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高田馬場「とんかつひなた」とんかつのフルコース!が美味しすぎた!

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2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)

世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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高田馬場で大人気の「とんかつひなた」とは?

「とんかつ」で食べログの点数が日本一の「成蔵」二位の「とん太」があることから日本一のとんかつ激戦区とも称される高田馬場。

その高田馬場で2017年開業と歴史は浅いものの話題を集め続けている店があります。それが今回の「とんかつひなた」です。

とんかつひなたに飾られていたグルメ本

【「とんかつひなた」の凄さを示す客観的データ 】

・食べログ 3.73 (2019年3月13日現在)

・ミシュラン ビブグルマン (2018年、2019年)

・「東京とんかつ会議」で殿堂入り (開店から1ヶ月も経たずに殿堂入りしたらしい)

その他に「東京最高のレストラン」、おとなの週末の「東京 肉 おいしい店」にも掲載されているようです。

自分は2017年に訪問しているのですが、その時に気になったのは「食べ比べコース」。なんととんかつの部位を一口ずつ食べることができるコースがあるというのです。

「食べ比べコース」は予約のみという事でその日は普通のロースカツ定食を食べましたが、以来ずっと気になっていました。

しかし、先日、五反田ランチ仲間でもあるS君ととんかつ談義をしていると、ひなたの「食べ比べコース」が気になっているというではありませんか。

渡りに船とばかり即座に「食べ比べコース」へ行く話がまとまりました。

その後Sくんの親友で、高校以来の将棋仲間であるOくんも加わることになり、当日は3人で「とんかつひなた」に行くことになりました。

「とんかつひなた」の食べ比べコースとは?

食べ比べコースは「ロース」「ひれ」「リブロース」「らんぷ」「しきんぼ」「とんとろ」の食べ比べ

「とんかつひなたの食べ比べコース」 (税込み3,500円)

「ロース」、「ひれ」といった定番から、「リブロース」という極上部位、さらには「らんぷ」、「しきんぼ」、「とんとろ」といった希少部位まで、板長がお客さまの目の前で揚げていくのを、眼で見て楽しみ、舌で味わう、まさに「板前とんかつ」コースです。

ご飯、スープ、突き出し、お新香付き

自分はとんかつといえば脂たっぷりの「ロース」がお気に入り。

以前は健康を考えて「ひれ」を頼むことがありましたが、実は通説とは異なり「ひれ」の脂の方が「ロース」より体内に溜まりやすいと聞いてからは「ロース」ばかり食べています。

ただそれも「ロース」か「ひれ」を選ばなければいけないからこそ。一口ずつ色々な部位を食べられるであれば選ぶ必要もないし、「ロース」と「ひれ」以外に食べられるのは素晴らしいアイデア。

それも日頃は食べることのない希少部位を食べられるなんて贅沢ですね。

豚肉の部位ごとの名称のイラスト@とんかつひなた

 

なお、豚の「部位」の名前を聞いてもどこか分からない方もいると思いますが、店内には分かりやすいイラストがありました。ブタさんも「ブィ」と鳴き声を出しています。

「とんかつひなた」が使用する漢方豚 (漢方三元豚) とは?

とんかつひなたの豚は「漢方豚」という銘柄豚を使っています。

店主の日向さんはもともととんかつ屋というわけではなく、とんかつ好きが高じてとんかつ屋を始められたそう。もともとホテルマンだったとか。

「脂が甘く」「肉質が柔らかく」「味がある」理想の豚肉を探し、たどり着いたのが宮城県の漢方三元豚。そこに行き着くまでに数年食べ歩いたとか。

要はとんかつマニアが最高だと思った豚なのですね。

ところで漢方三元豚には初めて聞く名前なのでホームページを見てみました。すると想像以上にこだわりが満載。

漢方三元豚の特長 (ホームページより)

漢方三元豚は、「えごま」「はとむぎ」「こめぬか」「ハブ茶」「くこの実」などを14種類のハーブが入った漢方飼料を食べて育っているため、排泄物の匂いが大幅に抑えられ、豚舎全体も匂いが少ないというわけです。
漢方飼料の防臭効果だけでなく、ストレスなく育つことで豚肉特有の臭みが解消され、上品な甘さを感じられるようになります。
とろけるような脂身とその甘みを、しっかりとした赤身が受けて、満足度の高い豚肉として完成されます。
御馳走を食べた豚はやはり御馳走なのです。

14種類のハーブとは贅沢のもののを食べているのですね。そして最後の「御馳走を食べた豚はやはり御馳走」という部分が痺れます。

「とんかつひなた」の外観とメニュー

「とんかつひなた」は木を基調にした和食店を思わせる作り。品よくまとまっています。

【「とんかつひなた」の主なメニュー 】

ロースかつ定食(130g)1,300円

上ロースかつ定食(190g)1,800円

上リブロースかつ定食(250g)2,500円

上ヒレかつ定食(140g)2,600円

らんぷ定食(希少部位)(180g) 1,800円

高級とんかつ店としては高い値段ではありません。ロースと上ロースの違いも主に重さ。

さて、19時の待ち合わせより少し早く着いたので友人たちはまだ来ていません。中に入ると奥の方のカウンター席に案内されます。

ソースが2種類あるのが珍しい。基本は塩推しなのかな?塩はペルーの「インカ」と高知の「あまみ」です。しかし手前にある緑の小さいボトルが気になります。

なんどヴァージンオリーブオイルのようです。確かにとんかつに合う気もしますが、とんかつ屋で見たのは初めてかも。

しばらくたって3人揃ったところでいよいよ食べ比べスタートです。

なお、お酒のメニューはこんな感じ。

日本酒は何種類かあるものの、ビールは小瓶のみ。生はありません。またワインもありません。じっくり飲むのは食べ比べコースを頼む人くらいしか想定していない感じでしょうか。

