長崎「吉宗本店」幕末創業の老舗で名物の巨大茶碗蒸しとバッテラ
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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今回の内容
長崎 吉宗(よっそう)とは?
長崎の吉宗は1866年創業。「よしむね」ではなく「よっそう」と読みます。
1866年といえばちょうど幕末でなんと150年以上の歴史がある店。
自分はブログの中では古くからある店を簡単に老舗と書くクセがありますが、本当はこういう店こそ老舗と呼ぶのに相応しいでしょう。
吉宗本店は食べログで3.68 (2020.11.20現在)。「お店のPR」はこう記載されています。
創業148年という伝統ある和食店です。なんといってもこの店の名物は『茶碗むし』。【吉宗】の『茶碗むし』は、茶碗むしと蒸し寿司が一対となった夫婦蒸しで他にはない独特なもの。創業当時から変わらぬ伝統の味がそのまま生きる一品です。
こちらの店を知ったのはガイドブックだったか、You Tubeだったかは忘れましたが長崎を調べているとなにかと情報が出てくる店で自然と名前を覚えました。
そして茶碗蒸しは大好きなのでこれを食べたいというのももちろんありましたが、吉宗はバッテラも名物である事を知ります。
バッテラをご存知でしょうか?幼少期大阪で育った自分にはすごく馴染みのある鯖寿司ですが東京では見たことがありません。
もちろん東京でも探せばバッテラを提供している店はあると思います。それに鯖寿司は普通に食べています。それでも名物であるなら是非とも食べてみたい。
ということで吉宗では茶碗蒸だけでなくバッテラを食べるのをとても楽しみにしていました。
ところで、これを書いている間に知ったのですが、銀座に吉宗の姉妹店があるのですね。しかし調べてみるとビル設備の不良による突然閉店してしまい現在も休業中とか。
さらにコロナもあって復帰に時間がかかっているようです。復活したら銀座の吉宗にも行ってレポートしたいと思います。
追記:2021年12月に復活した銀座の吉宗を訪問した記事はこちら。
長崎 吉宗本店の外観
長崎2日目。
なんとなく朝食は新地中華街でお粥などと考えいたのですが、中華街は朝は基本的にやっていないようです。なんてこった。中華街はどこでも朝が早い印象があったのですが。
ということで苦肉の策で朝食は抜きにして昼食をダブルヘッダーにすることに。ちなみに帰りの飛行機は15時半長崎空港発でそこまで余裕はありません。
実はこの日は最初に坂本龍馬像のある風頭にいってその後浦上天主堂・長崎原爆資料館、それから吉宗と考えていたのですが、長崎駅で風頭行きのバス停を探すのに時間を浪費します。
結局浦上天主堂に行くのは諦め、風頭山を下っていき、めがね橋を見た後で路面電車に乗り浜町アーケードのいう駅で下車。
このアーケードを数分歩いたところに吉宗があるはずです。
宿泊したのが大浦天主堂の近くで昨日行ったのは観光地ばかり。あまり長崎の日常というものを感じなかったのですが、ここはおそらく地元の方がメインで初めて日常感を感じます。
地方都市に行くと商店街が元気がなくてびっくりすることがありますが長崎は活気にあふれていました。
少し歩いて左折したところに吉宗を発見。
こちらはお持ち帰り処ということでテイクアウト専門店のようです。
なお、吉宗の茶碗蒸しはAmazonでも販売していました。
ここを右折するといかにも歴史のある建物を発見します。
こちらが吉宗本店。ホームページにはこう紹介されています。
浜町の吉宗本店は昭和二年(1927年)に建設され、平成二十四年(2012年)に父・徹の代において代々の念願であった改修工事を叶えることができ、吉宗独特の趣はそのままに長崎町家の伝統的意匠である中庭を再現、おかげ様で「長崎都市景観賞・激励賞」をいただくことができました。
「長崎都市景観賞・激励賞」を受賞しているのですね。いかにも歴史的建造物といった渋い趣です。
店頭には食品サンプルで作られたメニューが飾られていました。
時刻は11:03。11時開店なので開店してすぐに着いたことになります。
長崎 吉宗本店のメニュー、店内の雰囲気
