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B級グルメブロガーが選ぶ2021年上半期ラーメンベスト10 (醤油・塩・味噌・二郎・家系・油そば)

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2023年5月 月間751,120 PV(アクセス数)

世界一のグルメ都市東京の美味しい店と話題の店に絞って紹介しています。
B級1人グルメ中心でコスパ重視。ラーメン、カレー、とんかつ、寿司が大好きですが、好き嫌いなく美味しいものなら何でもOK!
独身中年おやじ。大阪→横浜→ロンドン→武蔵小山→小田原→西大井→大井町→国分寺
職業:英語講師 (英検1級、通訳案内士)、元翻訳者、元富士通
特技:将棋(将棋倶楽部24六段) 趣味:旅行、料理、お笑い好き(千鳥、かまいたち、オズワルド)
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しげPの選ぶ 2021年上半期ラーメンベスト10

2021年の上半期も100軒以上のラーメン店に行きましたが、その中でも特に美味しかった店10をまとめました。

内訳は醤油ラーメン4軒、塩ラーメン2軒、味噌ラーメン1軒、二郎系1軒、家系1軒、油そば1軒です。

醤油と塩は一応ランキング形式になっていますが、どれも1位でも良いくらいで便宜上ランキング形式にしただけです。

醤油ラーメン ベスト4

ベスト1 らぁ麺 すぎ本 青葉台

自分がラーメンの中で1番好きなの醤油ラーメンですが、2021年上半期で1番感動したのは青葉台の「らぁ麺 すぎ本」。

「すぎ本」店主の杉本康介さんは「ラーメンの鬼」と言われた佐野実さんの最後の弟子としても有名な方。

ラーメンYouTuberのSUSURUさんが言い出した「うますぎ本」というフレーズも有名ですね。

「らぁ麺 すぎ本」は2013年12月東京の鷺ノ宮にオープンしましたが、2020年8月に横浜市青葉区の青葉台に引っ越してきました。

こちらでも人気に火が付いていてこの日は1時間以上待ち。

醤油特製らぁ麺@らぁ麺 すぎ本 青葉台

醤油特製らぁ麺@らぁ麺 すぎ本 青葉台

しかし待ったことを忘れるくらい最高に美味しいラーメンでした。

旨味に深み、厚みがあり更に素材感のバランスの良いスープが最高すぎ本。自家製麺もハイレベル。さらに、チャーシューは美味しい上に厚みもあるのが素晴らしい。

これと並ぶラーメンはあってもこえを超えるラーメンはないのでは?と思えるくらいでした。

ベスト2 Homemade Ramen 麦苗 大森

ベスト2は家からも遠くない大森にある名店「Homemade Ramen 麦苗」(むぎなえ)。

特上醤油@Homemade Ramen 麦苗 大森

特上醤油@Homemade Ramen 麦苗 大森

久しぶりに訪問しましたが相変わらずの高レベル。特上はチャーシューや雲呑などがいちいち絶品。

スープは鶏の旨味、鶏油の旨味がしっかりの鶏清湯系スープ。さらに様々な節系の加わった複雑系のスープですが、旨味の輪郭はしっかり。円やか。いくらでも飲めます。

ただ、以前とはだいぶ印象が違います。醤油が目立たなくなったような。より素材の旨味を引き出そうとしているようにも思いました。

ただ次のステップに進むための試行錯誤段階かな?という気も。今がベストでないような気がします。進化をやめない「麦苗」。今後も注目していきたいですね。

ベスト3 麺屋 吉左右 木場

超有名店ながら、家から遠く営業時間も昼間だけということでハードルの高かった「吉左右」。

しかも当日は大行列。それでもそんな事がどうでもよく思えるほど完成度の高いラーメンでした。

