてなためか醤油らーめんのみ。やはり伝説の一杯と書かれています。

ライスは売り切れであまり魅力的なトッピングもないので醤油らーめん850円をポチります。

空いた1席に座り、厨房を見ると若い男女が一人ずつ。まさか10代という事はないと思うのですが、かなり若いです。

職人芸が必要な現在の複雑なラーメンなら、若い職人の調理は少し不安になりますが、香月のような単純?なスープなら問題ないかな。

しかし、調理は一段落しているタイミングだったのに、ワンテンポ遅れてから挨拶があり、1分くらいたってから水が提供されました。

テーブルの上にしかれた紙もアピール全開です。左上にはYouTubeの宣伝も。自販機はTwitterの文字もあるしSNS総動員で宣伝しているようです。やはり広告代理店の影を感じます。

テーブルの上には七味や胡椒があります。レンゲは安っぽいプラスチック製で、後で苦労することになります。

3分くらいで、香月のラーメンと久し振りのご対面です。

「らーめん香月」五反田店で頂いた醤油らーめん

醤油らーめん@らーめん香月 五反田店

普通よりも一回り大きい器です。ただし、スープは多いものの麺の量はごくごく普通です。

スープは醤油の返しが強く塩分強めです。

ただ意識的にレンゲに背脂を入れるとなんとも言えない甘み。これが背脂チャッチャ系の良さですね。

麺は細麺でスープと合いますが、やはり醤油のくどさを感じます。

ここまでは予想通りでしたが、チャーシューやメンマは想像以上に良かった。

チャーシューはトロトロ、メンマはコリコリです。

玉子も昔はゆで卵だった気もしますが、煮玉子になっていました。

スープや麺のベースは昔ながら、具材は現代風に合わせて進化しているという印象です。

ただ大きな器に軽いレンゲ。何度もスープの中に沈みます。近くにティッシュやお手拭きもないし少し閉口しました。

レンゲは重く、もう少し長いものにするなどして対応して欲しいなぁ。

「らーめん香月」五反田店の行き方と営業時間

〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目24−4 タキゲンビル1F

池上線の大崎広小路駅から徒歩2分。JRの五反田駅から徒歩5分くらいと思います。大通り(山手通り)沿いあります。

【 五反田一世風靡 一晩1500杯超え伝説の行列店 香月の営業時間 】

11:00~23:00
定休日 無し

「らーめん香月」の感想と食べログ採点

【 五反田一世風靡 一晩1500杯超え伝説の行列店 香月の感想 】

・懐かしさに訴える営業戦略が面白いと思った。客層はやはり中高年が多かったので今の所は戦略は成功していると思う。

・個人的にはスープや麺は現在の美味しいラーメンと比べると物足りない。

・若い店員が多いが、サービスは細かい所に手が届かず雑な感じ。

 

一世風靡 一晩1500杯超え伝説の行列店 香月ラーメン / 大崎広小路駅五反田駅大崎駅
夜総合点★★★☆☆ 3.3

追記 : らーめん香月五反田店は閉店

らーめん香月五反田店は2022年2月に閉店してしまったようです。

現在同地には自分の大好きな真鯛らーめん麺魚になっています。

真鯛らーめんと雑炊セット@真鯛らーめん麺魚 五反田店

真鯛らーめんと雑炊セット@真鯛らーめん麺魚 五反田店

詳しくはこちらを御覧ください。

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