「とんかつX」ムスブ田町にオープン!幻の豚「TOKYO X」を使用したとんかつ専門店
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世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
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今回の内容
TOKYO X (トウキョウ エックス)とは?
とんかつ店のブランド豚と言えば、個人的にはなんといっても林SPF。また平牧三元豚や和豚もちぶたをはじめ数多くの銘柄豚が使われていますが基本的にはどれも美味しいですね。
そんな中最近たまに耳にするのが「TOKYO X (トウキョウ エックス)」。東京No.1とんかつ店、南阿佐ヶ谷の「とんかつ成蔵」(なりくら)も使用していると聞いたことがあります。
TOKYO Xに関してはウィキペディアに詳しい説明があったので一部引用させて頂きます。
TOKYO X(トウキョウ エックス)とは、日本のブランド豚「トウキョウX」の食肉としての販売名である。
概要
品種的には、バークシャー種、デュロック種、北京黒豚(英語版)の三元交配種から産み出された。1990年4月に東京都畜産試験場で品種改良試験を開始し、1997年7月17日に合成種の系統豚として日本種豚登録協会(現日本養豚協会)に認定された。
肉の特徴
ロースに微細な脂肪組織(サシ)が入っている。脂肪のうま味が特徴として挙げられ、焼き料理、炒め料理、しゃぶしゃぶなどに適している。反面、背脂肪が厚く精肉の歩留まりが悪い、脂肪の融点が低く加工し難いといった欠点があり、加工業者からは敬遠されている。
東京都畜産試験場で開発されたので「TOKYO X」と呼ばれているのですね。
脂肪の旨味が特徴。これは肉は脂肪の旨味が命と思っている自分にはすごく気になります。
一方で背脂肪が厚く精肉の歩留まりが悪い、脂肪の融点が低く加工し難いといった欠点もあるのか。
また、「TOKYO X」のホームページには美味しさのPRと共に以下のようなことが書かれています。
トウキョウXは「東京SaBAQ」という飼育理念に基づいて育てられています。
農家と品質の維持や安全性の確保などのため、飼育や飼育方法の取り決めを行い、厳しい管理体制の元で生産に取り組んでいます。通常の豚とは異なり、大量生産ができないため生産量が少なく希少価値の高い「幻の豚」と言われています。
品質の維持や安全性の確保など飼育にこだわっていて大量生産ができない。なので幻の豚と言われているのですね。
実際に現在「TOKYO X」を販売している店、または提供している飲食店はあまり多くないようです。
そんな中、今回2020年9月1日に「TOKYO X」を使用したとんかつ専門店「とんかつX」がムスブ田町にオープンしたとの情報が入ってきました。
2020年9月1日 ムスブ田町(msb Tamachi)にオープンした「とんかつX」
「とんかつX」の開業を知ったのは流通ニュースの記事。
たまに行くムスブ田町が2020年9月1日に拡張オープンしそれをもって街区は完成。「とんかつX」はその一角にできたようです。
ムスブ田町/街区全体が竣工「タワーN」商業施設9月1日開業
オフィス、商業施設、ホテルなどからなる複合ビジネス拠点「ムスブ田町」は、2015年10月から開発を進めており、同日「msb Tamachi田町ステーションタワ-N」(以下:タワーN)の竣工をもって、街区全体が完成した。
9月1日より、タワーNの商業ゾーンが一斉に営業を開始。総計36店舗の「ムスブ田町 ショップ&レストラン」となってスケールアップする。
今秋、タワーSと接続するタワーNの商業ゾーンに、新業態、都内初進出店舗など話題性に富んだ計15店舗が出店する。
むさしの森珈琲の新業態「むさしの森 Diner」は、大切な人と楽しめるメニューを多数用意。肉バル「大衆肉酒場 ゼニバ」、讃岐うどんと骨付き鶏の「こびんちょ」、東京都が開発したプレミアムポーク「TOKYO X」を使用したとんかつ専門店「とんかつX」も新業態となる。
大井町でおなじみの「大衆肉酒場 ゼニバ」など色々と気になる店はありますが、「TOKYO X」のことははすごく気になっていたので最初は「とんかつX」に行くことにしました。
ただ、「とんかつX」はまだホームページもなく、食べログの書き込みもなく、グーグル・マップにも登録されていないようで、ほぼ事前情報ゼロの状態で店舗に向かうことになりました。
なお、ムスブ田町に関しては以下の店舗に行ったことがあります。ご興味ある方はリンクからどうぞ。
「広州市場」
「魚金」
「ハッピー」
新しくなったムスブ田町の様子と「とんかつX」の外観、行列の様子
ムスブ田町の入り口には”SCALE UP OPEN” と書かれた看板が置かれていました。
今までムスブ田町の全体像がどうだとか考えたことはなかったのですが、これをもって街区と呼んでいる施設が完成ということになるようです。
広州市場の隣に大衆肉酒場ゼニバを発見。
大井町は夜営業だけですが、こちらはランチのあります。ここにも行かないとな。
そしてその辺を歩いているだけで、ざっくりと10店舗は新規オープンしていた店舗が見つかります。
閉店してしまった「品川品達」にあった「らーめん玉」も新規にオープンしていました。
すごい並んでる。なんとこちらの「らーめん玉」でもチャーシューにTOKYO X を使っているとか。
追記:後日「らーめん玉」に行った記事はこちらからどうぞ。
その左隣りにに「とんかつX」を発見しました。入り口から見て右奥といった立地です。
12時10分で8名ほどが並んでいます。特に大きな宣伝していないと思うのですが、この人通りの多い立地にあるだけで集客効果がありそう。
「TOKYO X」の説明もありました。
TOKYO Xは上質な香り、ほのかな甘み、さっぱりとした脂肪が特徴の豚肉です。そのおいしさづくりは、豚の育成の頃から始まっています。
さて、並びます。回転はそれほどよくないようで、中に入るまで20分ほど、食べ始めるまで30分ほど待ちました。
ムスブ田町「とんかつX」メニューと店内の雰囲気
待っている間も目の前で調理光景を見ることができます。
ガラス窓にはこのように書かれていました。
川崎のミシュラン掲載店 創業48年 とんかつしお田監修。
記憶に残る味と称賛!肉の声を毎日聞いて1ミリでもおいしくすることばかり考えています。
「とんかつしお田」は知らなかったのですが宮前平にあるようです。
待っている間に注文を取りに来ますがメニューが分かりません。気の利く感じの店員さんが店内からメニューを持ってきてくれました。
事前情報ゼロで値段が心配だったのですが、ランチのロースカツは1,380円。それほど高くありません。
ただ通常メニューを見るとこんな感じ。
東京Xはわざわざ赤字で書かれています。ということは東京Xと書かれていないのは東京エックスではない?ランチは全部そうなのか?