味玉らーめん@麺屋 吉左右 木場

味玉らーめん@麺屋 吉左右 木場

見た目はシンプル。具は味玉を追加したくらい。スープ良くある豚骨魚介。

なのに一口食べると違いに驚き。

まずバランスが完璧。豚骨と魚介の旨味がどちらに偏ることなく旨味を作り上げています。コクがあってほんのりとろみ。

豚骨はそれ自体美味しいのでやや雑な作りになることがありますが、こちらのスープは恐ろしく繊細な旨味を感じるものでした。

もちっとした自家製麺も激ウマ。店の雰囲気も良く、何度でも再訪したくなる店ですね。

ベスト4 めん 和正 三軒茶屋

三軒茶屋でいつも行列があるので気になっていた「めん 和正」。

いわゆる看板のない店(小さな名刺はありました)ですがこの日も行列。

メニューも中華麺とつけ麺だけ。この日は中華麺に評判のチャーシューをトッピングしました。

中華麺 中盛+チャーシュー@めん和正 三軒茶屋

中華麺 中盛+チャーシュー@めん和正 三軒茶屋

店主さんは「永福町 大勝軒」で修行経験ありとのことで、その雰囲気は出ていますが、その進化系という感じで煮干しスープが美味しい!

動物系の下支えもしっかりで旨味に厚みがあります。

そしてチャーシューも素晴らしい。箸で持つだけで崩れてしまうホロホロなやわからチャーシュー。バラ肉の脂身がたまりません。大きさだけでなく厚みも十分でした。

これは並んででも食べたくなりますね。

塩ラーメンベスト2

ベスト1 麺庵ちとせ 曙橋 (現在は小田原市 風祭に移転)

塩ラーメンのベスト1は、2021年1月31日の移転前ギリギリに訪問した「麺庵ちとせ」。一時期食べログで4を超えていた店です。

塩 煮玉子@麺庵ちとせ 曙橋

塩 煮玉子@麺庵ちとせ 曙橋

スープが驚愕の美味しさ。

かなり重層的なのに旨味がはっきりしていて円味があります。塩でここまで深いスープはほとんど経験がありません。

柔らかいが、ほんのりコシがある麺も最高でスープと相性も抜群。具も丁寧な作りにひと手間加えた感じですごく美味しかった。

移転先は小田原市風祭。こちらは5月にオープンして開店当初から大行列を作っているとか。ずっと行きたいと思っているのですが。。近いうちに行きます!

ベスト2 Ramen にじゅうぶんのいち 町屋

個性的な店名の「Ramenにじゅうぶんのいち」は4年連続でミシュランのビブグルマンを獲得している店。

特製塩そば Ramenにじゅうぶんのいち @町屋

特製塩そば Ramenにじゅうぶんのいち @町屋

こちらのスープは食べすすめるうちに旨味が増していくように感じる不思議なスープでした。丸鶏メインのスープは奥が深かった。

またしなやかな食感の麺も美味しい。更にチャーシューが出色の出来。特に鴨チャーシューは旨味が最高ですごく手が込んでいると思う。

自分の家から遠いだけでなく、最寄り駅からも遠いですが定期的に通いたくなる店でした。

味噌ラーメン ベスト1 流星軒 横浜 吉野町

味噌のベスト1は横浜の有名店「流星軒」。

店主さんは矢沢永吉さんのファンでで有名ですが、頂いたラーメンはなぜかB’zでした。

流星ラヴファントム@流星軒 吉野町

流星ラヴファントム@流星軒 吉野町

流星軒は流星パンチという味噌ラーメンが有名なのですが、当日頂いたのはそれより美味しいという流星ラヴファントム。

「ラヴ・ファントム」、”LOVE PHANTOM” はB’zの曲だとか。あれっ?まあ良いか。

その「流星ラヴファントム」。

濃厚でコクがあり様々な味が味わえるものの旨味の輪郭のはっきりした美味しい味噌ラーメンでした。太麺も美味しい。チャーシューも手間ひまかけたもの。わんたんも美味しくかなりお腹いっぱいになりました。

