B級孤独のグルメ

食べログ日本一の白いとんかつ「成蔵」予約方法、メニューまとめ 詳細な実食レポあり

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2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)

世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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東京たべある記 とんかつ成蔵 関連店の記事

新橋 燕楽 (えんらく)

三谷成藏シェフが修行した老舗のとんかつ店。叔父が経営する店だとか。

飯田橋 とんかつ憲進 (けんしん)

2023年3月7日オープン。高田馬場「とんかつ なりくら」の店主が独立して立ち上げた店。

とんかつ成蔵 (なりくら)とは?

白いとんかつが代名詞のとんかつ成蔵は2010年高田馬場に三谷成藏(せいぞう)さんが立ち上げた店。

2019年3月21日に高田馬場の店舗は閉店。2019年7月8日に南阿佐ヶ谷に移転オープン。現在に至ります。

食べログ 4.22、Google Map4.3。 (2023.04.15現在)

 食べログの数値はとんかつカテゴリーで日本一で、食べログは百名店の他、庶民ブロガーが目にすることはほとんどないブロンズメダルにも3年連続で選ばれています。

またミシュランガイド東京には2017から2023まで7年連続掲載中

成蔵の名前を知ったのはかなり前。友人のQちゃんが高田馬場付近で仕事がある際によく訪問していたそうで勧められていました。もう軽く5年以上前の話ですが、当時でもとんでもない行列。

高田馬場の店舗が閉店する際は、これは絶対に行かねばと大行列に加わるも、無情にもずっと前に並んでいる人でこの日は品切れになりましたと告げられます。

それ以降もずっと行きたいと思っていましたが、完全予約制が大きな壁になっていました。

とんかつ成蔵 の予約

とんかつ成蔵の予約方法

現在成蔵を予約するのはOMAKASEという予約サイトからのみ。この予約方法がすごく分かりにくい。

月を前後半に分け、月に2回ほど予約を開始するのですが、その予約開始日が決まっていません。

今回、自分はたまたまこのTweetを見て4月13日の12時にネットで予約を取ったのですが、以前はいつ予約開始なのかが分からず挫折しました。

4月13日の夜にはには予約の枠の大半は埋まっており、翌日には完全に埋まっていました。

現地でお店の人に聞いたところOMAKASEの「お気に入り」に登録すれば予約開始日に関するメールが来るようです。

とんかつ成蔵 の予約メニュー

OMAKASEでの予約時にメニューを指定する必要があります。

【 とんかつ成蔵の予約時のメニュー 】

とんかつ定食 5,500円 か 6,800円 のみ

下記のメニューの中から5,500円は2つ、6,800円は3つ当日来店時に選択。
・特ロース
・リブロース
・バラ
・シャ豚ブリアン
・ミルフィーユかつ
・チーズミルフィーユかつ

※メニューは1種類を2つ、3つでのご注文も可。

少し震える価格帯。

他に本日の単品メニューがあり、ドリンクは店内で別途注文することができます。

とんかつ成蔵 この日の単品メニュー

とんかつ成蔵 この日の単品メニュー

とんかつ成蔵のドリンクメニュー

とんかつ成蔵のドリンクメニュー

とんかつ成蔵 の予約時の注意事項

まずOMAKASEに手数料390円を支払う必要があります。

細かい注意事項はOMAKASEに「注文の多い料理店」もびっくりなほど細かく書かれています。常識的なものもありますが、マジか?というものをピックアップします。

キャンセルポリシーが結構えぐい。予約時以降 10%、2日前からのキャンセル 100%です。

また、身体が震えたのが以下の文言。

 規定のお時間にお越しにならない場合は調理の都合上、その時点で、当日キャンセル扱いとさせていただき、次の時間帯のお客様を先にご案内させていただきます。

なんと遅刻したらキャンセル扱い。つまりお金は100%取られるというわけです。

自分が利用している中央線はやたらと人身事故が多くて電車がよく止まるのですが、それも考慮してくれないのかな?

とんかつ成蔵の外観、メニュー

平日の13時に予約。予約当日の午前中は何か飛行機に乗る前のような「遅れてはいかん」という微妙な緊張を感じます。

成蔵の最寄り駅は丸ノ内線の南阿佐ヶ谷ですが、丸ノ内線は2つに分かれている区間があって間違うと大変。安全策で阿佐ヶ谷駅から歩くことにしました。

中央線は事故もなく無事に阿佐ヶ谷に到着。10分ほど歩いて成蔵が見えてきました。

まさに住宅街。

なんと成蔵は一軒家のようでした。

15分ほど前に到着しましたが、すでに5名ほど店頭にある席に座っていたり、立っていたりしています。まあ早めに来ますよね。

途中で感じの良い女将からメニューを渡されます。

自分は5,500円のコースを選んだので2品選択。アブラスキーとしてはリブロースは絶対に食べたかったのですが、本日リブロースはないとのこと。マジか?