自分は最初の二杯がビール。そしてハイボールという感じでした。

「とんかつひなた」の食べ比べコース

しばらくたって3人揃いいよいよ食べ比べコースのスタートです。

とんかつひなた 生の豚肉

最初に職人の方から生の状態の豚を見せて頂きテンションが上がります。

付け出しにキャベツです。

このキャベツはシャキシャキで美味しい上に、なくなるとすぐにお代わりを持ってきてくれます。こいうサービスも含めて終始気持ちの良いサービスでした。

上リブロース

最初にメインの上リブロースです。

脂身周辺のほんのりピンクな感じがなんとも上品

「まずは何もつけずに召し上がって下さい。その後は塩がオススメです」とのことでまずは何もつけずに食べます。

おおっ、なんとも上品です。そして脂身が甘みたっぷりのなんともいえない旨さです。塩は要らないかな?とも思いましたが、高知の「あまみ」から試してみます。

やはりこれだけ良い肉は塩が合いますね。

ロース

ロースもリブロースと比べると違いがよく分かります。リブロースほどは脂身がありません。

こちらもまずは何もつけずに食べます。脂身以外は意外としっかりした食感。オリーブオイルもお好みで、とのことなのでつけてみます。少し風合いが変わる感じで良いですね。

ヒレ

ヒレは少し恰幅のよい感じで登場。肉汁が汗をかいています。

トリュフ塩

こちらはトリュフ塩でいうことで別皿で塩が提供されます。ところでトリュフ塩って何という感じですが、そのままだとそこまで匂いませんが、カツにつけるとトリュフの良い香りがはっきりわかります。

そして肉汁と一緒に食べますが、柔らかく引き締まった食感が美味。

食べ比べということで、それぞれの特徴、違いを感じながら食べようとしていましたが、同じ豚からきたものなので、当然かもしれませんが統一感というか同じような食感も多々あります。

そして、お次は?

しきんぼ

またヒレ?ではなくこれはしきんぼ。見た感じもこちらの方がひれより表面の切れ目がはっきりしています。

ところで「しきんぼ」「外もも」と「内もも」に挟まれた部分とか。ヒレよりは少し脂肪があるようです。自分としてはそこまでヒレとの違いはわかりませんでした。

らんぷ

「らんぷ」はロースからつながる場所で、腰からお尻にかけての部位だそうです。どちらかというとヒレ寄りのヒレとロースの中間的な食感でした。

とんとろ

そして最後がとんとろ。1頭からほんの少ししか取れないとの事で希少部位の中でも希少部位のようです。

最後の最強に脂肪がきました。脂身をそのまま切り落とさずに使っているとのことでかなりジューシーです。でもなんかべたっとした食感がなくさわやかなんですよね。

とんかつひなたの食べ比べコース豚は最初から最後まで上品な感じは共通していました。

そしてとんかつ自体はこれで終わりですが、お口直しのフルーツの後に、まだお楽しみが続きました。

チャーシュースープ。これは豚汁ではありません。すごく出汁が効いてい美味しいです。とんかつの出汁というより節系の出汁です。

ソースカツ丼

そしていよいよラストのソースカツ丼。

柚子胡椒を添えた「上リブロース」がご飯の上に一切れあります。上リブロースを噛むと最初の感動が蘇ります。

ただ量的にはやや寂しい感じもしましたが、 ご飯の下にも「ロースかつ」が隠れていました

この演出良いですね。

最後の最後まで楽しめ大満足の食べ比べコースでした。

 

会計は食べ比べコース+飲み代で一人5,000円強でした。

「とんかつひなた」の行き方と営業時間

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2丁目13−9

【「とんかつひなた」の営業時間 2023.03食べログより転載 】

昼の部 11:00-14:30 (ランチタイムサービスは13:30)

夜の部 17:00-21:00

定休日 日曜日 (祝日は営業)

今回の食べ比べコースは夜のみ。予約が必要になります。03-6380-2424。

「とんかつひなた」の感想と食べログ採点

【「とんかつひなた」の感想 】

・とんかつの食べ比べコース自体はじめての経験。様々な部位を食べられるし、何より食事を楽しめる。エンターテイメント性も強いと思う。

・漢方三元豚は極めて上品な食感美味。脂が多い部位でも少ない部位でも一貫性は感じられた。

・料理を説明してくれたり、料理の部位をイラストで説明してくれたりと、豚の部位に関する知識のない人に対する気配りが素晴らしい。

・料理を常に最良な状態で出してくれるのもポイントが高い。

 

とんかつひなたとんかつ / 高田馬場駅西早稲田駅学習院下駅
夜総合点★★★★ 4.1

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