有無を言わさずとても美味しいラーメンでした。こちらも家から遠いですがレギュラーメニューも食べてみたいです。

二郎系 ベスト1 えどもんど 西日暮里

ラーメン二郎、二郎系。どこも下品?な感じはあるものの間違いなく美味しいですが、通常の二郎系よりもワンランク上の美味しさと評判になっている「えどもんど」。

ラーメン(豚2枚・半玉子)ヤサイマシ、にんにく少し@えどもんど 西日暮里

ラーメン(豚2枚・半玉子)ヤサイマシ、にんにく少し@えどもんど 西日暮里

それは嘘偽りなくスープも麺も具もすべて美味しかった。

スープは円やかなスープで動物系の甘みが目立ちます。

麺も太さは二郎系としては普通で固めといった茹で加減ですが、コシがしっかり。力強い。その割に重くないと言ったら矛盾しているようですが、何かスッキリ食べられる美味しい麺でした。

アブラや豚も美味しかったな。かなり洗練された二郎系で瞬く間にラーメンフリークが知ることになり、こちらも行列がとんでもないことになっています。

家系ベスト1 いずみ家 馬込

2021年上半期は家系ラーメンもかなり行きました。話題の蒲田「環2家」、伝説の「近藤家」などもちろんどこも美味しかったですが、1軒あげろと言われたら馬込の「いずみ家」。

「いずみ家」の店主は「寿々㐂家」で修行された方ですが、「寿々㐂家」はかつて家系御三家と言われた「本牧家」の支店1号店。「いずみ家」は名門の系譜を受け継ぐ店なんですね。

ちなみに「いずみ家」の店主の奥さんはの泉谷しげるさんの実娘。「いずみ家」の看板も泉谷しげるさんがデザインしています。

らーめん並@いずみ家 馬込

らーめん並@いずみ家 馬込

自分が好きな家系ラーメンのスープは豚骨の旨味がしっかりで醤油が強すぎないバランス系のスープ。直系に近い店は醤油が強いと感じることが多いのですよね。その点で「いずみ家」は完璧でした。

また、家系御用達の酒井製麺は直系店および1部の店舗のみ使用している「杉印」と言われる短めでもちもちした麺の方が「杉印」でない麺よりも明らかに美味しい。

「いずみ家」の麺も美味しいなと思ったのですが、後で「杉印」を使用していることが分かりました。やっぱりね。

「いずみ家」はスープ、麺、チャーシューなどの具が隙なく美味しかった。家からも遠くないので頻繁に通いそうな予感がします。

油そばベスト1 Menクライ 浜松町

愛する北品川「中華そば 和渦 TOKYO」の2号店として浜松町に2021年2月にオープンした「Menクライ」。

超極太の手打ち麺が売りの店。自分も開店するとすぐに店舗に訪問しました。

醤油味玉ラーメン@MEN クライ 浜松町

醤油味玉ラーメン@MEN クライ 浜松町

「和渦」でも手打ち麺を限定で提供していたのでその流れを受け継いでいます。

やはり手打ち麺は美味しいですね。「和渦」の高橋店主は以前からずっと天才職人と思っているのですが、さすがにうまくまとめるてくるなという感想だったのですが。

数カ月後にTwitterで「Menクライ」の油そばが評判になっているのでそちらを食べに行きます。

特製油そば@MEN クライ 浜松町

特製油そば@MEN クライ 浜松町

麺を一口食べてびっくり!すごく旨くなっている。以前のも十分に美味しかったのですが麺を噛んだ時に感じる旨味が強くなっています。この食感最高だな。

トッピングは「和渦」のチャーシューは東京のラーメン店でもトップクラスと思っているのですが、まだ進化しています。味玉もむちゃうま。

「和渦」が大井町にあった時代に高橋店主が同様のラーメンを何度も進化させていく様を見ていましたが、この油そばの完成度はヤバいと思いました。ぜひ食べていただきたいですね。お勧めです!

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