またTOKYO Xは結構な値段です。東京Xロースカツ定食はなんと3,500円!
うーむどうしよう。東京Xを食べに来たのでこれを食べたいのですが、3,500円だと高いだけでなくボリュームもすごそう。ランチではそこまで食欲がありません。
店員さんが戻ってきたので詳しく聞くと、やはり赤字のないものは東京Xではないようです。
ただとんかつには全て東京Xでできたラードを使っているとのこと。また、無印のものもブランド豚を使っていてこの日は弓豚というSPF豚との説明がありました。
それでも良いような気がしましたがやはり東京Xが食べたい。ということで、1,800円の「東京Xロースカツ丼」にしました。なお、後で分かったのですが、税別だったので1,980円でした。
入り口の手前にくると看板が2つありました。
さらにメニューもありました。
しかし並んでいる人に隠れるような感じになっていたので、行列とは離れたところにもう1つ増やして欲しいなと思います。
さて、入店。手前のカウンター席に案内されます。
お茶が熱くて少しびっくり。冷たいものを摂りすぎるのも問題ですがこの日はすごく暑かったので冷たいのが良かったな。
卓上の調味料はこんな感じ。
丸大豆しょうゆ、岩塩、ソース、おろし醤油。ただカツ丼だったのでキャベツにおろし醤油を使ったくらいで、岩塩等は使いませんでした。
また「美味しいトンカツの食べ方」と書かれた紙も置いてありました。
これを見るとおろし醤油もついているのか。また、しそ茶で〆ははとんかつ茶漬けを推奨しているのか。少し珍しいな。
店内はムスブ田町の他店舗同様に天井が高く、日がさすのも良い感じです。
カツ丼は結構待ちましたが、その前にキャベツの千切りが運ばれてきました。
ムスブ田町「とんかつX」で頂いた東京Xロースカツ丼
キャベツの千切りは結構なボリューム。しかもおかわり可とのこと。「かつ吉」を思わせるサービスです。
しかも結構シャッキっとしていて美味しいです。おろし醤油で美味しく頂きました。
さて、着席後10分ほどでメインの東京Xロースカツ丼が登場。
結構大き目。丼も上品な感じで良いですね。
海苔と三つ葉の姿が見えます。
まずはカツを一切れ。
おおっ、美味しい。脂が美味しい!
甘みがしっかりですが、ぎとぎとした感じはありません。でも上品なのにパンチ力というか主張はかなりのもの。胡椒がほんのり。
またカツ丼のタレも良い出汁が効いていて美味しい。卵のとろけ具合も良い。カツ丼のカツ以外の部分もかなり美味しいです。
食べ進めますが東京Xの肉質も良いし、カツ丼自体の完成度も高い。あえて欠点を上げるとご飯が熱すぎ。少し冷ました方が良いかも。
また味噌汁はつかないようですが、とんかつ屋のカツ丼は味噌汁が付くことが普通なので付けて欲しいと思います。
それでもボリュームがあってカツ丼自体はかなり満足が高かった。次回は東京Xの旨味がもっと分かる「東京Xロースカツ定食」にしたいと思いました。
ムスブ田町「とんかつX」の行き方と営業時間
〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目1−1 msb田町ステーションタワーN 1階
JR田町駅東口からほど近いムスブ田町にあります。駅から店舗までだと徒歩5分くらい?
【 田町 とんかつXの営業時間 2023.03食べログより転載 】
平日【ランチ】11:00〜15:00(L.O 14:00)/ 【ディナー】17:00〜22:00(L.O 21:00)
土日祝【ランチ】11:30〜16:00(L.O 15:00)/ 【ディナー】17:00〜21:00(L.O 20:00)
定休日 年中無休
ムスブ田町「とんかつX」の感想と食べログ採点
【 とんかつXの感想 】
・東京Xロースカツ丼で、東京Xの脂身の美味しさを垣間見ることができた。しっかり甘味があるが、ギトギト感はなくさわやか。それでいて力強い感じもあった。またカツ丼自体の完成度が高く、この店の調理技術が高い事がよく分かった。
・全体的なオペレーションは比較的スロー。丁寧な調理に時間がかかる感じ。待ち時間は覚悟。ただ接客は接客のベテラン?の方が仕切っていていてスムーズだった。
・お持ち帰りはやっていないそうなので、料金は税込み表記にして欲しいな。
2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)
世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
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特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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