店内も趣があります。
1人なのでカウンター席に案内されるかと思いきや奥のテーブル席に案内されます。
木でできた広いテーブルも良い感じ。
この時間は先客1名でしたが帰る頃には満席になっていました。
時間帯によっては並ぶこともあるようです。
目の前に庭が見えるのもとても良い感じです。
さて、メニュー。なんといっても茶碗むしです。
単品だと770円。蒸寿司をつけると1,375円です。税別かと思いきや税込でした。茶碗むしは女性ならそれだけで足りそうな人もいそうなくらいボリュームがあります。
更に定食メニューも。
天ぷら定食など日頃なら目移りするところですが、今日はあれを食べないといけません。
そう、ばってらです。吉宗特製ばってらとあります。見るからに美味しそう。
ということで、茶碗むし単品とばってらを注文しました。
吉宗は雰囲気も良いですがサービスもしっかりしています。お茶がなくなるとすぐに気づいて注いでくれます。この他にもさすが老舗と思わせてくれる接客でした。
長崎 吉宗本店で頂いた茶碗むしとばってら
最初に茶碗むしがきます。
噂通りの大きさ。カツ丼の丼のようなサイズです。蓋がついていますが船が描かれていたり長崎らしく実に良い感じ。
蓋を開けるとこの通り。
かまぼこくらいしか見えません。
この下にたくさんの具が隠れているのですが、この奥ゆかしさがいかにも日本ですね。
熱々が大好きな自分ですが、もちろんこれも熱々。とろっとした食感が素晴らしい。そして出汁が良い感じに効いています。旨いな。具が入っていなかったとしても満足できそうなクオリティ。
その後は宝探しのように様々な具を見つけていきます。
海老に鶏肉、タケノコに銀杏
緑のかまぼこに焼き穴子、その他しいたけやキクラゲなども入っていました。美味しかった。
ばってらは茶碗むしを食べている途中に到着。
これですこれ。上に白板昆布をのっています。これで表面が光るんですね。
もしや食べるのは子供時以来?懐かしさで少しうるうるします。
1つ1つが結構大きい。
更に押し寿司なので見た目よりもボリューミーです。
味も最高でした。厚めのサバに白板昆布の食感が加わりシャリも加わった一体感が素晴らしい。これだよこれと心の中でつぶやきます。
ただ茶碗蒸しもボリュームがあるので朝食抜きとはいえかなりお腹いっぱいになりました。これから1時間後に皿うどん食べられるかな?まあなんとかなるでしょう。
お会計は税込の明朗価格。
ただ当てが外れたのがGo To トラベルの地域共通クーポンが使えなかったこと。ここまで有名店はどこも使えるので使えるものと思っていました。
ただ、これから行く予定の新地中華街「江山楼」では地域共通クーポンが使えることが分かっていたので無問題です。
さて、吉宗はとても良い店でした。老舗の有名店は時によっては名前だけということがあるので少し不安がありましたが、吉宗に関しては心配ご無用。自信を持っておすすめできます。
長崎 吉宗本店の行き方と営業時間
〒850-0853 長崎県長崎市浜町8−9
長崎路面電車「観光通り」電停から徒歩3分
【 長崎 吉宗の営業時間 2023.02 吉宗ホームページより転載 】
11:00~16:00 (LO15:00) / 17:00~21:00 (LO20:00)
定休日 月曜・火曜
長崎 吉宗本店の感想と食べログ採点
【 長崎 吉宗の感想 】
・茶碗蒸しもばってらもとても美味しかった。茶碗蒸しは出汁がとにかく美味しく具だくさんなのも良い。ばってらも奇をてらうことなく王道の美味しさ。大満足。
・店の雰囲気は最高。外観も良いが内観も渋い。接客も良かった。
・茶碗むし単品なら770円で食べられる。軽食ならこれで十分。全体的に老舗らしからぬ?良心的な価格設定だと思った。
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
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職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
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