特ロースは脂身が少ないとのことでバラかつを選択しました。

とんかつ成蔵 バラかつの説明書き

とんかつ成蔵 バラかつの説明書き

とんかつ成蔵 特ロースかつの説明書き

とんかつ成蔵 特ロースかつの説明書き

もう1つはシャ豚ブリアン。

とんかつ成蔵 シャ豚ブリアンの説明書き

とんかつ成蔵 シャ豚ブリアンの説明書き

成蔵の看板メニューでこちらが名付け親です。

とんかつ成蔵の店内の雰囲気

これだけ厳格にやっているので13時ジャストに案内されるかと思いきや13:03に案内されました。ちなみに滞在可能時間は1時間。

カウンター席に案内されました。1名で予約するとカウンター席、2名以上で予約するとテーブル席という感じです。

テーブルはおそらく一枚板で高級感あり。厨房には三谷シェフ。女性スタッフは4名いますが、調理はすべて三谷シェフが行うようです。

卓上調味料はピンク岩塩、ノンオイルドレッシング、ソース、まさじろうさんのマルオウ純正胡麻油。

BGMは自分が家で聞くようなボサノバが流れていました。

とんかつ成蔵で頂いたもの

前菜

前菜 クラッカー プルドポークのせ@とんかつ成蔵

前菜 クラッカー プルドポークのせ@とんかつ成蔵

前菜はクラッカーでクラッカー自体が結構濃厚。温かいプルドポークが美味しい。酒が飲みたくなります。

小鉢

小鉢@とんかつ成蔵

小鉢@とんかつ成蔵

ひじきの煮物と漬物。ひじきの煮物は大豆、オクラ、それにコーン入り。コーンに驚きも特別感はなし。ひじきが細く隣の席の中国人?ひじきがつかめず苦戦していました。

サラダ

味がついていないのでドレッシングで食べるように言われます。

ドレッシングは結構甘めで酸味強め。

ご飯と豚汁

ご飯は店内で羽釜で炊いていたので、表面にみずみずしい感じが残っています。盛りは少なめ。

豚汁は大根、にんじんだけのシンプルなもの。豚の旨味が出ていて美味しいですが、特別感はなし。最近びっくりするほど美味しい豚汁を出すとんかつ店もありますが、これには力を入れてなさそう。

前菜から豚汁まで正直まるで特別感を感じていませんでしたが、かつに驚きます。

バラかつ

おおっ、美しい。

左は柚子胡椒。

ばらカツ@とんかつ成蔵 阿佐ヶ谷

ばらカツ@とんかつ成蔵 阿佐ヶ谷

いろいろなとんかつを頂きましたが、このような表面は見たことがありません。

口に含むと信じられないくらいトロトロ。なにかとんかつよりも上質の大トロを食べているような気分になります。薄い衣は品よくサクサク。

脂身が実に上品。なにかエレガントという言葉を使いたくなります。

ピンク岩塩で頂いたのですが、こちらの容器が使いづらい。振りかけるタイプなのですが、細かく塩の量を調整できません。ミルで削るタイプの方が良いなぁ。

シャ豚ブリアン

そして成蔵の看板メニューシャ豚ブリアン。

シャ豚ブリアン@とんかつ成蔵

シャ豚ブリアン@とんかつ成蔵

既視感があるのは数多のとんかつ店に真似されたからでしょうか?

ただこの赤身肉。とんでもなく上質。じっくり噛むと旨味が口の中にあふれます。アブラスキーな自分ですが、これは美味しいなぁ。

こんな感じでとんかつは間違いなく最上クラス。付け合せは普通。予約超面倒。コスパうーんという感じでした。

ただ今回自分が上げたような事に目くじらを立てるような人は成蔵には来ないと思います。

B級グルメが近寄る店ではなさそうですが、予約の手間を含めこういう店も経験できたのは良い社会勉強?になりました。

 

とんかつ成蔵とんかつ / 南阿佐ケ谷駅阿佐ケ谷駅新高円寺駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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